今年のGW、特に前半は概ねお天気に恵まれましたね。
ただ、これから梅雨や台風シーズンがやってきます。
そんな中、実はいまあなたのスマホに
河川の洪水や氾濫についての緊急情報が
自動で届くようになっていること、ご存知でしょうか?
画面にポップアップされるもので、
事前の登録なども必要ありません。
今回は、国土交通省が行なっている
河川の緊急速報メールについてご紹介します!

国が管理する河川=いわゆる一級河川は
全国で109水系あります。
例えば東京で言うと、荒川水系や多摩川水系などです。
そんな一級河川で
「氾濫のおそれがある」または「氾濫した」という場合、
そのエリアにいる人のスマホや携帯に、
自動で3パターンの通知が届くんです。

1つめは避難勧告が出るタイミング、
川の水かさが「氾濫危険水位」に達して氾濫危険情報が発表されたとき。

2つめは避難指示が出るタイミング、
川の水が堤防を越えて氾濫発生情報が発表されたとき。

3つめが、堤防が壊れて水が大量にあふれ出たという、
氾濫発生情報が発表されたとき。
これはもう、一刻を争う事態です。

・・・ということで、
「危険な状態」「発生した時」「大量に溢れた時」
この3つなんですね。

ちなみに、河川緊急速報メール、
関東地方では去年10月、
台風21号で荒川水系が氾濫危険水位に達した時、
近隣の住民に情報が通知されました。

では、スマホなどで緊急情報を受け取った時、どうするか。
まずは、防災無線やテレビ、ラジオなどで
自治体から出されている避難勧告や避難指示の情報を確認して、
『どこに』『どのように』避難すべきかを判断して下さい。
そのためには自治体が出しているハザードマップを
普段から確認しておくことが大切です。
地震での避難場所は
河川の洪水・氾濫となると、水没してしまう可能性があります。
また、国土交通省が運営している「川の防災情報」サイトでも
どこに避難すべきなのかなどが詳しく書かれています。

洪水が発生したとき、適切な情報を得て、
正しく判断をするために。
日頃の確認、進めておきましょう!

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