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Athelete News
17.02.18
家族と共に歩んだ道
今週の「Athlete News」は、リオ・パラリンピック柔道銀メダリストの廣瀬誠選手をお迎えして、お話を伺いました。


──リオパラリンピックでの銀メダルおめでとうございました!日本のメダル第1号ということで勢い付けてくれましたよね

僕も最後と思って臨んだパラリンピックだったので、メダルが獲れて嬉しかったです。

──パラリンピックでは4大会連続で出場されてアテネ以来のメダルとなりました。メダルが決まった時の気持ちは?

自分としては最後のつもりだったので、家族に頑張っている姿を見せたいという思いがありました。
個人で頑張って”メダル獲りたい”と思っていたアテネとは、同じ銀なんですけど、自分の中では意味合いが全然違うなと思っています。

──リオパラリンピックでも、奥様、娘さんたちが応援する姿はすごく印象的でしたね

今回、試合までは合宿があったり、普段の練習で減量もあって……ずっとトレーニングとか練習ばかりだったので、子供にも遊ぶ時間を作ってあげられなかったし。
妻が家を守ってくれていて僕も練習に専念できたので、妻にも感謝しています。試合会場で子供の応援する声が聞こえたので、すごく大きな力になりましたね。

──メダルを獲得されたあとは、ご家族にどんな言葉をかけられたんですか?

メダルを獲ったら子供にかけてあげたいと思っていたので。
表彰式の後に子供にメダルをかけて、先に子供が「お父さん、おめでとう!」と言ってくれました。
試合は個人なんですけど、支えてくれたみんなのおかげで獲れたメダルだと思っています。

──柔道を始められたのが高校生、高校2年生の時に目の病気にかかってしまったということですが、病気の時は大変な苦労はありましたか?

そうですね。視覚障害になると思っていなかったので、自転車に乗れなくなるとか、本が読めなくなるとか、いろんなことが不便になって
「障害=不便」「不便=不幸」「障害者=不幸」と、今は思ってないですけど、当時は周りが障害を持ってない仲間と隔絶してしまったような感じがあって、”これからどうやって生きていけばいいんだろう?”というのはありました。

──その中で視覚障害者柔道に出会われて、初めて体験した時はどうでしたか?

当時から柔道がすごく好きで、柔道はいろんなことができなくなる中で、組んでしまえば今までと同じように好きな柔道ができるということで。
障害を持った中でも柔道を頑張れたというよりも、柔道があったおかげで心の支えになって頑張ってこれたというのはあります。

──パラリンピックの柔道は組んだ状態から始まるわけですよね。
そういうところで、戸惑いとかギャップ、それまでやっていた事との違いはありましたか?


僕は軽量級で、軽いクラスなので組手を相手と競ったりすることを今まで柔道のスタイルとしてやっていたので。
視覚障害者柔道はお互い見えないので、組んでから始めるっていう大きな特徴があるので、最初は戸惑いました。
今は、そこで一瞬でも気を抜いたら残り1秒でも負けてしまうことがありますし。逆に逆転するチャンスがあるので、それが視覚障害者柔道の魅力かなと思います。

──現在は40歳になられて、リオパラリンピックが最後と仰っていましたね

年齢的にも大変さっていうのはあるんですけど、今まで子供と接する機会がなくて。
いま、子供が6歳と4歳と2歳なんですけど、これから4年って子供にとっても親とのつながりは大切な時期かなと思って。
今後は自己実現としての柔道よりも、親として子供に接する時間を作りたいなと思っています。

──今後は柔道とどのように向き合っていかれるんですか?

柔道があったことで、障害があってもやって来れた。
障害は不便だけど不幸じゃないと思えたのは柔道のおかげだし、柔道を通して出会った人たちのおかげなので、視覚障害者柔道をもっと色んな人に知ってもらいたいなと思っていて。
普及とか、パラリンピックで日本の柔道がもっと勝っていけるように、強化とか、そういうところに携われていけたらいいなと思います。

いま僕は盲学校に勤務しているんですけど、それ以外にもインクルーシブ教育と言って普通学校に視覚障害者の子も通っている子がいて。視覚障害者柔道を知っているという子もいれば、知らないという子もいると思うので。
このラジオを通して、そういう子だったり、視覚障害者の子を知ってる友達とか、お父さんお母さんで興味がある方がいれば、ホームページとかフェイスブックを通して気軽に連絡してくださいと言いたいですね。
いろんな仲間がいて頑張れますし、柔道だと組んでしまえばできるのでストレス発散にもなると思います。
パラリンピックを目指すことで、自分の障害を受容できるというのもあると思うので、ぜひ一緒に頑張りましょうと思っています。

──毎回ゲストの方にお気に入りの1曲を伺っています。廣瀬選手の忘れられない曲や、心の支えになっている曲がありましたら教えてください。

斉藤和義さんで、「歌うたいのバラッド」です。
もともと、斉藤和義さんの曲が好きで、妻とは2007年に結婚したんですけど結婚式でも流した曲で。
僕にとってはそういう意味で、出会って結婚して、家族の支えがあってメダルを獲れたリオパラリンピックがあったので、さらに思い出深い曲になりました。




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