このゴールデンウィーク、
関東では雨や風が強まった日もありましたが、
概ねお天気に恵まれて
お出かけを楽しんだ方も多かったと思います。
一方で、覚えているでしょうか。
6年前の5月6日・・・
茨城県つくば市で竜巻が発生しました。
1人が犠牲となり、建物およそ1100棟が損壊。
国内最大級の竜巻被害となりました。
そこで今回は、改めて覚えておきたい、
竜巻からの身の守り方をご紹介します。

まずは、竜巻が身近に迫っている時の予兆について。
一番分かりやすいのが、
黒くてもくもくした雲が近づいてきた時です。
これは、発達した積乱雲で、
雷の音が聞こえたり、ひやっとした冷たい風が吹いたり、
大粒の雨やヒョウが降ったりします。

また、竜巻に遭遇した人からはこんな声もあがっています。

 ◇ 雲の底から地上に伸びる漏斗のような形の雲を見た
 ◇ 飛散物が筒状に舞い上がるのを見た
 ◇ ゴーといういつもと違う音がした
 ◇ 気圧の変化で耳に異常を感じた

このような場合は、危険が迫っています。
竜巻は1秒間に25mも移動した例があるので
すぐに身を守る行動を取りましょう!

<屋外にいる場合>
頑丈な建物の中に避難します。
もし中に入れない場合は、頑丈な建物の物陰に入って
しゃがむなど、できるだけ身を小さくして下さい。
なお、物置やプレハブは飛ばされる危険があるので、
避けましょう。
電柱や太い樹も倒れることがあるので、そばから離れます。

<建物の中にいる場合>
窓やカーテンを閉めて、窓から離れましょう。
ガラス窓は割れることがあるからです。
2階建て以上の家の場合は、
1階の窓のない部屋に移動して
丈夫な机やテーブルの下に入るなど、
やはり身を小さくして、頭を守ります。
シャッターがついている家や店舗では
シャッターを下ろしましょう。

竜巻は1年間に平均25個程度の発生が確認されています。
決して他人ごとと思わず、
身を守る方法、この機会に
しっかりと覚えておいてくださいね。
気象庁による詳しい情報も
確認しておくことをお勧めします!

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/tornado4-3.html



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