九州北部や秋田など、豪雨災害が相次ぎました。
台風5号の影響も心配されています。
水害は都市部でも決して他人ごとではなく、
アスファルトに覆われているからこそ発生する
『都市型水害』などもあるので、
今こそしっかりとした知識を持っておきたいところです。
そこで今回は、水害にあってしまった後、
生活を再建するために何から始めたらいいのか、
ある手引きを元にご紹介します。

『水害にあったときに
  〜浸水被害からの生活再建の手引き』
これは、被災地で支援活動を行なう組織
「震災がつなぐ全国ネットワーク」が
今年3月に作成したものです。
インターネットでダウンロードすることが出来るんですが、
それによると、水害にあった後に行なうべき
一般的な手順としては、7つだそうです。

まず1つめは、被害状況を写真に撮る。
これは、自治体から罹災証明書を取得するときに
役立つほか、保険金の請求にも必要だからです。
家の外をなるべく4方向から、
浸水した深さが分かるように撮りましょう。

2つめは、施工会社や大家、保険会社に連絡。
浸水のおおよその深さも伝えます。

3つめは、罹災証明書の発行を受ける。
区役所や市役所に浸水したことを申し出て、
被害認定の調査を受けることで発行されます。

4つめ。ぬれてしまった家具や家電を片付ける。
ただ、被害を受けた後は疲れも溜まっているので、
慌てずゆっくり行ないましょう。

5つめは、床下の掃除や泥の除去・乾燥。
濡れた家をそのまま放っておくと、
後からカビや悪臭が発生して
生活に支障が出ることがあります。
まずは、床下の状態を確認しましょう。

6つめ、掃除するときはなるべく肌の露出を避ける。
特にこの時期は熱中症に注意が必要ですが、
タオルに保冷剤をくるんで首に巻くと、
肌も守ることができて一石二鳥です。

そして、最後7つめ。
復旧の前にブレーカーや水、ガスの確認をする。
漏電や水質の汚染、ガス漏れの可能性もあるので、
必ず点検しましょう。

台風もこれからますます発生します。
手引きには、どんなことに注意しながら
片づけを行なえばいいのかなど
とても詳しく載っているので、是非ダウンロードして、
お手元に持っておくことをお勧めします。
こちら からダウンロードできます。


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