春休み。
お子さんの食事の準備が大変だなあとおもっている
お母さんお父さんも多いと思います。
そこで是非、非常時にも使えて便利な
アイデアクッキングをお子さんと一緒にしてみませんか?
今回は、ひとつのお鍋でご飯もおかずもデザートも
同時に作れる調理法
「パッククッキング」ご紹介します。

「パッククッキング」とは、
食材や調味料をポリ袋に入れる、つまりパックして、
ポリ袋ごと鍋でぐつぐつ茹でる調理方法なんです。
調理道具としては、
カセットコンロとポリ袋、鍋と水があればOK。
在宅避難などで食材のストックなどがある場合にお勧めです。

では、どんなものが作れるのか。
今回は「パッククッキング」を推奨している、
新潟県魚沼市役所の健康課にレシピを教えて頂きました。

まずは基本のご飯。
ポリ袋にお米2分の1カップを入れて、
少しの水で軽くもみ洗いして、その水を捨てます。
(無洗米ならこの手間が省けるので、より便利です)
つぎに、ポリ袋の中に水2分の1カップを入れて、
空気を抜いて、口を堅く結びます。
それを沸騰した鍋にそのまま入れて、およそ20分加熱。
火からおろした後は10分ほど蒸らせば
ほかほかのご飯の炊きあがりです!

続いて、おかず。
「鶏むね肉のしょうが照り煮」のレシピです。
食材は、
鶏むね肉1枚、しょうが薄切り5枚くらい、チンゲン菜を1束。
調味料は、片栗粉が小さじ1、しょうゆ大さじ1と2分の1。
砂糖、みりんはそれぞれ大さじ1用意します。
では作り方です。
まず、鶏むね肉の皮をはいで、
身をまんべんなくフォークで刺します。
こうすることによって、味が染みるのも火が通るのも
速くなります。
つぎに、生姜を薄切りにしたら、
ポリ袋に、鶏むね肉と生姜、
調味料と片栗粉を加えてよく揉み、
空気を抜いて口を結びます。
あとは、沸騰した鍋にパックごと入れて
ご飯と同じ、およそ20分間加熱。
ゆでたチンゲン菜を添えたら、出来上がりです。

温かい食事は災害時、気持ちを落ち着かせるのに
何よりも大きな力を発揮します。
親子で美味しい防災パッククッキング、
挑戦してみませんか?

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