年が明けて、仕事始めだった方も多い1月5日金曜日。
緊急地震速報が鳴り響いて、
思わず身構えた方も多かったと思います。
気象庁によると、ほぼ同時に起きた2つの地震を
緊急地震速報のシステムが
1つの地震と誤ってデータ処理してしまったため、
実際よりも大きな震度予測になったということです。

空振りだったのはある意味、良いことでした。
もし、あの緊急地震速報の予測通りに地震が起きていたら、
最大で震度5強。
立っていられないほどの揺れで、
ケガをした方もいたかもしれません。
そこで今回は改めて、
緊急地震速報を耳にした時に取るべき行動をおさらいします。

緊急地震速報を耳にした時はすぐに身の安全を確保します。
でも、あれもこれもはできないので、
この時はこうする!という【ワンアクション】を
しっかり覚えておくことが大切です。

まず、車を運転中であれば、
ハザードランプをつけて、ゆっくり減速。
車を道路の左側に寄せてください。

自宅であれば、丈夫な机の下にもぐりましょう!
お尻を床につけて、両手で机の脚をしっかりと握ります。

屋外や商業施設であれば、上下左右、
周りを一度ぐるっと見回して、
落ちてくるものや倒れてくるものがないかを確認。
もしあれば、すぐに離れてください。
ブロック塀や自動販売機は特に危険です。

エレベーターに乗っている場合は、
階数ボタンを全て押して、停止した階ですぐに降ります。

最後に、電車やバスに乗っている場合は、
つり革や手すりをしっかりと握って、
急ブレーキに備えてください。

首都直下地震では、緊急地震速報の発表と同時に
揺れることが想定されています。
ですので、緊急地震速報を耳にしたら、
反射的にワンアクションで身を守る!
今回の緊急地震速報で
何もできなかった/しなかったと言う方は、
次に来るかもしれない「本番」に備えて
必ず確認しておいてくださいね!

音声ファイルはこちら