今日スタジオにお越しくださったのは、アマゾンのメディスン・ウーマン、
クララ・シノブ・イウラさん!
先日も、こちらのブログで『世界を救う13人のおばあちゃん』という本のお話、
させていただきましたよね。
とうとう、『Hummingbird』にもご登場いただきました♪

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(「日本は寒い」と、ストールにくるまっていらしたクララさん。アマゾンと比べちゃうと、ね。。。)
ではここでもう一度、「世界を救う13人のおばあちゃん」とはどんな方々なのか、
ご紹介しましょう。
マヤ族、ホピ・インディアン、ネパールの部族、チベットの部族、メキシコのインディオ、
アマゾンのジャングルの部族など、世界中の先住民族であり伝統ある部族を代表する、
13人のおばあちゃんたち。
当時、13人全員の年齢を足すと859歳にもなるという、大いなる長老の彼女たちが、
2004年11月、世界の破滅を救うために立ち上がったのです。
『グランドマザー評議会』という会議を開き、
悲鳴をあげている母なる地球に、平和と調和をもたらすために何が出来るか、を、
話し合いました。
それ以来、年に2回、定期的に会議を開いていらっしゃいます。
これからの7世代、そしてさらに続く子供たちへ、古来からの生活の知恵を受け継ぎ、
次の世代によりよい環境を残し、世界平和と地球そのものを守るために、
それぞれの部族の教えや予言を交換し、祈りをささげているのです。今日お越しいただいたクララさんは、その中のお一人。
ブラジルのアマゾンの熱帯雨林の中に住んでいらっしゃる方ですが、
実は日系2世。
日本語がとても堪能でいらっしゃるのです!
ゆっくりとしたリズムで、「わたしはね。。。」とお話くださる様子は、私の祖母そっくり!
全身から癒しのオーラが立ち上り、一緒にお話しているだけでなんだか心が落ち着いてしまう、
不思議なパワーの持ち主でいらっしゃいました。
そんなクララさんは、近い将来に起きることも、ヴィジョンでご覧になれるのだとか。
それによれば、地球はこのまま滅亡していくことはなく、奇跡はちゃんと起きるのだそうです!
ハチドリ高柳は、とっても安心してしまいました。
もちろん、そのヴィジョンに安心して、何もしなくっていい、ってわけじゃないけれど、
やっぱり「奇跡が起きる」って誰かにはっきり言ってもらえると、少しほっとします。
また、とても嬉しい偶然があったのですが、なんとクララおばあちゃんがいらっしゃるアマゾンでは、
ハチドリ=Hummingbirdは、幸運を運んでくるシンボルなのだとか!
クララおばあちゃんのおうちの周りには、たくさんの美しいハチドリが飛び回っていて、
自分の近くに来てくれると、「あ、何かいいことがあるな」と思うのだそうです。
そんな偶然の一致に、ちょっと興奮してしまいました。
そんなクララおばあちゃんの、「奇跡が起こる」ヴィジョンが幻で消えないように、
より一層、ハチドリのひとしずくをポトリ、していきたいと思った、ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
2007年07月01日

エコなる鼓の調べ♪

今日スタジオにお迎えしたのは、能楽大倉流大鼓奏者の大倉正之助さんです!
オールバックの髪に黒いジャケット・・・。
お腹に響くような低〜い声は、もう「渋いオトナの男性」の代名詞のよう!
「和」なご職業についていらっしゃいながら、意外と「洋」な雰囲気も、
意外性があってとても素敵でした♪

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(この渋さには、編集長もメロメロ!予定時間を大幅にオーバーしての収録となりました。)


大倉正之助さんといえば、大倉流15世宗家故大倉長十郎のご長男としてお生まれになった方。
17歳で大鼓に転向され、能舞台の活動はもちろん、過去に類を見ない、
「大鼓ソリスト」として、新たな分野を確立されました。
ローマ法皇に招聘され、バチカン宮殿内のクリスマスコンサートで演奏された経験もお持ちです。


そんな、日本が世界に誇る伝統楽器の操り手である大倉さんがこだわるのは、
なんと「素手打ち」。
通常、大鼓をお打ちになるときには、みなプロテクターを着けるのだそうです。
そうでないと、手が血だらけになってしまうからだとか。
でも、大倉さんはあえて、プロテクターを着けずに鼓を打ちます。
それは、「命と向き合いたい」から。


実は鼓というのは、主に桜の木と馬の皮で出来ているのだそうです。
ひとつの鼓を作るために、一本の木と一頭の動物の命が必要になることもあるのだとか。
大倉さんは、その貴重な命に向き合うために、あえてご自分の手が傷だらけになるのもいとわず、
プロテクターをせずに鼓を打つのです。
そうすることで、雑音がせず、澄み切った音(ね)を響かせることが出来るのだそうです。
その心意気、日本古来の伝統芸能はそれほど真剣勝負だったのだ、と、
改めて頭が下がる思いでした。それにしても、日本ってやっぱりスゴイ国だな、と改めて感じてしまいました。
ひとつの楽器を作るにも、桜の木を一本と馬を一頭使い、
その音を極めるためには、自らの肉体が傷つくのもいとわず、
技を究める道をまい進する。
こんな国って、他にあるでしょうか?
私は元々日本が大好きだけど、今日はより一層、「日本人であること」を誇らしく思いました。
こんな日本の伝統芸能を、ずっと大倉さんのような方に大切に守っていただきたい、
そして私たちは、それをずっと支えていきたいな、と感じた、ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子