温暖化の影響を肌で感じるほど、暖かい今日のスタジオに来て頂いたのは、
東京大学生産技術研究所教授・山本良一先生!
とにかく、温暖化といえばこの方、というほどの、権威でいらっしゃいます。
スタジオにいらっしゃった山本先生、もうハチドリ高柳が質問する前に、
ありとあらゆる「温暖化問題」に関するお話が、口からほとばしっていらっしゃいました。
地球も暑いけど、先生も熱い!!その情熱に、若干感動すら覚えてしまいました。
でも地球の状況は、そんなのんきなことをいっていられる状態じゃ、ないそうです。
ここ30年で、すでに気温は0.6度上がり、
現在、北極の氷には、米テキサス州と同じ面積の、巨大な穴があいているのだとか。
今のままでいくと、あと8年で北極の氷はすべて溶けてしまう、というデータもあるほど。
また、このままの生活を人類が続けていけば、今世紀中に、
2億人にものぼる、「環境難民」が発生してしまうのだそうです。
その難民は、温暖化による海面上昇で土地が水没したり、
または海流の変化で気候が変動し、大干ばつによる飢饉で土地を追われたりした人々。
その人達を、いったいどの国が受け入れるのかも、大きな問題です。
それを考えると、山本先生が熱く熱く「このままではいけない!」と叫びたくなるのも、よくわかります。
また、『Hummingbird』の番組名の由来をお話ししたところ、
「ハチドリのひとしずくは大事だけどね、いまはもう、大ホースで水をまかなきゃ、
火が消えないほど、大きな山火事になっちゃってるんですよ。」と一言。
そっか・・・。ハチドリじゃ間に合わないのか・・・。
ちょっぴり、しゅーんとなってしまったハチドリ高柳だったのでした。でも、あからさまにヘコんだ私を見た山本先生、やっぱりちゃんと「ハチドリ」な提案をしてくれました。
まず、今の問題を解決するには、もう個人レベルでは間に合わないのは、本当。
行政からの働きかけとリーダーシップが、絶対に必要なのだそうです。
でも、行政を動かすのは、私たち一人一人の国民の力!
だから私たちは、ちゃんと政治を監視して、
政治家がきちんと環境を考えた政策をとるように、目を光らせていなくてはいけません。
それが、私たちが出来る、ハチドリなアクション。
日本は民主主義の国だから、世論で国政を変えていくことが出来るのです。
そして、最後まで熱かった山本先生は、最後に番組にこんな提案まで!

「この『Hummingbird』にもさ、安倍総理とか呼んでくればいいんだよ。
ゲストに出てもらって、環境についてどう考えてるのか、聞いてみなさいよっ。」
・・・・・・・・・・・・すごい提案、ありがとうございます。

確かに、安倍総理が渋谷スペイン坂スタジオに生登場したら、それはすごいことかも!
でもでも、環境のことを政治家に聞くって構想、『Hummingbird』も持ってますよ。
12月26日には、元環境大臣、小池百合子さんがスペイン坂スタジオに生登場です!!
政府の環境政策を、ずばりお伺いしますよ。
こちらも、必ず聞いて下さいね!!