それは、ちょうど一年前の冬のことでした。
ひとりの青年がれんが屋を訪れたのです。
その金髪の青年は、不思議な人でした。
どこか達観していて、何かに絶望しているようなのに、その絶望をエネルギーにして、ポジティブに生きようとしようとしている、、、、。
その夜、れんが屋を立ち去るとき、青年は、だれも予想しなかったことを言いました。

ジブリで働かせてください。

もう40歳をこえていて、実は青年ではないその人は、あのニコニコ動画をつくった人。
ドワンゴの会長、川上量生さんだったからです。

でもスティーブジョブズが亡くなり、モバゲーがベイスターズを手に入れる激動の時代に、川上さんはなぜ一年間も、のんきに鈴木さんの下で働きつづけてきたのでしょう?
正攻法の取材では、またはぐらかされてしまいそうなので、鈴木さんにおねがいして、プロデューサー室のおやつの時間にテーブルの下にデジタルレコーダーを貼りつけさせていただきました。
オンエアのあと鈴木さんから、こんなメールが届きました。

「面白かった。ドワンゴの社員が聞いたら、かなりの衝撃だと思います。ああ、川上さんって、こういう人なんだ、という意味で…笑。」



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出演はスタジオジブリ鈴木敏夫、ドワンゴの会長 川上量生さんらでお送りします。