九州北部での豪雨から
一週間以上が経ちました。
今回の豪雨を受けて改めて、
色々な自然災害に対して防災への意識を
持っておかなくては・・・と
感じた方も多いのではないでしょうか。

さて、もし都心部が豪雨に襲われた時。
運転中、思わぬ場所で
車ごと水没してしまう可能性があります。
先週も少しご紹介した【アンダーパス】を
今週はさらに詳しくお伝えします。

アンダーパスはその名の通り、
幹線道路や鉄道などと立体交差し、
その下を通る道路のことです。
アンダーパスとなっている道路は周りより低いので、
急激に雨が降った時には排水が追いつかず、
冠水=水が深くたまる恐れがあります。
そして、激しい雨が降っているときは
視界が悪いので、冠水していることに気が付かず
車で突っ込んでしまうこともあるんです。
亡くなった方も沢山いらっしゃいます。

でも、どこがアンダーパスなのか、
運転していても意外と気が付かないものですよね。
実は、国土交通省のサイトで、
冠水する恐れがあるアンダーパスをピックアップした
注意箇所マップが都県ごとに公開されています。

東京都版
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000654777.pdf

それによると、都内で注意が必要なアンダーパスは
なんと133箇所!
そんなにあるんですね・・・
例えば、比較的分かりやすいところでは、
国道246号線の渋谷駅のガード下。
上を線路が走っているので、
少し掘り下げられた道路になっています。
新宿通りの新宿御苑トンネルや、
羽田空港トンネルも注意箇所です。

もうひとつヒントとして、
交差点などの名前に「アンダー」や
「立体」とついているところは
周囲の道路より低くなっていることも
知っておいてください。

なお、特に注意が必要なアンダーパスについては
平常時から道路の手前に電光掲示板が
設置されているほか、
大雨冠水注意!と書いた交通標識や看板が
設置されていることもあります。

この他、注意箇所になっていなくても、
思わぬ豪雨で冠水する道路は沢山あります。
普段から、道路の高低差を少し意識しておきましょう!

音声ファイルはこちら