いよいよ今週末から冬休みというお子さんも
多いのではないでしょうか。
そこで今回は、冬休み親子でぜひ体験してほしい
防災イベントをご紹介します!

東京・有明にある防災体験学習施設
「そなエリア東京」では、
12月23日から来年1月8日まで、
『火災の煙』と『地震の揺れ』を体験できる
イベントが行なわれます。

まず『煙』の体験ですが、
『火災が発生して煙が充満した部屋から避難する訓練』の
一環として行われます。
実際に白い煙で満たされた部屋の中を
歩いて出口に向かうと言うもの。
訓練用なので、煙の害はもちろんありません。
でも、吸い込むとやはりちょっとむせますし、
想像以上に見通しがきかなくて、
非常灯すらどこにあるか分からなくなるので、
訓練とはいえ、ちょっと慌ててしまうほどです。
火災で煙に囲まれたら、
鼻と口両方をハンカチなどで押さえて
なるべく姿勢は低く、
出口が見えない時は壁伝いに逃げる。
この基本を冷静に思い出せるか、不安にもなります。
煙に対する訓練は自分達だけではなかなかできないので
この機会に是非、対処法を体で覚えて下さいね。

そして『揺れ』の体験については、
東日本大震災の際に宮城県北部で観測した
震度7の揺れが、かご型の2人乗りの機械で再現されます。
こちらも想像を超える激しい揺れで、
前後左右に翻弄される中、
身を守る行動をどうやってとればいいのか、
なかなかマニュアル通りにはいかないことを
実感すると思います。

煙体験・揺れの体験、
いずれも小学生以上の健康な方であれば
親子で一緒に参加することができます。

そなエリア東京・スタッフリーダーで防災士の
澤・善裕(さわ・よしひろ)さんは
「今回の体験会を利用して
 “煙の中をどう逃げたらいいのか”や
 “震度7の揺れが起きた時、
 どんな風に体を動かせば怪我をしないか” など
親子で考える機会にして欲しい」と
お話されていました。

そして澤さん、年末年始だからこそ
防災のため家族でして欲しいことがあるそうです。
年内最後の放送となる来週は、
そのお話をお届けします!

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