2017.10.15

丸山茂樹が考える「世界に通じるゴルファーの作り方」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FM「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。10月15日(日)の放送は、前回に引き続きゴルフプロコーチの内藤雄士さんが登場。今回は“世界を目指す”をテーマにトークを展開しました。

内藤雄士さん(右)と、パーソナリティの丸山茂樹



◆世界で活躍できる次世代の選手育成

丸山:前回同様、マルと雄士でよろしくお願いします。世界に通じるプレイヤーを育てるということについて、どんなことを思っていますか?

内藤:今、松山英樹選手が世界で活躍していて、日本のゴルファーとしてはとても嬉しいことですけど、次に続いていく選手が出てくるのかどうかが興味深いところで。やっぱりマルのようなレジェンドに引っ張ってもらって、次の選手を育てる環境づくりを頑張ってもらいたい。

丸山:うん。

内藤:マルが実戦で得た経験を伝えていくということをしっかりとやっていけば、必ず才能のある選手は伸びていって、石川遼選手、松山英樹選手の次に続く選手が出てくると思う。

丸山:180(㎝)オーバーでポテンシャルのある選手を育てたいなと思うんですよね。

内藤:世界だと180オーバーは当たり前で、今は190をオーバーしている選手もたくさんいますし。平均飛距離が300ヤードを超える選手がPGAツアーでも40人以上いるという現状ですから。例えば、アメリカのメジャーチャンピオン、ジョーダン・スピースひとりを取ってみても、野球ではピッチャーをやっていて、高校ではバスケのスター・プレイヤーで、尚且つゴルフもやって。家族はバスケのほうに進んでほしかったみたいですけど。大学のバスケコーチたちは彼がゴルフをチョイスしたことにすごく落胆したという話を聞きました。

丸山:何なのそのオシャレな話は? 今の話を聞いた俺が落胆したよ(笑)。

◆スポーツの選択肢を増やすことが重要?

内藤:アメリカ人プレイヤーでツアー2勝をあげているゲーリー・ウッドランドもバスケをやってたし。

丸山:彼なんかNBAのドラフトにかかってますからね。

内藤:そういう選手がたくさんいて、最終的にゴルフをチョイスしてる。だから、今他のスポーツをやっている人に、「ゴルフやってみれば?」って選択肢に幅やチャンスを与えてあげることを“丸山茂樹ジュニアファンデーション”でやっていけたら面白い。

丸山:ポテンシャルの高い選手を育てて世界に送り出したいと、最近そういうことばかり思ってる。松山選手は今世界ランク3位?

内藤:そうですね。

丸山:世界ランク1位になるというチャンス。僕はね、十分あると思うんですよ。でも世界ランク3位までいったことがないから……。

内藤:自分が?

丸山:そう。だから、最近語るのちょっとしんどいなって(苦笑)。だってスゴすぎない、3位って?

内藤:スゴすぎますけど……でもそれはマルが語らなかったら誰が語ってくれるの?っていうところはあると思う。

丸山:よくそういわれるんですけど。松山選手のことに関して話せることがなくなってきているなと。だってスゴすぎるからさ。

内藤:松山選手は、まだまだマルに聞きたいことが山ほどあると思いますよ。

丸山:直接聞いてくれればもちろん何でもいうけど。極端な変化というのをもっとつけたほうがいいのかな。例えば今、素振りしないじゃない。あれを1回ぐらい素振りしてイメージを出してからスッと打ってみるとか。スタンス幅も広くて重心も下げるじゃない。そういうのもリッキー・ファウラーみたいに、スタンスを狭くして重心を高くしてみるとかね。

内藤:アマチュア時代のときみたいな。

丸山:あんまり変えないじゃない?

内藤:松山選手はアマチュア時代はスタンスが狭くて棒立ち気味で打ってた。

丸山:そうでしょ。だから、そこに戻してみるとか、何か変化があっていいのかなと思うんだよね。でも現場でいえませんよ……世界3位だもん(苦笑)。

◆ゴルフ界のレジェンドたち

丸山:僕がいた90年代はジャンボ尾崎さんの姿を見て、90年代後半から2000年代はタイガー・ウッズの絶対的な王者の強さというか。最近の世界王者って椅子をすぐ他に渡しちゃうじゃない。

内藤:全体的なレベルはものすごく高いんだけど、タイガーとかジャンボさんのような圧倒的な強さっていう選手は今いないですね。

丸山:僕だけが思っているわけじゃないと思うけど、タイガー・ウッズのあの強さのときのほうが、今の強さよりちょっと上な気がしない?

内藤:やっぱり今でも、2000~2001年の頃のタイガー・ウッズに勝てる選手は、歴代でもいないんじゃないかなという人は多いですよね。

丸山:やっぱり90年代のジャンボ尾崎さんと、2000年代のタイガー・ウッズのプレイを目の前で見られたことは、ゴルフ人生の誇りであり幸せなこと。

内藤:でもタイガーとガチンコで渡り合ったわけじゃないですか。

丸山:やめて。指1本でおでこを押さえられてパンチを出してたようなものだから(笑)。

内藤:松山選手がメジャーでバンバン勝てば、彼に憧れて他のスポーツをしている人もゴルフに目がいく。親御さんが自分の子どもに何のスポーツをさせようかといったときに、ゴルフを選ぶという流れが起きるんじゃないかと。

丸山:でも、結局一番大事なところって僕は言葉だと思う。自分が後悔しているとするならば、もっと英語ができたらもっと深い友達ができて、もっと深いところに入れたんじゃないかって。だから、日本の社会も英語という世界共通の言葉ともっと真摯に向き合って、子どもたちに教育をしてもらいたいな。そうすれば、英語でスピーチもできる錦織圭くんみたいに、さらに世界で大活躍するような日本の選手がどんどん出てくるんじゃないかなと思う。


次回、10月22日(日)の放送は、諸星和己さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

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【番組概要】
番組名:「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/backnine/
番組Instagram:@ sundaybacknine_tfm/
2017.10.8

丸山茂樹も舌を巻く“世界の青木”の記憶力

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。10月8日(日)の放送は、ゴルフプロコーチの内藤雄士さんが登場。今回は、丸山のスイングチェックではなく、お喋りをチェック(?)しに来てくれました。

ゴルフプロコーチの内藤雄士さん(左)と、パーソナリティの丸山茂樹



内藤さんは、日本大学ゴルフ部在籍中に最新ゴルフ理論を学ぶためアメリカに留学。帰国後、ラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、レッスン活動をスタート。1998年、小達敏昭選手のツアープロコーチをつとめ、2001年からは丸山と二人三脚で、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会を日本人初のツアープロコーチとして帯同。現在はPGAツアーを中心にゴルフアナリストとして幅広く活動中です。

今回は、普段から交流あるおふたりならではの雰囲気で、お話いただきました。

丸山:堅苦しいのもあれなんで……いつも通り、マルと雄士で。とはいえ緊張してるから普段の自分じゃない感じがするけど(苦笑)。

内藤:マルの声はすごく聴きやすいし、伝えたいことをそのままリスナーの方に伝えてもらえたらと思う。

丸山:雄士は解説のときとか、気を付けているポイントってあるの?

内藤:まさにマルがいっていた気を遣うというか、聴いている方が耳障りになるような伝え方はしたくないとは常に思ってる。できるだけ聴き心地のいい話し方をしたいと思っているけどものすごく難しくて……永遠のテーマですね。

丸山:人に伝えるって難しい。僕は叱咤激励をきちんとしようと思っていて、選手のいいところも悪いところも今後伸びていってほしい部分を伝えたいから。それはプロゴルファーの目線だからこそいえるというか、時折キツいことをいわなきゃいけないこともあって。

内藤:僕がマルの解説で大好きなのは、例えばアナウンサーが「この選手はこの年齢でこんなに素晴らしい成績を出しています」といったときに、「彼はすごく才能のある選手だからこそ逆に厳しいことをいわせてもらうと、これまででこの勝利数じゃ足りない、もっと勝って世界に出ていないとおかしい」って、マルだからいえることだと思う。

丸山:よく気付いてくれました(笑)。僕の心のテーマとして“選手に愛を持って話す”ということを大事にしてる。

内藤:それをいわれた選手は嬉しいと思う。“もっと頑張ろう!”ってみんな思うはず。

丸山:最近の選手って表情の出し方が苦手だったりするよね。

内藤:人見知りする選手が多い印象がありますね。ジャンボ尾崎(尾崎将司)さんをはじめすごい選手がいる中で、マルはあの明るさで中央突破する姿を見ていて同い年としてすごく頼もしかった。

丸山:嬉しいな~。僕らも解説とかする立場ですけど、この人はいいなという人はいる? 僕の横にはいつも大先輩の世界のAO木(青木功)さんがいますけど、どうですか青木さんは?

内藤:僕は青木さんとマルの掛け合いは大好き。青木さんは歯に衣着せぬというか、自分の思ったことをそのままいわれるじゃないですか。

丸山:ものすごくピュアなんですよ。だから目に入ったことをそのまま喋っちゃう。

内藤:テレビを観ている人には、なかなか伝わりづらかったり……。

丸山:そこで僕がピッと同時通訳で入りますから!

内藤:そのマルのサポートも好きだし、青木さんはゴルフが本当に好きで青木さん自身が楽しんでいるのが分かる。解説する側も楽しんでないとテレビを観ている人たちに伝わってこないと思う。マルと青木さんのコンビは、すごく楽しそうにやっているから、観ているほうも楽しい。

丸山:青木さんがすごいのは、自分のゴルフの歴史を全部覚えていて……1970年代のプレイを「俺はあのとき、こうやって打ってこうだった」とか説明するわけ。青木さんのサーバーはハンパないよね。

内藤:容量がすごい(笑)。

丸山:iPhoneでいったら300ギガぐらいかな~(笑)。

内藤:まだまだ学習意欲というか興味がすごくあるし。

丸山:ゴルフが死ぬほど好きなんですよ。だって、あの年齢でラウンドリポーターって大変なのに、率先していくもん。こっちがスタジオにいて申し訳ないときとかある。「雨だから僕が外行きます!」っていおうと思っていたら「んっ、交代で行く?」なんて。

内藤:青木さんが外に出たがるという(笑)。

丸山:ちょっとモノマネ入れちゃってますけど(笑)。ものすごく現場が好きで、目の前で見て思ったことを伝えるのが好きなんだなぁって思う。

次回、10月15日(日)の放送も、引き続き内藤雄士さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

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【番組概要】
番組名:「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/backnine/
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2017.10.2

丸山茂樹の人生を変えた大会「ザ・プレジデンツカップ」の魅力

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの新番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。記念すべき第1回目となる10月1日(日)の放送は、「ザ・プレジデンツカップ」をテーマに丸山のフリートークをお届けしました。



本来毎週ゲストを迎えてお届けするこの番組ですが、初回はゲストなしで丸山ひとり。しかも、ラジオパーソナリティは初めてという丸山は「ゴルフと違ってものすごく緊張感が高まる……」と不安を口にしつつ「僕がプロゴルファーであることを、ときどき忘れていただけるようにラジオパーソナリティとしてのお喋りを頑張りたい!」と意気込みを語り、番組がスタート。

現在、米国選抜チームと世界選抜チームによる2年に1度の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」がニュージャージー州で開催中です。今大会には、日本から松山英樹選手が参戦していて、実は最終日のシングルスを解説するために丸山も現地入りしているとかいないとか……。

その戦いの舞台となるゴルフコース「リバティナショナル」は、マンハッタンから近く、そのビル群や自由の女神を見ながらラウンドできるという、ニューヨークのゴルファーにとって憧れのコースとしても知られています。

ゴルフではプレーに集中している選手の妨げにならないよう、ギャラリーは静かに立ち止まって観戦するのがマナーとされています。しかし丸山曰く、この「ザ・プレジデンツカップ」では、選手が1打放つたびに歓声が上がり、通常のトーナメントと違ってギャラリーの盛り上がりがすごく、熱気も独特なのだとか。

2013年の「ザ・プレジデンツカップ」で、ニック・プライス選手(南アフリカ出身)が率いた世界選抜チームの副キャプテンをつとめた丸山。チーム対抗戦である「ザ・プレジデンツカップ」は、個々のプレーはもちろんのこと、キャプテンのマネージメントや選手の采配がとても重要で「選手たちをやる気にさせることが一番難しい」と丸山は言います。

選手がどんな性格なのか見極めた上で、どの選手とペアを組ませるのかなど、その判断ひとつひとつが勝敗を左右します。
それだけに、米国選抜チームはジュニア時代に一緒にやっていた者同士や大学や故郷が一緒の選手を組ませることが多いそうです。一方、世界選抜チームはというと、世界各国からのメンバーが集められるため、日本人選手であればアジア同士をペアにしたり、オーストラリアン同士を組ませたり……といった具合に、選手の相性に気をつかうのだとか。

丸山がニック・プライス選手のキャプテンシーを見て感じたことは「人間力」だと話します。そのときのチームメイトは皆“彼のために絶対に勝利を渡してあげたい”とひとつにまとまったそうです。

また、1998年の「ザ・プレジデンツカップ」で世界選抜に選出された丸山は、グレグ・ノーマン選手から「俺たちはできる!」と発破をかけられ、底力が湧いたと言います。これに奮起した丸山は見事5戦5勝。チームメイトから「お前はこれだけできるんだから、すぐにアメリカに来い!」と言われ、この大会がPGAツアーに本格参戦するきっかけになったと丸山。

そんな経験を通して、自身が副キャプテンになったときには、チームメイトに「You can do it(君ならできる)」と率先して声を掛け、持ち前の明るさで笑顔を振りまいたそうです。個人競技であることからメンタルのスポーツと称されることの多いゴルフですが、「ザ・プレジデンツカップ」での経験は「僕の人生の中の1ページをめくってくれた思い出深い大会」だとしみじみと語りつつ、松山選手の活躍に期待を寄せていました。

番組Webサイトでは、今回紹介した「ザ・プレジデンツカップ」の行われているリバティナショナルのコースの様子なども掲載予定ですので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

次回、10月8日(日)の放送は、ゴルフプロコーチの内藤雄士さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

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【番組概要】
番組名:「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/backnine/

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