最近、すっきりしない日が増えてきましたね。
関東甲信の平年の梅雨入りは6月7日ごろです。
今年はどうなのでしょうか?
日本気象協会が発表した「梅雨入り予想」によると、
関東甲信は、6月4日ごろと予想されていて、
平年よりも少し早く梅雨入りとなるかもしれません。
さて、
これからの時期は、
大雨や、線状降水帯などの急な雨にも注意が必要です。
もし、
あなたの住んでいる地域が大雨に見舞われたらどんな靴で避難しますか?

そこで今朝は
「水害に見舞われた時 長靴がダメな理由」についてお伝えします。

長雨や集中豪雨による河川の氾濫などで、
家から避難しなければ行けなくなったら、
足元は「長靴が最適」と考える方も多いと思います。

でも長靴はオススメできません。
長靴は、水がしみこみにくい構造になっていますが、
上の部分から水が入ってしまったらどうでしょうか?
長靴の中に水がたまってしまいます。
水が入ってしまうと・・・
長靴自体が脱げてしまったり、
それによって転んでしまう可能性もあります。
では、どんな靴で避難するのが良いのでしょうか?

ポイントは、「滑りにくく 脱げにくい靴です」
最も良いものは、底にギザギザなどの滑り止め加工がある靴です。
足を覆い、しっかりとヒモで固定できる様な靴なら、更に脱げにくく安心です。

例えば、工事現場などで履かれて「安全靴」と呼ばれる靴がります。

これが、水害を始め、防災全般用の靴として最適です。
安全靴の多くが、底に滑り止めがあって、
ヒモなどで足と靴を固定できる作りになっています。

安全靴には、すねを保護するブーツタイプのものから、
「セーフティスニーカー」などと呼ばれる、背が高くなく、
普段履きでもできそうなスニーカータイプのもの、
更に、
革靴のようなデザインのものまで、形や素材、色なども様々です。

先ほどもお伝えしましたが、
水害対策用で選びたいのは、特に滑りにくい靴底のタイプです。
安全靴の中には、耐滑性を売りにしている商品には、
「超耐滑」や「耐滑底」と書かれている事もありますよ。

お店ではなくネット通販で購入される方は「認定・認証マーク」
のある靴かを確認しておきましょう。
日本産業規格に適合している事を示す「JIS」マークなど
一定基準以上の安全性能が認められているものであれば安心して購入できます。

避難時には、安全靴が良いとお伝えしてきましたが、
それでも全員分の安全靴を置いておくのは・・・
スペースもないしなあと思われているあなた。
そんな方には防災向けの「セーフィティインソール」というものがあります。
薄い鋼板素材などでできていて、普段使いの靴の中に敷けば、水害などで、
避難する時に、
とがったガラスなどを踏んでしまってもこのソールが足を守ってくれます。
男性用や女性用、子供用などがあり、価格は1000円から2000円程度です。

靴選びの失敗は命取りになる可能性を秘めています。
梅雨や台風の季節が来る前に家族全員分の防災用の靴を準備しておきましょう。



音声ファイルはこちら