モニター紹介

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[No.8] 絵のないDVDには賞味期限もない!?
投稿者:遠藤慎也 / 男性 / 20代 / 東京都 投稿日:2009/8/17 0:16
いま渋谷のハチ公あたりからは4つくらい、大きなモニターが見える。そこに様々な映像がひっきりなしに流れていて、昔はそれがとても都会っぽく感じて自然な光景に見えたが、冷静に見るとやっぱりそれはかなり異常な光景に見える。
とにかく情報が多すぎる。多すぎて、個々がもつ情報云々よりも、それらが都会のBGMとしてしか機能していない気がする。要は、内容なんかどうでもよくて、都会っぽさを出すための演出にすぎない気がする。
パソコンでもケータイでも音楽プレーヤーでも映像が見られる時代になってまだ間もないが、すでに映像には食傷気味になっていて、僕がこのラジオにとても惹かれたのはそのせいだと思う。音声のみという形態が新しく感じたし、視覚を必要としないのが新鮮だった。このDVDに映像がないことは、最も重要な要素だと思う。おかげで、人の話を聞くために神経を使ったのも久しぶりだった。
いま生きている時代について深く語ることは、実際はかなり煙たがられるので、こういう話が聞けるのは嬉しい。それに、いつ聞いても話の内容が新しく感じるし、新しい収穫がある。何年後かにこのDVDを再生したとき、もしそこに、ちょっと若い鈴木さんが映っていたら、すべてが過去のものになってしまい、この新鮮さは感じないだろう。
[No.7] 進歩が生み出すもの
投稿者:遠藤慎也 / 男性 / 20代 / 東京都 投稿日:2009/7/10 4:46
パナソニックの柏木吉一郎さんがポニョのブルーレイ版を製作することに。
作品のブルーレイ化は、ジブリにとっては初の試み。
懸念する部分がいくつかある中、「とにかくやってみよう!」ということになったようです。

技術が進歩すると、今までできなかったことができるようになる。
その結果、便利になると同時に新たな問題が発生する。
レベルは進歩しつつも、問題が発生し、それを解決し、また新たな問題が発生し、という構造は変わらずあり、その構造がある限り、人間はどこまでも何かを追求し続けるのだろうと思います。

僕がまだ小学生のころ、ある先生が「人間は、想像できるものはいつか必ず実現する」と言っていたのを覚えています。原爆やクローン技術などを例にあげてそういう話をしていたことが印象に残っていて、子供ながらに、人間というものがとても恐ろしく感じたし、貪欲で図々しい生き物だとも思いました。
もちろんそんな人間が作ったものの恩恵をしっかり受けながら今まで生きてきたわけで、その貪欲さと図々しさがなければ進歩はないと、今では思っています。ただその進歩が、かならずしも意図した方向だけを向かないというのは、いつの時代でも言えることでしょうね。

ポニョのブルーレイ化も、きっといろんな利益と問題を生んでくれると期待してます。
成功か失敗かの二点よりも、やってみることで見えてくる何十点もの未確認物体を発見することのほうが、ずっとゾクゾクすることだと思います。

そして、ポニョから始まるもう一つの試みが、責任者の名前を挙げるということ。
ポニョのDVDを買って観てみましたが、本編がはじまる前に、確かにありました。
企画、撮影、そしてDVD製作者、それぞれの責任者の名前。
鈴木さんが言うように、雑誌には発行元や編集者、印刷会社などの名前が記載されていますが、DVDに関してこういう形は見たことがありませんでした。
不思議なことに、責任者の名前が出てきたとき、観ているこちらもどきっとしました。「おれたちが一生懸命つくったんだから、しっかり見ろよ!!」と言われたような、見る側にもなにか責任を課せられたような感覚でしたね。面白い感覚でした。

そして、責任の所在を明らかにしはじめた今回、図らずも「ポニョはこうして生まれた」の発売が延期されてしまうという事態が起きてしまいました。責任者として、鈴木さんから説明と謝罪がありました。楽しみにしていた大勢の方を思うと複雑ですが、鈴木さんの真摯な態度と、今回の件を誰よりも悔しく思っている気持ち、作品にかける思いが伝わって、発売がいっそう楽しみになりました。
なにより、「30年間、宮さんと一緒に働いてきたが、彼をもっと知りたい」という言葉。
こんな言葉を言える人が、世の中にどれだけいるでしょうか。
人生の中で、自分にとってここまで魅力的な人物に出会えること以上に素晴らしいことはあるでしょうか。
どんな謝罪や説明より、この言葉が聞けて嬉しかったです。
発売時期云々よりも、とにかく鈴木さんの納得がいく形で世に出してほしいと思います。
楽しみにしてます。頑張ってください。
[No.6] 探る作業
投稿者:遠藤慎也 / 男性 / 20代 / 東京都 投稿日:2009/6/23 20:10
映画の宣伝プロデューサーとしてジブリ作品のヒットを支えてきた東宝の市川南さん、伊勢伸平さん、矢部勝さん。この3人がそれぞれ作品に関わった期間を合計すると約14年。
それはそのまま鈴木さんとのお付き合いの期間にもなるわけですが、果たしてこの14年で鈴木さんは変わったのか!?というと、何も変わってないそうです。

「高圧的で、誰もが1回は怒鳴られる」

怒鳴ることに関しては鈴木さんも自覚があったようで、矢部さんとの打ち合わせの時、
@昼間の時間帯を選び
A人の多い場所で
B日本テレビの奥田さんが同席
という、怒鳴らないための状況を作ったにも関わらず、大声で怒鳴られた矢部さん。
打ちひしがれてトボトボと帰った矢部さんは、落ち込みつつも、鈴木さんの映画にかける情熱を感じたそうです。

この時、矢部さんが担当していた作品は『もののけ姫』。ジブリが掲げた収入目標は、映画業界では常識はずれだったそうです。どのくらいの映画館や座席数、回転数が必要になるのか、映画のプロ達が綿密に計算して、不可能に近いとまで言われましたが、その予想をくつがえして映画は記録的な成功を収めました。

映画業界の人でさえわからない映画の行く末。その宣伝たるや、最後の最後まで答えはわからないでしょう。決して数字上の計算では読み取れない何か大きな力が働いてしまうのが映画なら、その力を信じて可能な限りの時間と思考と情熱を注ぐのが映画宣伝の仕事なのだと思いました。

「宣伝の仕事は探偵だ」と鈴木さんが例えるように、わからないものを探り続けなければなりません。その中から映画の思想を汲み取り、集客につなげるのが宣伝の目的だとすれば、映画を生かすも殺すも宣伝次第、と言っても過言ではない気がします。

「こんなに打ち合わせをする映画プロデューサーはいない」
と3人に言わしめる程、宣伝会議に時間を費やす鈴木さん。
それは、答えのない宣伝という作業に少しでも確実性を与えようという目的もあると思いますが、同時に、宣伝に関わるたくさんの人たち、その人たちが一体どんな人でどんなことを考えているのかを知る目的もあるでしょう。

DVDから聞こえてくる3人の声は、僕にとっては区別がつきません。声の質も口調も似ているんです。しかし、鈴木さんの話しによると三者三様で、矢部さんは情熱を体中にみなぎらせる熱血漢、市川さんは情熱を内に秘めるクールなフランス男、伊勢さんは仕事の仮面をかぶり決して公私を混同しないタイプ。鈴木さんは、伊勢さんの仮面を剥がし、公私を混同させた瞬間がうれしいようです。

映画成功への未知の航海に向けて一緒の舟に乗る。その上で必要なのは、映画の行く末を探る前に、一緒に舟に乗る人との、公と私の一線を越えた関係づくりを探ることが大事な一歩目なんですね。
[No.5] 『感じ』をくるむ
投稿者:遠藤慎也 / 男性 / 20代 / 東京都 投稿日:2009/6/16 3:53
かつてトトロのぬいぐるみを作った サン・アロー の 関正顕さん。
今回ポニョのハンドパペットを作るにあたって、いろいろな苦労があったようです。

鈴木「そもそも試作品が出来上がるのに、なんであんなに時間がかかったんですか?」
関 「トトロの時と違って、映画が出来上がる前の段階だったから、雰囲気がわからなかったんです」
鈴木「そんなの絵コンテ見ればだいたいわかりますよね」
関 「まぁそうなんですけど・・・」
鈴木「他の仕事が忙しかったんですか?」
関 「いや、そういうわけじゃ・・・」

鈴木さんの容赦ない直球にたじたじの関さん。聞いてるこっちもハラハラします。
それでもトトロ以来20年のお付き合いをしているお二人。

鈴木「しかし、出来上がったものは本当に素晴らしかったですよ」

この一言で関さんが救われた気がして、ほっとしました。


“ぬいぐるみ”というのは文字通り、ぬってくるむだけ。それだけに「似てる」「似てない」という目線だけで判断されるかもしれないし、「売れる」「売れない」という基準だけで評価されるかもしれない。

しかし、関さんはこう考えています。
「似てる似てないは二の次。大事なのは、お客さんが何を感じるか。お客さんにその『感じ』を感じてもらうために、僕達は試行錯誤しながらその『感じ』をくるむんです。例えばトトロのおなかのやわらかさとか」

かなり抽象的ではありますが、言葉では言い表せない『感じ』をくるむのが一番大事であり、一番むずかしいそうです。それがうまく表現できたとき、初めてぬいぐるみに命が宿り、長く愛されるものになる。

表面上かわいく仕上げるのは恐らくいくらでもできると思います。しかし、映画あっての商品であって、そういう意味では映画が持っている『感じ』をいかに取り出せるか、取り出せなかった場合、その商品がいくら売れてもそれは商品の一人歩きになってしまって、映画とのつながりが薄くなる気がします。特に、ぬいぐるみというのは実際触ることができますから、パズルとかマグカップとは違って、それが持つ質感、それこそトトロのおなかのやわらかさが重要であって、もしもトトロのおなかが硬かったら、ちょっとショックですよね。「こんなに硬いんだ・・・」っていう。そのまま映画のイメージまで壊れてしまうかもしれません。ぬいぐるみも、もはやただの商品ではなく、映画の一部なのかもしれませんね。
そんなぬいぐるみを、今回、映画が上映される前に作ったわけですから、さぞかし難しかったと思います。関さんにとって『映画の上映=作ったぬいぐるみの答え合わせ』だったのかもしれません。

ちなみに関さんは映画の感想として「宗介を見て嬉しかった。子供らしい子供を見た」
と語っていました。
僕はこの映画を観て、津波を起こし、街を沈めてまで宗介に会いに行くという、その凶暴さにポニョの純粋な気持ちが現れていて微笑ましかった(これはポニョが魚の子だったからであって、人間の子供だったら怖かったかもしれません)反面、宗介がその凶暴さを平然と受け入れるところに愕然としました。「好き」と言われて「好き」と答える宗介の男気に惚れた!という感じです。

現在、関さんは「子供からすごいと言われるお父さん」を目指して、伊豆と那須でぬいぐるみのミュージアムを運営されています。そこでトトロのぬいぐるみの展示もやっています。

関 「トトロの方は常設じゃなくて、期限が切られてます」
鈴木「切られてるって、自分で期限きめたんじゃないですか!」
関 「まぁそうなんですけど・・・」

このやりとりも、後半になると安心して聞いていられるようになります。
[No.4] やっぱり怖い鈴木さん
投稿者:遠藤慎也 / 男性 / 20代 / 東京都 投稿日:2009/6/13 7:20
「人の人生を編集する」
「人の生き血を吸う」
など、いろいろと酷評(?)されている鈴木さん。
あげくの果てには、
「目力で牛を倒す」
という説まで。
一体どこまで怖い人なんだろう・・。

「女は怖い」という章がありますが、この章に登場する方々にとって一番怖いのは、まぎれもなく鈴木さんでしょう。

現ジブリ社長の星野康二さんもその一人のはず。

鈴木さんから「ジブリの社長になってもらえませんか?」という話をもらった時、星野さんにその気はまったくなかったそうです。
それが何故、社長に就任することになったのか。

鈴木さんは、「星野さんは絶対ジブリに来てくれる!」と何度も自分に言い聞かせていたそうです。そうやって「自分で自分に魔法をかける」ことによって、星野さんにもそれが通じると思っていたんですね。もはや魔法というより催眠術に近いです。そして、その催眠術は星野さんに見事にかかった。
こころなしか、星野さんの語り口調は、この現状が今でも信じられないといったような感じです。しかし、最後にはしっかりこう言っていました。「この人たちとなら何か面白いことができそうだから!」

やっぱりそうですよね。
「面白いことができる!」と信じない限り、人を楽しませるものは作れません。それは鈴木さんもずっと思ってきたことでしょう。雑誌の編集をやめて宮崎監督と一緒に歩いていくことを決めたとき、そしてこのラジオを始めようと思ったとき、根底には「この人たちとならきっと面白いことができる!」そうやって、自分に魔法をかけてきたんだと思います。そしてその魔法が今、多くの人を楽しませている。
鈴木さん、やっぱり怖い人です。
[No.3] 王道からの脱線
投稿者:遠藤慎也 / 男性 / 20代 / 東京都 投稿日:2009/6/9 2:15
服部さん、はじめまして。よろしくお願いします。

服部さんのおっしゃるとおり、ここに登場する皆さんはポニョに関する様々な分野で粉骨砕身し(ポニョという共通事項を完全に忘れてました。すいません!)、映画のヒットへの一翼を担った人たち。そしてそれぞれが個性あふれる人柄をお持ちです。ポニョがなぜヒットしたのか。この章の中から少しずつそのヒントを探ってみたいと思います。

第五章の1番手はアサヒ飲料の関慎太郎さんと、おなじみ藤巻さんです。
ポニョのタイアップを担当されたアサヒ飲料の関さん。そこには大きな不安があったようです。というのは、すでに人気のあるキャラクターを使用するのではなく、これから制作される映画を一緒に応援する、という立場だからです。
タイアップ先の企業に対して、鈴木さんの考えは一貫しています。「映画の成功なしには、タイアップは成功しない。商品の売れ行きよりも、まずは映画を成功させることに注力してほしい」。そしてこうも言っています。「映画が成功するかどうかは、映画を作り終わってからでないとわからない」。
鈴木さんは今まで多くのジブリ作品を成功に導いてきましたが、ジブリだから安心、という気持ちを持たれたら映画は絶対に成功しない、という強い思いがあるのだと思います。その考えに関さんは共感され、かくして一緒の舟に乗ることになるのです。

3人の話は「ペットボトルのお茶」へと移っていきます。
「ペットボトルでお茶を飲む時代が来るとは思わなかった」と語る藤巻さん。お湯を沸かしてお茶を飲む、という文化が消えつつあり、今やお茶はコンビニで買う時代。お茶を飲むためにお湯を沸かし、茶葉を入れ、飲み終わったら急須と湯呑みを洗う、という手間がペットボトルによって解消され、そして味も十分おいしい。ペットボトルのお茶が多くの人に受け入れられるようになったのには、このような背景があると思いますが、その光景に、鈴木さんや宮崎監督は戸惑っているようです。


ポニョの制作期間中、宮崎監督に密着取材をしたNHKの荒川格さん。
僕は以前、荒川さんが撮影されたこの番組を拝見しました。
アニメ業界においても技術が進み、CGを用いての制作が全盛になった今、『崖の上のポニョ』ではなぜ手描きにこだわったのかという問いに、その番組内で宮崎監督は、街の下駄屋に例えてこう答えていたと思います。
「街に100軒あった下駄屋が1軒になっても、1軒ならやっていける」。
CGに代表されるデジタル技術がアニメ業界にも深く入り込んでいること、そして、その技術から受けられる恩恵を、宮崎監督は誰よりも理解していると思います。だからこそ今回、手描きという、衰えつつあるアナログな手法にこだわったのだと思います。

方法が違えばかかる手間も違う。そうすると、おのずと結果にも違いが出てきますが、それは優劣をつけるものではなく、どちらが好きか、という主観の問題になってくると思います。それはどことなく、『ペットボトルのお茶』と『急須で入れたお茶』の違いと似ているような気がします。
利便性を追求したものはどこか無機質で、それが周りに溢れると、手作りのあたたかさを求める。そういうものが無意識に人の中にあって、それがある意味、今の時代に合ったのだと思います。


話が飛びますが、関さんはポニョをはじめて見たとき、「あんまりかわいくない」と思ったそうです。それを聞いた鈴木さんは、「それが宮崎監督の狙いだ」と言います。「世の中にはかわいいものがはびこっている。そこにまたかわいいものを一つ付け加えてもしょうがない。醜いものにこそ愛すべき部分がある」。
言われれば当たり前のように聞こえますが、距離をとって物事を見ないと、こういう発想はなかなか生まれないと思います。
「だから飲み物も、口当たりの悪いものがあったっていいじゃん!」という鈴木さんの意見には、関さんと藤巻さんも納得されている様子でした。


王道を行くよりも、王道から脱線したところに面白さがある。ポニョは、その脱線した先にいた、ちょっと変わったキャラクターだったことが、多くの人に受け入れられた理由かな?と思います。
[No.2] 第五章 遠藤さんへ
投稿者:番組ディレクター 服部 / 男性 / 50代 / 東京都 投稿日:2009/6/7 19:52
この大不況の時代にポニョはなぜあんなヒットになりえたのか?この第五章は、ポニョのヒットを支えた汗まみれな人々とのお話をh中心に集めました。タイアップしたスポンサーやハンドパペットを作ったぬいぐるみ屋さん、宮崎さんの密着取材を続けた人、ジブリの若い社員、そして映画会社の宣伝マンのみなさん。
驚くのは、みなさんに顔があることです。鈴木さんがひとりひとりの人の個性を感じながら、仕事をしていることです。うらやましいですよね。誰でもいい仕事は悲しいですよね?
一見地味な章ですけど、ポニョ大ヒットの秘密はそんなひとつひとつの仕事の姿勢にあるのかもしれません。
遠藤さんはそれぞれのゲストとの対話に何を感じたのか?それぞれの感想などお聞かせください。楽しみにしています。よろしくお願いします。
[No.1] 【感想】
投稿者:遠藤慎也 / 男性 / 20代 / 東京都 投稿日:2009/6/6 21:45
特典映像満載でサービス精神旺盛な昨今のDVDと比べると、どこか頑固親父のラーメン屋のような異質な雰囲気が漂うこのDVD。余分な要素を一切取り除き、おまけに早送りも巻き戻しもできない。そこには一種の「不自由さ」を感じました。しかしそのおかげで、気がつくと話を聞くことに集中し、その内容にのめりこんでいます。
冷暖房なしで私語も厳禁!でも味は最高!!っていうラーメン屋。その味は不思議と心に残ります。

技術の発展によって、見るもの聞くものを全て記録し、多くの人に公開できるようになった今の時代は、良くも悪くも情報に溢れ、自分の体で直接感じ、考えて行動する機会を失くしています。その中で、情報量よりも、伝えたいことを適切な形で発信することの大切さを考えたとき、このDVDの‘不自由さ’は、一つの模範だと思いました。


さて、第五章のテーマは、“一緒に舟に乗る”。
ここで登場するゲストの方々は、鈴木さんや宮崎監督と一緒に仕事をする中で、怒鳴られ、傷つきながらも本音を語り合い、苦労を分かち合った人たちです。
目まぐるしい変化の中にいると、人は何を信頼し、何を大切にしていけばいいのかわからなくなることもあるかもしれません。
しかし、行く先は見えずとも、人とのご縁を信じて行動すれば、新しい何かが見えてくる。それは鈴木さんに言わせれば、“相手を信頼し、一緒に舟に乗ること”。

「小さい頃から三ツ矢サイダーを飲んでいたから」、「話してて正直な人だと思ったから」、そういう些細なところに“何かのご縁”を感じてしまう鈴木さんにとっては、まさにその出会いこそが、同じ舟に乗り込む最大の理由かもしれません。

いくつもの大きな波を一緒に乗り越えてきた人たちの波乱と情熱に富んだ話。そして、鈴木さんとのご縁に結ばれた多くの方々が極秘裏に企画した、鈴木さんの還暦シークレットパーティーの模様も聞ける第五章!!内容濃いです!!