11月19日。
東京都では語呂合わせで『備蓄の日』としています。
そこで今回は、自宅での備蓄を考えます。

東京都による首都直下地震の被害想定では、
ライフラインが復旧するまでの日数として
電気は最低1週間ほど、ガスはおよそ2か月、
上下水道は1か月ぐらいかかるとされています。
かなり長い日数、
普段の生活が取り戻せないことが分かりますね。

そして、都民1300万人のうち、
避難所に入るのは220万人。
つまり、1000万人以上は主に自宅などで
生活を続けると想定されています。
だからこそ【自宅で備える】と言うことが大切なんです。

では、肝心の点。
最低限、何をどれくらい備蓄しておくべきか?
東京都では高齢者や乳幼児を含む
家族4人のモデルケースを作って、
備蓄リストを発表しています。

まず最初に必要なものは、カセットコンロ。
電気・ガスが復旧していなくても、
カセットコンロがあれば十分調理できますね。
替えのカセットボンベは最低6本、用意しましょう。

続いて水ですが、
飲むためのものと調理用でひとり6Lずつが目安です。
主食としては、無洗米5キロを中心に、
レトルトご飯やパスタ、インスタント麺などもそろえます。
なお、パスタはゆで時間がより短いものを
選ぶのがポイントです!

食事のメインとしては、サバなどの缶詰を12缶。
果物の缶詰もあるといいそうです。
また、カレーなどのレトルトは9パック
=大人3人が3回食べられるくらい。
そして、災害時に不足しがちな野菜は、
野菜ジュースで補えるよう、
大人ひとり3缶を目安に揃えます。

このほか、高齢者用のおかゆや
子供用の離乳食を1週間分以上。
これは他に替えが効かず、
災害時に手に入りにくいものなので
多めに備えておきたいところです。

このほか、何をどれくらい備えるべきかは
『東京防災』に詳しく書かれています。
手元にない方は下記、東京都のHPからも
ダウンロードできます。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/08/20p8l300.htm

備蓄は、食べ物や日用品を少し多めに買って
食べたり使ったりしたら、
その分を買い足すのがベストです。
家での備蓄、あなたも是非見直して下さいね。

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