福知山歴史の重みが凝縮された街
福知山歴史の重みが凝縮された街
福知山歴史の重みが凝縮された街
福知山歴史の重みが凝縮された街

ON AIR REPORT

福知山歴史の重みが凝縮された街

水運と陸運に恵まれた城下町

一人、城跡を巡る。
少し前に始めたこの旅は、
月に一度、退屈な日常をみずみずしくリセットしてくれる。

目的地のことを、スマートフォンですみずみまで調べてみる。
歴史探訪の旅は、もうすでに始まっている。
バスに揺られ、ゆらゆらと過ごすこの時間も、旅の醍醐味の一つだ。

そこに降り立つと、小高い丘の上にそびえ立つ城が、雄々しく出迎えてくれた。
盆地の中心にあるこの城は、街のどこからでも見えるらしい。

あたりの歴史が凝縮された城跡を歩くと、かつての群雄たちの生き様に、
少しでも触れられるような気がして、胸が踊る。

堀や城壁、石垣…、どれをとっても、
先人の思いが感じられ、好奇心をくすぐられる。

時代の息吹を生身に感じながら、天守へとたどり着く。
明智光秀は、いったいどんな思いでこの城を建てたのだろう。

城下町を眺めながら、この国の歴史を変えた人物に、思いを馳せた。

INFORMATION

京都府・由良川流域の「福知山盆地」。そこにひらける福知山市は、昭和12年、京都府で2番目の市として誕生しました。
京都市から60km、大阪市からは70kmという、両市のほぼ中間に位置し、国道9号をはじめとする多くの国道や、JR山陰本線・福知山線などが通る、北近畿の交通の要衝となっています。
なかでも市内の観光名所として知られているのが、福知山城。1579年、丹波を平定した明智光秀が築城した福知山城は、現在「福知山城公園」として整備されています。
天守は1985年に復元されたもので、内部は郷土資料館として公開され、城に関する資料や、福知山地方の歴史・文化財を展示。城下の眺めが抜群の観光地となっています。
水運と陸運に恵まれた歴史ある城下町を、大阪バスのバスは走る。

色濃く残る古の記憶

真っ青な空の下。
雄大な自然に囲まれ、森に溶け込むその鳥居に、懐かしさがこみ上げてくる。

10年前、少し早い卒業旅行にと、一人、この地を訪れた。
あの頃から、ほとんど変わっていない景色を見ていると、
ゆっくりと心の時計が巻き戻されていく…。

「早く大人になりたい」
ずっと、そう思っていた。
大人になれば、この悩みから解放される、そんなふうに思っていた。

なのに、いまも私の心には、うっすらと灰色の雲が漂っている。
その雲は、吹き飛ばしても、吹き飛ばしても、またどこからか、フワフワと現れる。

いつかきっと晴れる、それは単なる思い込みだったのかもしれない。
悩みは、尽きることがない。
こうして、生きている限り。

だからこそ、変わろうとすることは大切だけど、
変わらずにいることも大切だ。
この、鳥居みたいに。

INFORMATION

諸説ありますが、「本能寺の変」の首謀者とされる武将・明智光秀が、城を構えたことがきっかけで、大きく発展した福知山。
その歴史はとても古く、縄文時代から多くの人々がこの地で暮らしていたとされ、市内からは、当時の古墳や遺跡などが数多く発掘されています。
そんな福知山に遺る代表的な史跡の一つが、紀元前519年頃に創建された、「元伊勢内宮 皇大神社」。
その名前からもわかるように、伊勢神宮が現在の場所に構えるようになるまでの間に、身を置いた場所の一つとされています。
全国に2例しかない「黒木の鳥居」は、皮付きの杉の木が使われた、最も古い形式の非常に珍しい鳥居です。
その他にも、推定樹齢2000年といわれるご神木・「龍燈の杉」など、歴史の重みを感じさせる見所は少なくありません。
古の記憶を色濃く残すこの街も、大阪バスのバスは走る。

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