2018.5.7

大林素子の背中を押した“キング・カズ”の言葉とは?

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。5月6日(日)の放送は、前回に引き続き、女子バレーボール元日本代表の大林素子さんが登場。オリンピック3大会連続出場を経験した大林さんに、世界を相手に戦う心得などいろいろと話を伺いました。

大林素子さん(右)と、パーソナリティの丸山茂樹



◆団体競技の醍醐味

丸山:現役時代、世界のトップアスリートたちと戦うために大切にしていたことって何でしょう?

大林:「勝ちたい!」と思わなくなったらおしまい。常に「1番になりたい!」と思ったし、「絶対にメダルを獲りたい!」という気持ちで生きてきたので。

丸山:ゴルファーの世界は個人競技なので、圧倒的な力の差があってもどこかで“倒せるんじゃないか”というのがある。例えば、ものすごく強いタイガー・ウッズと一緒にコースをまわっても、たまたま勝っちゃったりすることがあるんです。でも、バレーボールってみんなでやる競技だから圧倒的に実力差があると、試合をやる前から勝敗がわかっちゃっているようなときがあると思う。そこを覆すためのモチベーションって何だった?

大林:私が現役のときに一番強かったのはキューバで、私と同じ年のミレヤ・ルイスという選手がエースで、身長175cmなのに世界一のアタッカーだったんです。彼女は全てにおいてスゴい選手でしたが、レシーブとかサーブは苦手でした。ミレヤ・ルイスには足元も及ばないけど、完璧な選手にも、どこかに何か穴があると思うんです。6人のチーム全員の相乗効果で、かけ算のように力を倍にすることができる可能性があるのが団体スポーツなので。信じられないチームワークとか全員が1つにまとまったときに“バン!”と勢いが出るときがあるんです。それが団体スポーツの醍醐味だと思います。

丸山:強豪チームとの対戦も、それがモチベーションになっていたんですね。

大林:不安になったときにも隣に仲間がいるので、よくわからない自信に繋がることもあり、すごく助けられました。

丸山:僕らはすぐに“ポキン”と折れちゃう(笑)。

大林:プロゴルファーの方は1人だけど、キャディさんとの信頼関係はどうなんですか?

丸山:最終的に決断するのは僕です。情報を欲していないときに“ポン”と聞かされちゃうとおかしくなるときもあるんですよ。だからあとで「ああいう場面では、こっちが聞くまで待ってくれ」とか、空気感の話はよくしましたね。

大林:へぇ~。

丸山:「あれ!? こっちから風が吹いていませんか?」と言われて、“違う方向で決めていたのに!”って。それが気になって変な方向にボールがいくとか。ショットのときやクラブを選ぶとき以外、パッティングのラインは99%聞かなかった。パットが外れたら自分の責任にしたいし、そっちのほうが気が楽だから。「お前がこっちに切れるって言ったじゃね~か!」って揉めている選手もいるからね(笑)。

大林:そうなんですね(笑)。

◆サッカー三浦知良選手の言葉

丸山:大林さんはオリンピックに3大会連続で出場されて、1995年には日本人初のプロバレーボール選手となりました。

大林:ソウル大会(1988年)は4位に終わって、メダルを途切れさせてしまって……それが悔しくて、もう4年頑張ったのにバルセロナ大会(1992年)では5位に落ちてしまって。でも、日本では一番で、周りに敵がいない状態で。バルセロナが終わったときにメダリストと話をしたらみんなイタリア・セリエAで武者修行をして自分を高めて、チームに還元していたんです。それを聞いて「これだ!」と思ってセリエAでプレーすることに決めました。当時、カズ(三浦知良)さんとマネージメントが一緒だったんですけど、「初めてやるときにはいろいろと風当たりが強いけど、絶対に海外でやったほうがいい」と背中を押してくれて。

丸山:さすが、キングの言葉は重い!

大林:自分を高められたので、本当に感謝していますね。

丸山:僕も海外に出てマイナスだったなと思うことは1つもなかったし、後悔はしていない。

大林:何年に行ったんですか?

丸山:日本で8年間ツアーをして、海外は2000年から9年間ですね。あまりにもジャンボ(尾崎)さんの成績がスゴ過ぎて……「よし、人と違うことをやろう!」って思った。

大林:わかる! カズさんもそうだし、通ずる部分がありますね。

丸山:外に出て経験を積んで、日本に戻ってから、次の世代の肥やしになればいいなって。

◆東京五輪に向けて

丸山:ゴルフもリオ五輪から公式競技に仲間入りしまして。東京五輪では日本代表の監督もさせていただきながら……。

大林:本当は出たいでしょ?

丸山:もちろんですよ。ちなみに僕は団体競技全部出ているんですよ。でもオリンピックだけ出場していないのが後悔ですね。でも、そのなかで監督として行けるのは幸せだなと思う。

大林:まだ選手は決まっていないんですよね?

丸山:決まっていないけど無理ですよ、これからシニアツアーに入ろうと頑張っているんですから(苦笑)。オリンピックを経験した大林さんだからこそのアドバイスはありますか?

大林:日本でオリンピックができるのって、これ以上得なことはない。環境、温度、食べ物、練習会場……ほかの国の選手に比べてプラスしかないなかでできるのは最高なこと。唯一のマイナス、敵はプレッシャーなので、「それに勝てばいいんじゃん!」って思う。やることをやれば自信になって世界と戦えると思います。

次回、5月13日(日)の放送は、プロゴルファーの深堀圭一郎さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

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【番組概要】
番組名:五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/backnine/
番組Instagram:@sundaybacknine_tfm/

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