2018年01月20日
08:55 千島海溝での超巨大地震と津波の可能性を考える
去年12月19日、
政府の地震調査委員会がこんな発表をしました。
【北海道東部沖の太平洋で、
大津波を伴うM9クラスの超巨大地震の発生が
切迫している可能性が高い】
これはとても大切な発表だったんですが、
年末で忙しい時期だったので、
聞き逃した方もいるかもしれません。
そこで今回は、これがどういうことを意味するのか、
詳しくお伝えします。
北海道の地図を思い出してみて下さい。
北海道の太平洋側、
南東に当たる十勝の沖から、千島列島の沖にかけて
ちょうど右上がりのグラフのように、海の溝があります。
これを千島海溝と言うのですが、
この海域では400年前に
超巨大地震が発生したことが分かっていて、
津波は10mから15m、
沿岸から4キロ内陸まで浸水したとも推定されています。
そして、この超巨大地震・・・
津波による堆積物を調査する最新の研究の結果、
平均で340年から380年に一度
発生していることが分かったんです。
前回、地震が発生したのがおよそ400年前。
そう考えると、もういつ起きても
おかしくないと言うことになりますね。
ではもう少し、具体的な確率でお話しましょう。
今後30年間にM9クラスの地震が起きる確率は今回、
7〜40%と発表されました。
確率が意外に低い、そして数字に幅があると
感じる方もいるかもしれませんね。
こう言うことです。
平均すると340年から380年に一度の発生ですが、
実際の間隔は100年から800年とばらつきがある。
そして、震源域がどこか、複数のシナリオがある。
だから、総合的な地震発生の確率が7〜40%なんです。
でも改めて、これは決して低い数字ではありません。
だからこそ政府の地震調査委員会も
「切迫している可能性が高い」と表現しています。
今後、自分たちで備えることは勿論ですが
国や自治体がどのような対策を取るのか、
しっかりと注目していかなくてはなりません。
音声ファイルはこちら
政府の地震調査委員会がこんな発表をしました。
【北海道東部沖の太平洋で、
大津波を伴うM9クラスの超巨大地震の発生が
切迫している可能性が高い】
これはとても大切な発表だったんですが、
年末で忙しい時期だったので、
聞き逃した方もいるかもしれません。
そこで今回は、これがどういうことを意味するのか、
詳しくお伝えします。
北海道の地図を思い出してみて下さい。
北海道の太平洋側、
南東に当たる十勝の沖から、千島列島の沖にかけて
ちょうど右上がりのグラフのように、海の溝があります。
これを千島海溝と言うのですが、
この海域では400年前に
超巨大地震が発生したことが分かっていて、
津波は10mから15m、
沿岸から4キロ内陸まで浸水したとも推定されています。
そして、この超巨大地震・・・
津波による堆積物を調査する最新の研究の結果、
平均で340年から380年に一度
発生していることが分かったんです。
前回、地震が発生したのがおよそ400年前。
そう考えると、もういつ起きても
おかしくないと言うことになりますね。
ではもう少し、具体的な確率でお話しましょう。
今後30年間にM9クラスの地震が起きる確率は今回、
7〜40%と発表されました。
確率が意外に低い、そして数字に幅があると
感じる方もいるかもしれませんね。
こう言うことです。
平均すると340年から380年に一度の発生ですが、
実際の間隔は100年から800年とばらつきがある。
そして、震源域がどこか、複数のシナリオがある。
だから、総合的な地震発生の確率が7〜40%なんです。
でも改めて、これは決して低い数字ではありません。
だからこそ政府の地震調査委員会も
「切迫している可能性が高い」と表現しています。
今後、自分たちで備えることは勿論ですが
国や自治体がどのような対策を取るのか、
しっかりと注目していかなくてはなりません。
音声ファイルはこちら