今後30年以内に震度6弱以上の揺れに襲われる確率は、
どこでどれくらいあるのか。
気になりますよね。
その最新データを、地図に色分けして落とし込んだ
「全国地震動予測地図」と言うものが
6月26日火曜に公表されました。
これはおよそ1年に1度、
政府の地震調査委員会が発表しているものです。
そこで今回は、
ことし2018年版のポイントをチェックします!

まず、去年から大きく変わった点として
注目は、北海道です。
今回、千島海溝沿いで発生する超巨大地震が
差し迫っていると言う研究結果を反映させた結果、
北海道の東部で今後30年以内に
震度6弱以上の地震が起きる確率が跳ね上がりました。
例えば、釧路は去年から22ポイント上昇の69%、
根室は15ポイント上昇の78%。
かなり高い確率ですね。

そして気になるのが、私たちが住む首都圏です。
30年以内に震度6弱以上の揺れがおきる確率が最も高いのは
千葉市で85%!
確かに最近、千葉周辺で地震活動が活発化しています。
このほか、横浜市でも82%となっています。

一方で、東京は意外にも48%だったんですが、
基準点とした都庁付近の地盤が比較的固いからであって、
例えば、羽田空港の国内線第一ターミナルは80.5%、
東雲駅付近は82.1%など、
埋立地を中心に6弱以上の揺れの確率は
かなり高いことが分かります。

なお、震度6弱となると
耐震化していない木造の住宅や建物は多くが倒壊します。
今回の最新予測を盛り込んだ地震の発生確率は
国の研究機関『防災科学技術研究所』の下記サイトから
住所や地図でピンポイント検索できるので、
是非あなたも、自分が生活する場所の
最新の地震の確率を調べて、
備えが十分かどうか、再確認して下さいね。

http://www.j-shis.bosai.go.jp/

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