今日のゲストは、『六ヶ所村ラプソディー』という映画を監督された、
鎌仲ひとみさん。
この映画、ハチドリ高柳には衝撃の内容でした。
青森県六ヶ所村に完成した、使用済み核燃料再処理工場。
テスト運用を経て、今、本格稼動に向けて動き出しています。
そこから排出される汚染物質は、原発が一日に出す量の365倍。
つまり、原発が1年で出す汚染物質と同じ量を、
六ヶ所村では1日で出してしまう、というデータがあるそうなのです。
もちろん、私たちの生活に、いまや電気は欠かせません。
それでも、プルトニウム製造工場となる使用済み核燃料再処理工場が、
この日本に本当に必要なのか・・・?
工場が「安全」と主張する汚染物質による被害は、
本当に、人体や環境に影響を及ぼさないのか・・・?
とても考えさせられる内容でした。
鎌仲さんの『六ヶ所村ラプソディー』は、そんな六ヶ所村の現状を、
とても中立な立場で、しかも素人の私たちにもわかるように説明してくれています。
きっと、「知らない」ってことが、何よりもよくないことなんじゃないかな。
この問題は、決して六ヶ所村で起こっている「遠いこと」ではなく、
私たちが、今つけているお部屋の明かりや、パソコンの電源に、
直接つながってきていること。
まずは「何が起こっているのか」を知ってみて、そして考えてみる。
それが、今の私たちにまず出来る、ハチドリのひとしずくだと思います。
六ヶ所村の四季折々の景色がとても美しい、この『六ヶ所村ラプソディー』、
ぜひぜひ、映画館に足を運んでごらんになってみてくださいね!