──映画『福福荘の福ちゃん』の福ちゃん役の抜擢理由は?

藤田監督:はっきりと発想した瞬間は具体的に覚えてないんですけど。
たぶん、テレビで大島さんが映っているのを見てて、その瞬間に思いついたと思うんですけど。
福ちゃんっていう役があって、誰がいいと思ってたんじゃなくて…大島さんが思いついた瞬間に、肉体労働の作業服を着たおっさんの格好で、坊主頭でというのが同時に思いついて。

大島:坊主頭じゃなかったですからね(笑)。

コトブキ:これ大前提、丸刈りの中年男性ですからね。
大島さんが、中年男性役ということなんですよ。
大島さん、オファー受けた時の感想はどう思いました?

大島:まず、”中年男性?”って笑いましたよね(笑)。でも、すごく面白いなと思いました。
こんなオファーも今後いただけないでしょうし、こんなのでやって頂けるならと、ぜひともとすぐ返事したと思います。

コトブキ:監督は、大島さんにオファーを直接されたそうですね?
その時、緊張したらしいですね。

藤田監督:緊張しましたね、もし大島さんに断られたらと思って。
頭の中にシナリオはあったし、筋書きを書いたやつとか企画書を作ってて…もし大島さんに断られたらショックだなと思って。
プロデューサーと一緒に、もし断られた場合、この人でいけるという人がいれば、ショックも軽減されるんじゃないかと思って話し合ったんですよ。
それでも、1人もいないんですよね。

コトブキ:福ちゃんは、大島さんしかいないと思っていたと。

藤田監督:すごいタレント名鑑を見たんですけど、男も女もいなかったんですよ。

コトブキ:オファーを出した時に、条件があったんですか?

大島:体重の制限がありましたよね。

藤田監督:当時はまだ太っていたので、痩せないようにしてでくれと、なるべく太ってくれと言いました。
体型にコンプレックスがある役ではあったので、そこはあまりシュッとしないでほしいなと思って(笑)。

コトブキ:痩せないようにしてくれと言われたのに、大島さん、それが無理になったんですよね?

大島:24時間テレビのマラソンのオファーが来てしまったんですよ(笑)。
痩せなきゃいけない、この仕事もやらせていただきたいということで…まず、15キロ痩せました。

コトブキ:監督は、その時どう思われました?

藤田監督:落ち込んだというか…大島さんが終わった後で太ってくれると言っていたので、信頼はしてたので。
それを一ヶ月で、10キロ近く戻してくれたので。

大島:いつも食パン一斤に、チョコレートはさんで食べてました(笑)。
人生の中で、初めて太るって大変だなって思いましたよ(笑)。

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