もうすぐバレンタインデー。
男性はソワソワ、女性はワクワクするこの日、やっぱりもらってもあげても嬉しいのは、
チョコレートではないでしょうか?
日本ならではのこの習慣、でも、チョコレートって実は、
ちょっぴりビターな現実をはらんでいるんです。
今日はそんなお話をうかがうために、
『チョコレボ実行委員会』の星野智子さんをお迎えしました!


(いつお会いしてもとってもオシャレな星野さん。今日もお帽子が素敵です♪)

人と地球に優しいチョコレートを広めたい、という思いを共有する人たちで構成された、
非営利の団体、『チョコレボ実行委員会』。
チョコが大好きだった星野さんは、その発起人でいらっしゃいます。
でも、ホントはスウィートなはずのチョコ。ビターな現実って?

「実は、チョコレートの原料のカカオのほとんどは、ガーナやコートジボワールなど、
貧しい西アフリカの国から輸入されています。そこでは、14歳以下の子供たちが、
学校にも行けず、カカオがチョコになることすら知らずに、1日中働かされているんです。
中には直接農薬に触れたり、高い木の上で作業させられたり、危険な労働も多く、
しかも近くの国から売られてきている子供たちも大勢います。その数は、推定25万人以上,とも言われています。私たちが普通に買えるチョコレートに、
そのカカオが使われていない、という保障は、実はどこにもないんですね。」

ひどい!そんな現実がまかり通っているなんて、
バレンタインで浮かれている場合じゃないですよね?

「でも大丈夫。最近は、ちゃんとそういう児童就労などがない環境で作られたカカオを、
正規の取引で輸入する、『フェアトレード』のチョコレートが増えてきました。
農薬もあまり使わず、オーガニックな生産方法ですから、身体にも地球にも優しく、
しかもフェアトレード。好きな人にあげるものだから、
そういうものを選んで欲しいですね。」

そして星野さん、たくさんのチョコレートを見せてくださいました!
そのチョコが、これ!


真ん中の下側に見える、毛糸で編んだ唐辛子みたいなのは、ホントに唐辛子入り。
エクアドルの女性たちが手編みで作った、トウガラシ君に入ってます。
そして上の方に見えるのは、私も大好きなおいしいブランド、『ZOTTER』のもの。
私が、フェアトレードのチョコレートが好きなのは、とにかくおいしいからなんです!
普通に食べるものよりもおいしく、しかも世界の裏側の誰かをいじめていないチョコ。
愛する人にチョコレートを送るこの日は、せっかくですからそんなチョコを選んで、
甘―いチョコを食べながら、ちょっぴりそんなマジメなお話をしてみるのも、
いいんじゃないかな。

バレンタインを前に、
一人でも多くの人にフェアトレードのチョコを選んでほしいと願った、
ハチドリ高柳だったのでした。