──法廷劇を題材にした、是枝裕和監督の映画『三度目の殺人』
なぜ、これをテーマに?


ずっとホームドラマが続いていたので、それは人間のデッサン力を自分なりに入れようと思って、なるべく興味の半径を狭く狭く、何も事件の起きない話をやろうという意識でこの数年いたものですから。
それを前作の「海よりもまだ深く」というホームドラマで一区切り付けて、少し視野を広く持って、それで事件モノと考えたわけじゃないんですけど。今の社会の中で自分が生きていて、興味のあるというか、疑問に思っている、法というのかな、人を裁くことというのか…そういうことをやってみようかなと思ったのがきっかけです。
よく新しいジャンルにチャレンジと書かれるんですけど、僕としてはむしろ自分の出自を考えても、自分の一番真ん中にあるやり方なので、新しいチャレンジというのとは、ちょっと違いますね。

医療裁判モノみたいなものをドキュメンタリーの中でやったことがあって、傍聴にいった時に感じている、日本の裁判の特徴というのかな?
実際に、ドラマとか映画で作られている、スーパーヒーローが出てくるものとか、そういうものとの乖離、そういうものを感じていたんですよ。
自分がやるのであれば、最後に答えが出てハッキリするものではないものをやりたいと思いました。

○ゲスト情報
是枝裕和監督の映画「三度目の殺人」は、9月9日公開です!

「詳しい情報は映画「三度目の殺人」公式ホームページへアクセス」