お子さんが食物アレルギーと言うお父さんお母さん、
今かなりの数いらっしゃるのではないでしょうか。
普段の食事やおやつにも配慮が必要な中、
災害が起きた時には、お子さん親御さんともに大変な状況となります。
そこで今回は。小麦も卵も乳製品使っていない、
3年保存の備蓄用クッキー「まいこ」を特集します。



「米粉」と書いて「まいこ」
30年に渡って食物アレルギー対応食品などを扱っている仙台の会社
ヘルシーハットが作っているものです。
社長の三田久美さんたちは東日本大震災の直後、
食物アレルギーの人達を支援するため、
ワゴン車にアレルギー対応食品を積んで避難所や行政を回りました。
そこで目にしたのが、アレルギーの子供が直面するこんな現実・・・
三田さんのお話です。

 避難所でも段々と支援物資として
 パンとかスナック菓子とかケーキに近いようなお菓子が
 入ってくるようになったんですが、
 同じ避難所の子供たちがみんな食べている中、
 アレルギーのお子さんは卵・牛乳・小麦などに
 アレルギーがあるケースが多く、
 どれも食べられなかったんです。
 本当に食べるものがなくて、
 隣で食べている子を見て凄く泣いたと言われ、
 その時にどこを回っても、
 アレルギー対応の支援物資が一つもなかったと言うことに
 気が付いて、愕然としました。
 次に起きる災害に向けても、
 備蓄できるアレルギー対応の支援物資が必要なんだと
 強く思いまして、これを開発することになりました。

3年間保存できる、缶入りの米粉クッキー「まいこ」。
プレーン、チョコ、ミックスと味は3種類あります。
小麦・卵・乳製品を一切使っていないことが分からないくらい、
さくさくで優しい甘さ、とても美味しいものです。
そして、ポイントは形。



ハートやひまわりととても可愛いんですが、
これは、大変な状況の中、
1枚食べただけでも喜んでもらえるよう
想いを込めたものだそうです。
いずれも100g入りで、
プレーンが 648円、チョコが745円、ミックスが 702円 。
下記ヘルシーハットのHPから購入できます。

http://www.healthy-hut.co.jp/e-commex/cgi-bin/ex_disp_category/id/6401/

災害の時、子供たちが
同じようにクッキーを食べて、同じように笑顔になれる。
その持つ意味は、親御さんや周囲の大人にとっても
とても大きいですね。

さて、この番組は10月から
毎週金曜日の夜9時55分にお引越しします。
次回は10月7日(金)21:55からの放送です。
これからも防災や災害に関する
最新情報をお伝えしてまいります!

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