仙台人々を癒やし愛されてきた街
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ON AIR REPORT

仙台人々を癒やし愛されてきた街

訪れた人の心をつつみ込む、憩いの場

「君のこと、好きだったんだ…」

帰りのバスに揺られながら、自分の言葉を思い返してみる。
それはもちろん、思い出話として…。
でも、少しだけ別の感情も混ざっていたかもしれない。

久しぶりに顔を見たくなって立ち寄った、あの店。
暖簾をくぐると、彼女が振り返る。
一瞬、驚いた顔をして、すぐにあの頃と変わらない笑顔で迎えてくれた。

初めて“恋”という感情を抱いた、10代の春。
いつも一緒にいたのに、最後まで想いは伝えられなかった。
近くて遠い、そんな存在。

「君のこと、好きだったんだ…」

「私も」
「私のこと、好きだった。だって、いい女だもの」

ほんの一瞬ドキッとして、
それからじんわりと酔いが回っていくのがわかった。

悪くない。
こういうのも悪くない。

「また来るよ」
帰り際、素直にそう言えたのは、きっと彼女のおかげだ。

INFORMATION

宮城県の中部に位置し、かつては仙台城の城下町として栄えた、仙台市。そんな仙台の歓楽街として、多くの人から愛されているのが国分町です。
札幌の「すすきの」、博多の「中洲」とともに、「日本三大地方歓楽街」とされ、週末にはたいへんな賑わいを見せています。
そんな大歓楽街の始まりは、今から遡ること数百年。江戸時代に、この地に住むようになった有力な商人たちが次々と店を開くことで、経済的な要所として成長していきました。
また、「炉端焼き」の発祥の地とされる仙台では、その後も「仙台牛タン」やカクテルドリンクの「レゲエパンチ」など、様々な名物メニューが生み出されてきました。
昔ながらの小規模で人情味あふれる店も多く、訪れた人の心をつつみ込む、憩いの場となっています。
人々の心のオアシスとして栄えるこの街も、JRバス東北のバスは走る。

日本を代表する温泉地

月に一度の講演で、全国を回る。
そこから足を延ばし、各地の温泉を巡るのが楽しみになった。

仙台の大学で役目を終え、やってきたのは秋保温泉。
ガイドブックはあてにせず、いかにもひなびた小さな宿を訪ねてみる。
うん、間違いない。
温泉場に限っては、私の鼻は実によく利く。

美味しいものを食べて、のんびりと湯に浸かる。
これ以上の幸せがあるだろうか。
気を抜くと、あやうく「いい湯だな」を口ずさんでしまうところだ。

ちょっと長湯しすぎたか…。
いつのまにか、湯船にゆらゆらと三日月が浮かんでいた。
「仙台」ときて「三日月」とくれば、次にくるのは、「伊達政宗」。
かつては彼もこうして、水面の月を愛でたのだろうか。

「三日月の 武将も惚れる 肉付きの」

…確かに、お湯の中で揺れる満腹のお腹は、三日月というより満月だ。
今日は、もう少しだけ浸かっていよう。

INFORMATION

東北地方最大の都市である仙台市。そんな仙台を代表する観光地として、多くの人に愛されているのが秋保温泉です。
その長い歴史の始まりは古墳時代後期。飛鳥時代には、第29代・欽明天皇が病を癒やしたことで、その名が広く知られるようになったとされています。
その際に詠まれた歌は、温泉街の一角に建てられた石碑に刻まれており、秋保の湯の素晴らしさを現在にまで伝えています。
鎌倉時代には、順徳天皇によって「日本三御湯」の一つに選出。秋保温泉は日本を代表する温泉地となりました。その後も、仙台藩の初代藩主 伊達政宗など、歴史に名を遺す多くの権力者や、地域の有力者たちに愛されてきました。
いつの時代も人々を癒やし愛されてきたこの街も、JRバス東北のバスは走る。

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