恵比寿〜成田空港恋人で賑わう街とひこうきの丘
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恵比寿〜成田空港恋人で賑わう街とひこうきの丘

ON AIR REPORT

恵比寿〜成田空港恋人で賑わう街とひこうきの丘

街を彩るイルミネーション

日付が変わる前には着くだろう。
聖なる夜は、もうすぐ終わる。
静まり返った車内には、穏やかな時間が流れている。
大きな荷物を抱えた旅人たちは、きっと今夜、誰かにとってのサンタクロース。

窓の外には、街を暖かく彩るイルミネーションが流れていく。
その光はまるで、それが幸せそのものかのように、恋人たちを優しく包み込む。
1つ1つの光の中に、誰かの思い出がぼんやりと照らし出される。

その中の1つに、あの日の私も立っていた。
傍らには、照れくさそうに寄り添う女性の姿があった。
少し長めのマフラーの奥にかすかに見えるその肌は、
今にも光の中に吸い込まれそうなほどに、白く、美しかった。

今日 君は、どんな顔で私を待っているのだろう。
その時 光の中で、あの日の彼女が、笑ったような気がした。

INFORMATION

恵比寿駅から直結の複合施設、恵比寿ガーデンプレイス。毎年クリスマスが近づくとイルミネーションで彩られ、恋人たちで賑わうその場所にはかつて、ビール工場が建っていました。
明治20年に設立された「日本麦酒醸造会社」は、「黒ラベル」でおなじみの「サッポロビール」の前身。その後、現在のガーデンプレイスのある場所に、醸造所が建てられます。
レンガ造りの3階建てというモダンな醸造所の周囲には、果てしなく続く田園風景。現在の恵比寿の街並みからは、想像もできないような景色が広がっていました。
翌年から販売が開始された「ヱビスビール」の名前にちなんで、街には新たな名前が付けられました。そう、実は「恵比寿」という街の名は、「ヱビスビール」から来たものだったのです。
周辺の都市化が進む中、昭和60年に工場は移転。その跡地に建設されたのが、恵比寿ガーデンプレイスです。
1994年の開業から20年以上。現在では年間1,200万人が訪れる日本屈指の商業施設として、恵比寿の街を再び賑わせています。
かつて栄えた産業の、歴史と名前を背負うこの街を、東京空港交通のリムジンバスは走る。

日本の空の輸送を支える空港

遅刻ぎみのサンタクロースに会いに行こう。
カーテンの隙間から見える街並みは、オレンジ色に染まっている。

幸せそうな顔ばかりが並ぶバスの車内に目をやると、
左手を見つめて微笑む、若い女性の姿があった。
その薬指は、夕日に照らされ、まばゆいばかりに輝いていた。
おそらくそれは、彼女にとってとびきりの、
クリスマスプレゼントだったに違いない。

あの日の私も、きっと同じような顔をしていただろう。
彼が、どんな想いで私に会いに来たのか。
嬉しさと驚きで、突然泣き出した私の姿は、どんな風に映ったのか。
今の私には、彼の気持ちがよく分かる。

空の向こうに見える飛行機の影が、段々と大きくなっていく。
きっと、あの日の彼も見上げたその景色を眺めながら、
最初にかける言葉を、もう一度心で繰り返した。

INFORMATION

成田国際空港、通称 成田空港は、昭和53年の開港以来、数多くの旅人を見送り、出迎えてきた、歴史ある国際空港です。
羽田空港に次ぐナンバー2として、日々、日本の空の輸送を支えています。
国内最長を誇る第一滑走路の長さは、実に4,000m。その全景を見渡すことが出来る展望デッキでは、見送りに来た家族や友人、恋人たちが、最後の最後まで旅人との別れを惜しんでいます。
今年の3月には、空港の南側に「ひこうきの丘」という公園が誕生。駐車場とトイレとベンチのみ。自動販売機すらないこの公園ですが、その周辺にはのどかな田園風景が広がり、何にも邪魔されることなく、思う存分飛行機を眺めることができます。
遮るものが何もないこの場所は、週末になると多くのカメラマンが大迫力の飛行機を写真に収めに訪れる、新たな撮影スポットとなっています。
旅人たちの出会いと別れをこれからも見守り続けるこの街を、東京空港交通のリムジンバスは走る。

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