• mixi
  • Facebook
  • ツイッター
  • Google
  • TOKYO FM
  • TOYOTA
Home>Athlete News
Athelete News
21.08.21
平常心で、普段の自分を出しきる
null
今週の「Athlete News」は、先週に引き続き、東京パラリンピック、アーチェリー日本代表、岡崎愛子選手をゲストにお迎えしました。

岡崎愛子(おかざき・あいこ)選手は、1986年、大阪府生まれ。
2005年、同志社大学2年生の時、通学中に、JR福知山線脱線事故に巻き込まれました。
1両目に乗車し、奇跡的に助かったものの、頚髄を損傷する大怪我を負い、車椅子生活を余儀なくされました。
2013年に、パラアーチェリーを初めて体験され、2016年から本格的に競技に取り組み始め急成長。
2019年、世界選手権で3位になり、見事、東京パラリンピックの出場を決めました。



null
──いよいよ来週の火曜日(24日)に東京パラリンピックが開幕しますが、今はどんなお気持ちですか?

(代表の)内定をもらってから2年経っているので、いよいよだなというので緊張感が高まってきました。

──東京パラリンピックに向けて特別強化した部分はありますか?

技術面はもちろんなんですけど、私の場合は障がいの程度が重いので、装具とか道具に頼る部分が大きくて、使っている道具の見直しというのはずっと常に行ってきましたね。例えば、車椅子のクッションの材質であったりとか、車椅子と体を固定するベルトとかですね。

──アーチェリーって、どんなトレーニングをするんですか?

フィジカルトレーニングもやってますし、メンタルトレーニングも取り入れてやっています。

──実際に射つには、その場所(練習場)に行かないといけないわけじゃないですか。なかなか街中には(アーチェリーができる場所が)なさそうですよね。

そうなんですけど、東京都はわりと射場がある方で、私はナショナルトレーニングセンターを拠点にして練習をしています。

──メンタルトレーニングというのは、具体的にどういうことをされるんですか?

練習中に、本番の舞台とか環境とかを色々イメージしながら射ったりとか、あとは「この1射を10点に入れないと負ける」というような状況を頭の中で作り出して射つとか。あと他には、私は練習の時、綺麗に矢が中心に当たったら、心の中で(自分を)めちゃくちゃ褒めてます(笑)。「今の1射、天才やん!」みたいな。誰も褒めてくれないので(笑)。

──(笑)。お母さまとかは?

あんまり褒められることはないですね。

──緊張すると手が震える…みたいなことはないんですか?

私はないですね。緊張したとしても、緊張下でのメンタルコントロールは上手な方かなと、自分で分析してます。

──試合に向けてのルーティンというか、験担ぎみたいなものはあったりしますか?

験担ぎは特に設けてないです。あんまりルールみたいなものを作ってしまうと、それができなくなった時にちょっと嫌な感じになってしまうと嫌なので、あえて設けてないですね。

null
──試合に臨む時というのは、自分を鼓舞するのか、それともいつもの自分のフラットな気持ちで臨むのか、どういうタイプですか?

私は“いつも通り”と思って臨むタイプですね。あんまり力んじゃうと、矢が違う方向に行っちゃうので。

──そういう(平常心)心理状態で臨みたくても、やっぱりラストの1射、「ここで決めないと負けてしまう」というような時は、当然普通の状況ではいられないわけですよね。

はい。そういう時は、もう1つだけ。しっかり引ききる。“弓を引ききる”というところだけに意識を持っていってやっています。

──いろんなことを考えてしまうといつもの動作ができないから、どこか1点を決めておいて、そこに集中する。そのやり方はご自身で生み出したんですか?

メンタルトレーナーさんと話をして「1つだけ考える“意識”を決めよう」ということになって、それがちょうど私には合っていたかなと思って、取り入れています。

──(2019年の)世界選手権で銅メダルを獲った時も、最後の1射で真ん中を射抜かれて…。

それも、ずっと“引ききる、引ききる”という意識だけを持って引いたら、真ん中に入りましたね。

──パラリンピックのアーチェリーは、28日土曜日から夢の島公園アーチェリー場で始まります。この会場で練習されたことはありますか?

2回ほど会場には行ったことがあって、“会場を知っている”という意味ではすごくいいかなと思うんですけど、ただ、この会場は風が強いのと、あと、日陰になる場所がないんですよ。なので、8月末ってすごく暑い時期なので、暑さが課題ですね。

──野外なので、本当に天候に左右されますよね。どういう天気になってほしいですか?

雨が降らない曇りぐらい?(笑)

──暑すぎず(笑)。でも、先週「風を読むのは得意だ」と仰っていたので、無風よりは少し風が吹いたほうがいいとか、強風の方がいいとか、ありますか?

強風までいっちゃうと困るので、ちょっと吹いてるぐらいがいいですね(笑)。

null
──練習以外でリラックスする時間というのは、何をされているんですか?

私はインドア派なので、家で音楽を聴きながら漫画を読むのが好きです。けっこういろんなジャンルを読んでるんですけど、最近読んで面白かったのが、『図書館の大魔術師』(講談社)という漫画でした。(漫画は)電子書籍で3000冊ぐらい持ってます。

──僕のファンということなので、僕に演じてほしいというか、合いそうなキャラがあったりしません?

最近読んだ漫画で『見える子ちゃん』(KADOKAWA)という漫画があるんですけど、ゾンビみたいな、お化けみたいなのがすごくいっぱい出てくるんですけど、そういう役とかを1回見てみたいです(笑)。

──僕、ゾンビ役ということですか(笑)。
さて、すばり、東京パラリンピックでの目標をお聞かせください。


普段の練習通りのスコアが出せれば、トップの選手と渡り合えるぐらいのレベルにはなってきていると思うので、普段の練習の成果を出すことですね。

──メダルどうこうというのは相手選手のこともありますけど、やっぱり自分が自分の力を出し切る、納得する結果を出す。それだったら相手の選手は関係ない話ですから。ぜひ自分を出しきってください。

ありがとうございます。結果は後からついてくると思っています。

──せっかくですから、この場を借りて大好きな藤木さんに何か言いたいことや約束したいことはありますか?

お願いしたいことがあるんですけど、私はアルバムの『WARP』の中に入っている「涙のいろ」という曲がすごく好きなんですけど、またライブで歌ってもらいたいです。

──じゃあ、歌います!(笑) そのライブはご招待しますよ!

本当ですか!? ありがとうございます!

──その前に、パラリンピックが終わった後に、ぜひまたこの番組に来ていただいて、パラリンピックの話を聞かせていただきたいなと思います。
さあ、この番組ではゲストの方にcheer up songを伺っています。今週も、岡崎選手の心の支えになってる曲を教えてください。


Superflyさんの「輝く月のように」です。メロディーがすごく好きで。歌詞も好きなんですけど、けっこう前向きになれる曲なんです。いつも、大会の日とか、練習に行く日にも聴いていますし、世界選手権の行きのバスの中でもずっと聴いていた曲です。

──試合に向かう前に聴く曲というのは決まっているんですか? それともその時の気分?

大体決まってますね。あまりアップテンポの曲は聴かないようにしてます。落ち着ける曲を選んでいますね。


null


null



今週のゲスト、岡崎愛子選手のサイン入り番組ステッカーを1名様にプレゼントします!
ご希望の方は、番組公式ツイッターをフォローして指定のツイートをリツイートしていただくか、
Facebookのアカウントをフォローしてコメントをしてください。当選者には番組スタッフからご連絡を差し上げます。



----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

過去1週間分の番組が無料でお楽しみいただけるradikoタイムフリー
番組を聴いて気に入ったら、SNSで友達にシェアしよう!

8月21日(土)OA分の放送はこちら

Message

Circle of Friendsや藤木直人さん、高見侑里さんへのメッセージはこちらから。あなたのスポーツ体験と気分を盛り上げるためには欠かせないリクエスト曲をお待ちしています。