熊本地震の発生から4月14日で丸2年がたちましたが、
まさにその日、これまでになかった『レシピ本』が発売されました。
そのタイトルは・・・『おいしいミニ炊き出しブック』。
そうなんです、炊き出しに特化して、
美味しいのはもちろん、おしゃれで簡単、
普段の料理にも使えるレシピをぎゅっと詰め込んだものです!
そして、タイトルに『ミニ』と付いていますが、
本のサイズが小さいからではないんです。
その辺りも含め、この本は炊きだしのイメージをひっくり返す内容です。
早速ご紹介しましょう。

本に載っているレシピは全部で53品。
災害が発生した直後から復興まで、
5つのフェーズに分けて紹介されています。

例えば、
心身ともにダメージを受けている被災直後のフェーズでは、
【柔らか生姜きつねうどん】
体が温まって、消化も良く、手軽に作ることが出来ます。

疲れが溜まってくる4日目から2週間目のフェーズでは
コンビーフとじゃがいものパンケーキ(=ロスティ)や
豆腐のごまドーナッツ。
ライフラインが復旧しはじめる3週間から3か月のフェーズでは
回鍋肉と中華風コーンスープ、など。
炊き出しでこんな美味しそうなメニューが食べられたら、
元気になれそうですね!

でも、この本のタイトルにはなぜ【ミニ】と付いているのか。
実は、このレシピ本を企画・制作した
山本美賢(やまもと・よしかた)さんは、
熊本地震が発生した当時、お子さんの学校のPTA会長を務めていて
学校や地域で物資を支援していました。
そんな中、被害が大きかった益城町でひとりの女性が
家庭用の鍋でご近所レベルの炊き出し・・・
つまり「ミニ炊き出し」を行なって、
地域を支えていたことを知ったんです。
そこで山本さんは「ミニ」という発想が
実は防災・減災にとても重要だと考えるようになって、
この『おいしいミニ炊き出しブック』を作ることにしました。

『おいしいミニ炊き出しブック』は現在、
下記のネット販売でのみ購入することが出来ます。
http://karakoto.shop-pro.jp/?pid=130441199

友人を招いての食事や、町内会、ご近所さんと。
是非あなたも「ミニ」な食事の輪から、
いざと言う時の備えに楽しくつなげていきませんか?

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