最近、ちまたで話題になっているこの本、ご存知ですか?

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『世界を救う13人のおばあちゃんの言葉』。
去年の10月、ダライ・ラマの元をこのおばあちゃんたちが訪ね、
アメリカで大反響を呼んだ本の日本語版が、先日出版されたのです。もう皆さんもご存知のように、世界は今、環境汚染、戦争による残虐行為、核兵器の脅威、
疾病の蔓延、物質主義の横行、というように、これまでにない危機に瀕しています。
そんな中、今からおよそ2年半前の2004年11月、そんな世界を救うべく、
立ち上がった女性たちがいました。
マヤ族、ホピ・インディアン、アマゾンのジャングルの部族、ネパールの部族、チベットの部族、
メキシコのインディオなど、伝統ある部族を代表する「知恵袋」であり「長老」である、
グランマザー=おばあちゃん13人です。
あるアメリカ人女性がこの世界中の先住民を訪ね歩き、
霊的指導者である13人のおばあちゃんを引きあわせた上で、NYで一同に会し、
国際評議会が開かれたのです。
会議では、これからの7世代以上あとの子供たちへ、
古代からの生活の知恵を受け継ぎつつ、次の世代へよりよい環境を残し、
世界平和と地球そのものを守るためにはどうしたらいいか、
それぞれの部族の教えや知恵を持ち寄って、話し合われました。
それ以来、1年に2回のペースで評議会は行われ、また今月、5回目の会議が開かれます。
そして、その13人のおばあちゃんの中の一人、ブラジルはアマゾンの奥地に住む、
クララ・シノブ・イウラさんが、来日を果たし、記者会見が行われたのです。

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記者会見には、シンガーソングライターのイルカさん、
日本サッカー協会国際委員でJICAのオフィシャルサポーターの北澤豪さんも駆けつけ、
それぞれが感じる「地球の今」について話し合われました。


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クララさんは、「今の日本は物質的に豊かだけど、
母なる自然に抱かれる心地よさを忘れてはいけない」とおっしゃっていました。
ちなみに、クララさんのお名前は、クララ・シノブ・イウラさん。
何か気づきませんか?
そう、シノブさん!
クララさんは日系2世でいらっしゃり、日本語もぺらぺらなのです!!

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そんなクララさんと、実は昨日『Hummingbird』の収録でお目にかかっていたハチドリ高柳。
その人間的魅力に、とりこになってしまいました。
昨日初めてお会いしたばかりだというのに、私なんかのことを心から受け入れてくださっているのが、
ひしひしと伝わってくるのです。
今日、記者会見場でお目にかかったときも、私の手を握り、「来てくれてホントにありがとう」と、
暖かく包み込むような声でおっしゃってくださいました。
大好きだった、私の本当のおばあちゃんのようなあったかさ。
帰り際にしてくれたハグも、私の祖母がしてくれたハグそのもので、涙が出そうになりました。
そしてクララさんは、「今の地球の状況はとても危機的だけど、私はまだ、
奇跡が起こることを信じています。きっと、奇跡は起こるのです。」ともおっしゃってくださいました。
クララさんに言われると、今の地球は危機に瀕しているけれど、
本当にまだまだ私たちに出来ることがたくさんあって、大逆転を起こせるのではないか、
とさえ思えてしまいます。
そんなポジティブなパワーを秘めた、おばあちゃんたちの格言がたくさん詰まった、
この『世界を救う13人のおばあちゃんの言葉』、ぜひ一度、読んでみてくださいね!
また、クララさんとたっぷり語り合った『Hummingbird』は、6月末の放送予定となっています。
こちらも、聞いていただけたらとても嬉しいです♪それにしても、クララさん、あったかかったなー。。。
どんな人の心のブロックも、溶かしてなくしてしまうようなあたたかさ。
戦争や紛争、環境破壊、そして虐待や犯罪などでかたくなになった「地球」そのものの心も、
クララさんなら溶かせるかもしれないと感じてしまった、ハチドリ高柳だったのでした。