あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で美しいライフスタイルを!

5000年以上の歴史を持ち、クレオパトラも愛した植物との暮らし。植物と向き合い、植物の声を聞くライフスタイルや、ボタニカル・フードのとっておきレシピ。植物の世界からあなたに届く「美しい贈り物」です。

―この番組は、2021年3月で終了しました。―

2017.03.17

Botanical Recipe12
手軽に使えて栄養たっぷり! 「スプラウト」の魅力とレシピ

  • BotanicalRecipe
「野菜」や「ハーブ」を使ったメニューや楽しみ方を“食のプロ”に教えていただく「ボタニカル・レシピ」。

3月は、栄養がたっぷりと詰まった、小さな緑の新芽「スプラウト」をご紹介します。料理研究家のタカコナカムラさんに教えていただく“スプラウトをおいしく食べるレシピ”です。



手軽においしく栄養チャージ! 人気の食材「スプラウト」とは?
ひょろっとした見た目でかわいい緑の野菜「スプラウト」。その正体は、植物の新芽です。発芽したばかりで“生まれたばかりの野菜の赤ちゃん”のような存在。それは、これから大きく育つためのパワーが、ぎゅっとたくさん詰まった状態ともいえます。だからこそ、少量でもたくさんの栄養を補給できる食材として今、大きく注目されています。たとえば、成長するとブロッコリーになる「ブロッコリースプラウト」には、スルフォラファンといわれる抗酸化作用のある成分が含まれ、それは成長したブロッコリーの7倍とも。また、マスタードの新芽である「マスタードスプラウト」は、ピリッと辛いのが特徴で、女性に嬉しいビタミンやβカロテン、カリウム、鉄分が豊富に含まれています。手軽に使えて栄養たっぷりのスプラウト。賢く活用した、ヘルシーでおいしい春メニューはいかがでしょう。


春の食卓に! スプラウトを使った簡単パスタ
春にぴったりの彩りメニューが、「スプラウトとトマトの冷製パスタ」です。まず、湯むきして、くし型切りにしておいたトマトと細かくちぎったバジルにトマトジュースとオイルを加えて混ぜます。10分ほどマリネして味をなじませれば、パスタソースのできあがり。塩を入れた鍋で柔らかめに茹でたパスタは、一度ザルにあげたら、冷たい水に入れて手早く冷まし、水気を切った状態に。それにパスタソースを混ぜて、塩と胡椒で味を整えて器に盛ります。最後にブロッコリースプラウトをたっぷりのせたら、春らしい爽やかな彩りのパスタ料理が完成。全体をよく混ぜ合わせていただきます。

スプラウトとトマトの冷製パスタ


スプラウトを使ったおしゃれ料理をお花見のお弁当に!
これから暖かくなりお花見や行楽シーズンが始まります。普段の食卓だけでなく、ちょっとしたアウトドアでも、スプラウトはおいしく活躍してくれます。

ひとつは、ベーグルで作る「スプラウトのサンドウィッチ」。桜の木の下にぴったりの、シンプルながら鮮やかな見た目がポイントです。まず、白ごまペースト、マスタードをあわせたスプレッドを、半分に切ったベーグルに塗ります。そして、トマトとブロッコリースプラウトをサンドするだけ。水気が多いレタスやキャベツだと、持ち運びの間に水分が出てしまい、パンの食感が失われがちですが、スプラウトは水気があまり出ないので、作ってから少々時間が経ってしまっても大丈夫。シャキシャキ感も残り、サンドウィッチ作りの強い味方です。

スプラウトのサンドウィッチ

もうひとつは、「サーモンの手まり寿司」。ころんとした見た目と華やかな色合いが、お弁当の中身を盛り上げてくれること請け合いのレシピです。作り方は、黒豆と一緒に炊いたお米に寿司酢を加えて混ぜ合わせ、粗熱が取れたらブロッコリースプラウトを混ぜます。これをピンポン玉くらいの大きさに丸めて、スモークサーモンを巻けば完成です。お米とスプラウトは意外な組み合わせに見えますが、海外ではお米は野菜と同じ仲間。サラダが進化したものだと捉えれば、自然においしくいただける組み合わせです。

サーモンの手まり寿司

見た目がかわいらしいスプラウトですが、野菜になった状態よりも栄養価が高いので、頼もしい食材です。お料理の上に“トッピング感覚”で使え、豊富な栄養を届けてくれる緑の宝物のような存在。ぜひ冷蔵庫に常備しておきましょう。


TOKYO FM「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。3月はシンガーソングライターの矢野顕子さんを迎えてお届けしています。どうぞ、お聞き逃しなく。


タカコ ナカムラ
料理家。山口県の割烹料理屋に生まれる。アメリカ遊学中にWhole Foodに目覚め、現在は一般社団法人「Whole Food協会」代表理事を務め、食と暮らしと環境をまるごと学ぶ「タカコナカムラWhole Foodスクール」を主宰。『奇跡の野菜だしベジブロス』(パンローリング刊)など話題の著書多数。


『老化物質AGEためないレシピ ──ウェルエイジングのすすめ』
(パンローリング株式会社)

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