新潟豊かな自然と温泉地
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ON AIR REPORT

新潟豊かな自然と温泉地

日本一の長さを誇る川

「男4人で新潟の旅」
会社の同僚から、そんな暑苦しい旅行に誘われたのは、
仕事のミスで、こってりと絞られた日の帰り道だった。

「しっかりしてくれよ」
上司のその言葉にすっかり肩を落としていた私は、正直、この旅に救われた。

さっきまで大いにはしゃいでいた友人たちは、すっかり夢の中。
そういえばバスに乗る前、「昨日は眠れなかった」なんて言っていたな。
まったく、小学生の遠足じゃないんだから…。
乗り過ごしたらどうするんだ…。
私が、しっかりしないと…。
しっかり…、しないとな…。

街を流れる川の支流を、幾度となく越えていく。
その度に、心が洗濯されるような気がした。

「ありがとな」

気の置けない仲間たちの寝顔を前に、思わず、声がこぼれた。

INFORMATION

日本一の長さを誇る川、信濃川。その総延長は367キロメートルと、上越新幹線の東京・新潟間とほぼ同じです。
実は、「信濃川」と呼ばれているのは新潟県域のみで、長野県にさかのぼると、その名は「千曲川」へと変わります。
山々を越え、長旅を終えた信濃川は、ゴール地点の新潟市で日本海へと流れ込みます。
古代から多くの文明が発展してきたのは、川のそば。信濃川も例外ではなく、その流域からは約2万年前の旧石器時代から人々が生活していたことが分かる、数多くの遺跡が発掘されています。
また、その豊富な水量と上流部の流れの速さから、昭和期には水力発電の要所として遠く首都圏の電力を支えるなど、いつの時代も人の生活に寄り添ってきました。
休日はもちろん、大型連休ともなれば、魚釣りやラフティングなどが楽しめるレジャースポットとなり、至るところで笑顔が広がっています。
豊かな川が流れるこの街を、西武バスのバスは走る。

夢から生まれた不思議な温泉地

乗り慣れた高速バスは、いつも以上に賑わっていた。
家族連れ、カップル、あそこは大学生のグループ…、かな?
普段はあまり見かけない、嬉しそうな顔が並んでいる。

人はみな、「休みだ」「休みだ」と言いながら、忙しそうに観光地を巡る。
よく考えると、ちょっとおかしな話だ。
私はこうしてゆっくりと、のんびりと、いつものように温泉を目指して。
やっぱりこれが性(しょう)に合う。

以前の私は、何をするのにも誰かと一緒だった。
それがいつのまにか、人に合わせる自分が嫌になった。
私は、私らしく。
自分の気持ちに、もっと素直でいたくなった。

…おや、こんなふうにしんみりするのは、私らしくないか?
いや、これはこれで私らしいのかもしれない。
たまにこんな気持ちになるのも、きっと私なんだ。

「旅先で 知らない私に こんにちは」

「自分探しの旅」なんて大げさに考えなくても、
こうして旅は、たまに自分の意外な一面を教えてくれる。

INFORMATION

日本屈指の米どころとして知られる新潟県は、温泉の数も日本有数。その中の一つ、「岩室温泉」は、300年以上の歴史を誇る温泉地です。お座敷文化を彩る「越後芸妓」発祥の地としても知られています。
そんな岩室温泉には、こんな謂(いわ)れが…。
江戸時代、村役人の高島庄左衛門は、夢の中で、ありがたい温泉の場所を告げられます。その地を探し歩いていた庄左衛門は、羽を怪我した鳥の「雁(がん)」が、この温泉で傷を癒しているところを発見。その言い伝えから、別名「霊雁(れいがん)の湯」と呼ばれています。
春、薄紫色の「カタクリの花」が咲き誇る多宝山の麓に広がり、夏は蛍の名所としても知られるなど、その周辺は豊かな自然に囲まれています。
平成の市町村大合併で、岩室村から新潟市へと生まれ変わると、山間ののどかな温泉地は、新潟市を代表する温泉地に。日本海へ車で5分ということもあり、周辺観光の拠点としての役割も果たしています。
夢から生まれたこの不思議な温泉地を、新潟交通のバスは走る。

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