水戸黄門さまが出迎える街
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水戸黄門さまが出迎える街

千波湖に映る春の空

目の前に広がる大きな湖が、晴れ晴れとした春の空を映している。
君とこの場所を訪れるのは、これが二度目。

二人きりの旅は、久しぶりだね。
君がこの場所を選んだ理由は特に聞かなかったけれど、なんとなくわかる。

くだらない理由で、大喧嘩したことを今でも思い出す。
初めての旅、あの頃は二人とも若かった。

同じ湖でも、あの頃と違う青色に見えるのは、
重ねてきた歳月のせいだろうか、それとも…。

小鳥のさえずりを聞きながら、ゆっくりと湖畔と歩く。
子どもたちが巣立った今、再び、二人きりの時間を大切に過ごしたい。

水面に目をやると、
散った桜の花びらが、風に吹き寄せられていた。
どうやら「花筏」というらしい。
この旅は、僕にとって二度目の船出だ。

INFORMATION

水戸市といえば、「黄門さま」として知られる江戸時代の水戸藩主、徳川光圀を想像する方が多いのではないでしょうか。
市内には全部で8つの光圀像が点在。そのうちの1つは水戸駅前に設置されており、助さん・格さん像と共に水戸を訪れる人々を出迎えてくれます。
また、市内で一番大きい像は、水戸駅からバスで15分、千波公園にある黄門像広場に建てられており、その姿は東を向き、視線は光圀公生誕の地、水戸城を見つめています。
市民の憩いの場として親しまれている千波公園は、千波湖とその周辺の緑地からなり、偕楽園とともに水戸市を代表する公園です。
湖には、多くの野鳥が生息しており、1周3kmの湖畔園路では、さくら並木の下を多くの市民たちが、毎日ウォーキングやジョギングを楽しんでいます。
貸しボートやレンタサイクルも利用でき、休日になると黄門像広場の好文cafeや少年の森でのフィールドアスレチックを楽しむ利用者で賑わいます。
光圀公が、その温かい眼差しで見つめるこの街を、関東鉄道のバスは走る。

世界で2番目に大きな都市公園

園内に足を踏み入れると、
たくさんの思い出を乗せた懐かしい風が、すっと吹き抜けていった。

初めてここを訪れてから、どれだけの季節が巡っただろうか。
いつでも私を、そっと迎え入れてくれる、大切な場所。
友達と喧嘩をしたとき、初めて恋をしたとき、将来について悩んだとき…。
ここには、あらゆる時代の私がいる。

憧れの都会に出て、夢のために生きていく…。
そう故郷を離れる決意をしたのも、この場所だった。
なにか大切なことを決めるときには、つい戻ってきてしまう。
そんな場所…。

思い思いのときを過ごす人たちを横目に、ゆっくりと歩く。
自然に囲まれた中で浴びる、太陽の暖かさが心地良い。

桜はだいぶ散ってしまったけれど、関係ない。
今日が私にとってのスタートの日だ。

INFORMATION

言わずと知れた日本を代表する庭園、水戸「偕楽園」。隣接する地域を含めた「偕楽園公園」としては、300ヘクタール。アメリカ・ニューヨークのセントラルパークに次ぐ、世界で2番目に大きな都市公園です。
そんな公園の見所の一つが、四季折々の美しい風景。春には梅や桜、夏にはツツジ、秋には萩や紅葉が見頃を迎え、訪れた人たちを楽しませてくれます。
この公園が造られたのは、江戸時代後期の1842年。徳川最後の将軍・慶喜の父である、水戸藩9代目藩主・徳川斉昭の「民衆とともに楽しむ場を造りたい」という思いがきっかけでした。
それから、およそ180年。時代が移り変わった今なお、藩主の思いは生き続け、公園は一年を通じて多くの人々が訪れる、街のシンボルとなっています。
先人の思いに応え、人が集まるこの街も、近鉄バスのバスは走る。

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