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Athelete News
17.11.18
世界の高みを目指して
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今週の「Athlete News」は、先週に引き続き、スポーツクライミング界のホープ、去年、ボルダリングのワールドカップと世界選手権の2冠を達成した、プロフリークライマーの楢智亜選手にお話を伺いました。

伊藤 楢智亜選手は、1996年、栃木県宇都宮市生まれの21歳。
幼稚園の時から器械体操を始め、将来を期待されていましたが、10歳の時、お兄さんに誘われたことがきっかけでボルダリングをスタート。高校卒業後にプロ転向。
去年、ボルダリングのワールドカップでは、日本人男子初の年間総合優勝、さらに、2年に1度開かれる世界選手権でも日本人初の王者に輝きました。2020年東京オリンピックでの活躍が期待されています。


──2020年、東京オリンピックにクライミングが採用されました。これを聞いてどうでしたか?

今までは世界選手権がクライミング界で一番大きい大会だったんですけど、それ以上の大会がきたということでモチベーションが上がりました。

──それも、自国東京で行われるオリンピックで採用されたわけですからね。

本当に、そこで勝ちたいなと思いました。

──クライミングの必需品は瞬間接着剤と聞いたんですけど?

僕は使わないですけど、使っている人が多いですね。登っていると指が裂けちゃうんですよ。

──接着剤でカバーするんですか?

そうですね、そうするとまた登れるんですよ。

──プロフリークライマーの方って、いま何人くらいいらっしゃるんですか?

10人いるか、いないかですね。
クライミングだけで生活してるっていう方は少なくて。

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──プロ一本で生きていくっていう決断は迷われましたか?

迷いました。
同世代は大学に行きながら代表でやっているんですけど、僕だけこれだけでやってるので迷いましたね。

──どうして決断されたんですか?

両方頑張るっていうのは、ダメだった時にどっちかに逃げちゃいそうだなと思って。
どうせならこれ一本でやろうと思いました。

──スポーツクライミング・ワールドカップのボルダリングで
日本代表は4年連続で国別ランキング1位、飛躍的に強くなった理由は何かあるんですか?


日本人はすごく真面目で、穴を潰していくという練習をするんですよ。
ボルダリングっていう種目は、動きがたくさんある中で穴がない方が順位が安定する競技なんですよ。
なので、日本人はそことよく向き合っているので、それが順位に結びついてると思います。

──穴を埋めていくというのは、例えばどんな穴があるんですか?

単純な話でいうと、ホールドという掴むところがあるんですけど
あれにもいろんな形があるので、それぞれ得意な形、苦手な形があるんですよ。
小さいのは持てるけど大きいのは苦手とか……そういう苦手を潰していく。

──「ボルダリング」の他にも、「リード」「スピード」とありますが、違いは何ですか?

リード競技っていうのは高さが13メートル以上の壁でやるんですけど、ロープを使ったクライミングで。
自分でカラビナにかけながら上っていく競技、これはボルダリングと近いなと思っていて。
持久的な要素が強くなっているので、パートごとに、いかに消耗しないで登れるかっていう感じですね。最終的には、どこまで行けたかという高さを競います。

スピードは名前の通りですね、全世界同じ壁で決まってるんですよ。
壁の角度もホールドの角度も、それを何秒で登れるかを競います。一番シンプルです。

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──世界記録は何秒ですか?

15メートルの壁を5秒48で登ります、ボルダリングとリードとは違う感じですね。

──ひたすら同じコースで、全員が同じ攻め方なんですか?

身長によって攻め方が違っていて、小さい人は回転数でスピードを出して、大きい人はホールドを全部は使わずに飛ばすんでよ。
下の足を蹴って、飛んで飛んでという感じですね、僕は170センチくらいしかないので回転数です。

──これからボルダリングを始める人にアドバイスはありますか?

ボルダリングのイメージ的に、腕で引くっていうイメージが強いと思うんですけど。
実は足で立つっていうのが重要で、足を置くじゃないですか?みんな、自分の方に引いちゃうんですよ。
手はそんなに力入れずに、足の力で手を出すっていう感覚がわかってくると楽になってきます。

──今週も楢選手のお気に入りの一曲を伺います。トレーニング中によく聞いている曲や心の支えになっている曲は何ですか?

AK-69の「Start It Again」という曲があるんですけど。

──普段から音楽はよく聞かれたりするんですか?

よく聞きます、あと弟から聞きますね。

──弟の楢崎明智さんもボルダリングをやってらっしゃいますね。

日本代表でやっています。

──仲良いんですね

かなりいいと思います(笑)。

──弟さんと、”東京オリンピック頑張ろうね”みたいな話をされるんですか?

しますね、枠が2枠だと思うので、そこが2人だったらめっちゃ楽しいねって(笑)。

──その2枠を兄弟で独占できた場合、今度は2人がライバルになるじゃないですか?
表彰台でどっちが高い位置に立つのかみたいな


それが楽しみですね。普段、ワールドカップで1位、2位争いをしたいねって言ってますね。
昔から弟は背が高くて、下の世代でも強かったので。
弟が自分に迫ってきたら、”やばいな”っていう感じがあって、僕も頑張ってまた伸びてっていうのを繰り返してますね。

──ボルダリングという競技は、楢選手にとってどのような競技ですか?

ボルダリングっていうのは自由な競技で、その人に合った動きができるし、自分が考えたことを自由に表現出来る競技なので。
やっていて自由だし、楽しいなって思います。辛くなった時に、楽しさを思い出すと、また頑張ろうと思います。

──ご自身の人生にも返ってくるんじゃないですか?

クライミングを通して成長してきたと思います。


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