こんにちは、古賀涼子です。
いつもながら遅筆で申し訳ありません。

さて、私・古賀は先日、遅めの夏休みを頂きました。

この夏は本当に暑かったので
夏よ早く終われ終われと願っていた割に
いざ涼しくなると寂しい、という勝手な性分の私。

自分に熱烈にアピールしてきて鬱陶しいと思っていた男性が
ある日、他の女性の元へ去った瞬間に
実は彼のことが好きだったと気付くようなものでしょうか。
そんな現実、私にはありませんが。ちぇ。

ということで、彼を追って・・・ではなく
夏を追って、ある場所へと行って参りました。
それは。


    東京都 小笠原村 父島


地図で言うと、この辺です。





(敢えて下手に書いているんです。そうですとも。)


意外と知らない方が多い、この小笠原。

★行く手段は、船のみ。

★船は、東京から1週間に1便だけ出る『おがさわら丸』のみ。
 (厳密に言うと、貨物船に乗るという手もありますが・・・)

★船は1隻のみ。往復の最低料金が約4万6000円。

★片道、25時間半。つまり、必然的に往復だけで2泊3日の船中泊。

★船の出発がまさかの平日ど真ん中。

★自分が乗った船に乗って帰る(=『1航海』)が最短の滞在日数。
 それが、まさかの6日間。
 6日間の間、船中2泊・島3泊

★台風が来たら船が早く出港し、島での滞在がもっと短くなることもある。


・・・と言う、社会人にはあまりにハードルが高い島。
だからこそ、手付かずの自然が残っていて
日本のガラパゴスとも呼ばれています。
地球誕生以来、小笠原は一度も大陸と地続きになったことがないので
生物多様性の見本のような島なんです。

この小笠原に、私はずっと憧れてきました。
ガイドブックで目にした、透き通るような優しい青色の海と空、
乙女の柔肌のような白砂。
そして、戯れるイルカやクジラ。

海や空が綺麗という場所は
確かに世界各地にまだまだ沢山あるでしょうが、
いま日本から行く場所として最も遠いといっても過言ではない
『誰もは行けない場所』だからこそ
どうしても行ってみたかったんです。
その海に潜って、海や生き物とひとつになりたい!

かくして私は、お気に入りのフィン・シュノーケル・マスクの3点セットを担いで
9月29日、おがさわら丸に乗り込んだのでした。








(続く)