去年の暮れ。東京日比谷の日本外国特派員協会で、あたたかなパーティが開かれました。それは、ある長いタイトルの本の出版を祝う回でした。

『映画館へは、麻布十番から都電に乗って。』

あの東宝の社長 高井英幸さんが、ジブリの発行する雑誌『熱風』に連載していた不思議な物語が、角川書店から出版されたんです。

それは、1953年に母親に連れられて麻布十番から都電に乗って、日比谷の有楽座へ行った少年が、やがて、映画の魔法にとりつかれ、東宝に入社、有楽座で働き、その有楽座が取り壊されるのを見届ける、、、。

そんな映画のような物語です。

その物語の秘密をさぐるために、パーティのあと、れんが屋で行われた高井英幸さんと鈴木さんの対話を盗み撮りさせていただいたんです。

今回のポッドキャストは、その模様を聴くことができるんです。
ぜひ聴いてみてください。