新緑が綺麗なこの季節、
公園に出かける方も多いと思いますが、
先日、都立駒沢オリンピック公園=駒沢公園の中に
とてもユニークなレストランがオープンしました!

このお店「Mr.Farmer」は、
普段は野菜にこだわった食事が楽しめる
おしゃれなカフェレストランです。
でも、震度5強以上の地震など
大きな災害が起きたときには通常営業をやめて、
地域住民や帰宅困難者の一時的な避難スペースに!
レストランスタッフは
駒沢公園の中に常駐している東京都公園協会の職員と連携して
災害支援にあたるとのこと。
都立公園としては初の取り組みです。

レストランでは普段から、
懐中電灯、ラジオ、電池、自動発電機、
アルミブランケットなどの防災用品を備蓄しています。
そして、場所柄、子供連れの方が多いということで、
赤ちゃん用の紙オムツや粉ミルクも用意しているほか、
非常時にはパーテーションを立てるなどして
授乳やおむつ交換もできるようにもするそうです。

さらに、情報面でのバックアップも!
災害が起きた時にはWI-FIを無料で開放するほか、
近隣の被災情報や交通情報についても、
お店の中にホワイトボードを設置して
掲示していく予定です。

「Mr.Farmer」を運営する
株式会社イートウォーク 取締役
中澤祐介(なかざわ・ゆうすけ)さんに
お話を伺いました。


 地域の方々と深く繋がりをもった、
 駒沢公園のひとつのコミュニティの発信地として
 レストランをつくっていきたいなと思っています。
 その中の一つとして、
 災害時に支援しましょうというのがあるのですが、
 それ以外にも、我々は世田谷のお野菜を多く使っていますので、
 近隣の方々のお野菜に関するご興味であったりとか、
 あとは防災、発災時の知識であったりとか、
 そうしたものも一緒に
 近隣の方々とつくっていきたいなと思っています。



確かに、普段から地域の方々と
繋がりをつくっておくことは、
地域全体の防災力を上げることにも繋がりますね。
「Mr.Farmer」では年に2回ほど
定期的に店舗と近隣住民、公園職員が一緒になって
防災訓練も実施していく予定だそうです。

普段は美味しくて、いざと言う時には頼りになる取り組み。
全国的にも広がっていくといいですね!

Mr.Farmer
https://r.gnavi.co.jp/n2r09aj00000/

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