最近の暖かさに比べて、だいぶ寒く感じた今日のスタジオにお迎えしたのは、
沖永良部島出身の女性シンガー、大山百合香さん!
ハミングには2度目のご登場、また、去年12月の「エコプロダクツ2006」の会場でも、
トークショー&生演奏にご一緒させていただいていたので、もうすっかり顔なじみ♪
今日は3ヶ月ぶり、ということで、ウキウキしながらお迎えしました。
久しぶりにお目にかかって、もう打ち合わせの段階から、
弾丸トークが止まらない2人だったのですが、話題になったのが「桜」のお話。
沖永良部島では、桜は山の上の方に登って行かないとなくって、
わりと点在して咲いているので、いわゆる「桜並木」みたいなものは、
東京にいらしてから初めてご覧になったのだそうです。
そっか、そうですよね。
桜だって、本来は自然の中にまぎれ、他の木々の中に点在する存在だったはず。
それをきちんと道路に沿って植える、という行為がなされていなければ、
「桜並木」ってホントは存在しないはずなんですよね。
だから「桜並木」って、都市部ならではの咲き方なのかもしれません。
そうお話しすると大山さん、「だから、とっても贅沢ですよね!」と。
そう!植えたときは自然じゃなかったかもしれないけど、
四季折々の桜の姿の移ろいは、私たちに自然を感じさせてくれる最高の贅沢。
それをありがたく感謝して、桜を含めた自然を大切にしたい、と、改めて感じました。
また、お正月には沖永良部島に里帰りできた大山さん、
向こうでは、おばあちゃまお手製のサーダーアンダギーとか、イセエビ、採れたてのお魚、
また、ヤコウガイと呼ばれる貝など、色々おいしいものを召し上がったんだとか。
中でもイセエビとかお魚、ヤコウガイは、昔から釣り好きなお父様が船で連れ出してくれて、
素もぐりでゲットし、船の上で海水の塩分を味付けに召し上がるんだそうです!
なんて贅沢!!
しかも、「イセエビとかも、いっぱいいますよ♪」と、さらっとおっしゃるんです。
思えば、日本はそもそも島国で、たくさんの海の幸に恵まれていたんですよね。
それをいまだに残している、沖永良部島のような地域も、まだあるってことですよねー!
いまや東京など都市部では、そんなこと想像もつかなくなってしまいましたが、
かつては江戸などの周りの海でも、それくらい豊かな海産物が採れていたはず。
だから、海を汚してしまった私たち人間のツケが、
こんなところに表れているような気がしてなりません。
でも、まだ沖永良部がそんなに豊かなら、もしかしたら、少しずつ海をきれいにしていくことで、
昔の日本の豊かさを取り戻せるかも、と思いませんか?
その豊かさをうらやましく思いつつ、自分が出来るひとしずくってなんだろう?と、
改めて考えてしまった、ハチドリ高柳だったのでした。