2018.6.5

車いすバド・小林選手が語る「道をひらく」ための気持ちの持ち方

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。6月3日(日)の放送は、前回に引き続き、車いすバドミントンの小林幸平選手が登場。競技と向き合う姿勢や自身の競技人生について話を伺いました。

小林幸平選手(左)と、パーソナリティの丸山茂樹



◆普段のトレーニング

丸山:小林さんは普段どのようにトレーニングに取り組んでいるんでしょう?

小林:自分のなかでトレーニングを大きく分けています。チェアワークと言ってラケットを持たずに、走る速さや強さ、持久力を上げることを目的に、車いすをたくさん漕ぐトレーニング。コートのなかでより試合に近い動きを鍛えていくコートワーク。あとは、体を強くするためにウエイトなどのフィジカルトレーニングです。

丸山:シャトルが飛んできたところにうまく回り込むのも難しい?

小林:競技用の車いすは力が伝わりやすいようにできていて、ちょっと体を動かすだけであっちに行ったりこっちに行ったりするので、繊細な動きを含めた上でのスピーディーなクイックネスが求められます。

丸山:前回は、勝負の駆け引きの話を伺いましたけど、やはり常に勝つために、準備はどのようにしていますか?

小林:この競技を始めて今年の3月でやっと3年経ちました。競技を始めた頃は、バドミントンのことを何も知らなかったので、強いジュニアのチームの練習を見学しました。そのチームの監督に「ごはんを食べるのと同じような感覚で、ずっと羽を打ってラケットを振ればいいと思う」と聞いて。練習はほぼ毎日、週に1回休むくらいのペースで取り組んでいます。

丸山:あまり間が空くとよくないですよね。普通のバドミントンの選手とも練習したりもするんですか?

小林:車いすの競技者がまだ少ないので、健常者のバドミントン選手に練習相手になってもらったりしています。


◆ゴルフの世界にも“パラ”を!

丸山:小林さんが所属しているのは、TEAM BRIDGESTONE(チームブリヂストン)で、チームアンバサダーをつとめていると。

小林:ブリヂストンはいろいろとサポートや支援をやっていて、いくつかの技術が競技のなかで活かされている部分もあって。ゴルフの世界では、パラ競技はあるんですか?

丸山:パラも作りたいらしいんですけどね。言い方が悪いかもしれませんが、障がいが重ければ重いほど厳しいじゃないですか。障がいが軽い人との差が生じるので、なかなか話が進まないみたいなんですよ。

小林:なるほど。

丸山:両手が使える人と片手で打つ人とは全く違いますから。同じフィールドで戦わせるのは難しいのではという見解もあって。でも片手や下半身が全く動かない人にもプレーする人はいるんですよ。

小林:じゃあ競技することはできるんですね。ゴルフもやってみたい。どこを鍛えれば強いショットが打てるんですか?

丸山:基本、腕力ですね。最近はクラブの発達がすごくて、スピンなどもクラブとボール、シャフトでコントロールできるんです。

小林:バドミントンもそうです。ラケットの性能が上がって軽くてしなるので、そんなに力を使わなくても、シャトルを飛ばせます。せっかくブリヂストンに所属しているので、何かしらゴルフも……。

丸山:そうですよ! 世界のブリヂストンですから。

小林:車いすの人でもゴルフを楽しめことができれば、障がい者の選択肢が増えるので、広げていけたらいいですね。そのときは、よろしくご指導のほどを(笑)。


◆17歳から車いすの生活に

丸山:小林さんは障がいを負ったとき、人生を諦める瞬間などもあったのでは?

小林:そこまで考える余裕がなかったですね。17歳でちょっと強がっていたので。“自分には車いすぐらいがちょうどいいんだ”というふうに開き直っていましたね。

丸山:すごい。

小林:だから、車いすだということに目を背けていた部分もあるし。友達と遊んだりするときに、以前はできていたことができなくなったことや大変になったことは多々あって。でもそんななかでたくさんの人に助けてもらったり、ありがたい言葉をかけてもらったりして、少しずつ自分の障がいを受け入れられるようになりました。そんなときに車いすバスケットボールを知って、一生懸命になれるものと初めて出会えました。

丸山:スポーツってそういうきっかけになりますよね。人生って出会いが大切だと思う。それで奥様と出会って車いすバドミントンを始めて。これまで、落ち込むことはなかった?

小林:気持ちが落ちることもあります。そういうときは“できることを増やす”という気持ちで取り組んでいくと道はひらけてくるというのは、今までの人生で感じています。TEAM BRIDGESTONEとして活動させていただくなかで、挑戦すること、頑張っている人を応援すること、架け橋になることをテーマにしています。スポーツに限らず、生きていくなかで、目標に向かって一生懸命に向かっているときが、自分の人生を振り返っても“輝いていたな”と感じられると思う。目標を持つことは大事だと思います。


◆東京オリンピック・パラリンピック

丸山:僕も2020年東京オリンピックでゴルフの監督として大会に携わっているので、小林さんも東京パラリンピックを目指して一緒に頑張りたいですね。選考はいつ決まるんですか?

小林:まだはっきりしていないんですが、予想ではギリギリになると。

丸山:同じ競技をする奥様と一緒に東京パラリンピックに向かって、一緒に大会を盛り上げていきましょう。これからも小林さんの活躍に注目しています。

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【番組概要】
番組名:五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/backnine/
番組Instagram:@ sundaybacknine_tfm/

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