栃木餃子と古き良き蔵の街
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ON AIR REPORT

栃木餃子と古き良き蔵の街

餃子の街

「そうだ、宇都宮に餃子を食べに行こう」
どこかのコマーシャルで聞いたような調子で、友人はいつも突然誘ってくる。

現地までの距離や所要時間などお構いなし。
いったい、どんなきっかけで思いつくのか、
いま食べたいと思ったものを、すぐに食べに行くのが彼のスタイル。
正直、はじめは戸惑ったが、いつのまにかそんな旅にもすっかり慣れた。

これまで全国各地に足を運んできたが、栃木に行くのはこれが初めてだ。
「宇都宮」「餃子」と検索すると、たくさんの専門店のページが出てくる。
さて、どの店に行こうか…。

彼はというと、隣の座席でぶつぶつと呟きながら、
「宇都宮の餃子の食べ方情報」を眺めている。

酢と胡椒だけで食べたり、ラー油を餃子の腹に塗ったり…。
たかが餃子、されど餃子。
どうやらこの街では、餃子一つとってもさまざまな食べ方があるらしい。

彼との旅は、いつも無計画。
道中で「ああでもない、こうでもない」と話しながら、その日の気分でルートが決まる。

他の誰とも味わえない、唯一無二の旅なのだ。

INFORMATION

栃木県宇都宮市は、静岡県浜松市と常に消費量全国1位の座を争うほどの「餃子の街」。駅前にはそのシンボルとして、ビーナスが餃子の皮に包まれた姿を彫った、「餃子像」が設置されています。
そんな宇都宮が「餃子の街」となったのは、市内に駐屯していた陸軍が中国に出兵したことがきっかけ。本場の餃子を知った兵士たちが、戦後、日本に帰国してその味を広めました。また、宇都宮は、夏は暑く、冬は寒い「内陸型気候」のため、気候に負けないスタミナをつけるために、餃子人気が高まったともいわれています。
「焼き」「茹で」「揚げ」などの基本的な種類から、大きさや素材、皮の厚さや熟成度、更には、包み具合や「はね」の大きさ、つけだれなどなど…、店によって異なる店主のこだわりにより、食べ歩いても飽きない餃子店巡りを楽しむことができます。
市内におよそ200店あるといわれる餃子店のなかでも、全国的な知名度を誇る「宇都宮みんみん本店」は、観光客だけでなく、地元民もこぞって並ぶほどの人気店となっています。
おいしい匂いが旅人を誘うこの街を、近鉄バスのバスは走る。

小江戸の情緒が香る街

大学の講義の前乗りついでに、足を伸ばして温泉へ。
連休のUターンラッシュを逆走する。

バスを降りて、小江戸と呼ばれる、古き良き蔵の街を歩いていると、
川沿いで、観光客を乗せた遊覧船とすれ違った。
船頭が高らかに歌う「船頭唄」が、この旅の贅沢なBGMだ。

しばらく行くと、江戸時代から続くという旅館に辿り着いた。
まるでタイムスリップでもしたかのような、風情漂うこの場所で、
誰の目も気にせず、ゆっくりと流れていく時間を堪能しよう。

ふと気付くと、もう日は傾いていた。
時計に目をやると、夕刻を指している。
このあとは美味しいご飯をいただいて、お湯につかって、ぐっすりと眠るだけ。

「この土地の 気がやすらぎを 心へと」

栃木の郷土料理を頬張りながら、明日のスケジュールを確認する。
講義が終わったら、「栃木のお伊勢さま」にお参りに行こうかしら。
旅は、これだからやめられない。

INFORMATION

「栃木」、その地名の由来には諸説あります。かつて、この地に多く生えていた「栃の木」に由来するという説。また、「栃木のお伊勢さま」と呼ばれる神社「神明宮」の、屋根に突き出した「千木」と呼ばれる木材が10本並んで見えたことから、その付近を「10本の千木」と書いて「十千木」と呼ぶようになったとの説も。
いずれも説得力があるように感じますが、本当のところはわかっていません。
そんな栃木市は、江戸時代に宿場町として栄えた街。商人たちが、市内を流れる巴波川を物資の輸送に活用したことで、商人の街として発展を遂げました。
現在も、街中を流れる巴波川の岸辺には、黒塗りの重厚な見世蔵などが残っており、映画やテレビドラマなどの撮影にも度々使われています。
また、市街地の中心に位置する「かな半旅館」は、江戸後期創業、およそ250年の歴史をもつ由緒ある旅館。長屋つくりの建物と、そこで味わえる栃木の小江戸料理が旅の風情をより一層引き立ててくれると評判です。
小江戸の情緒が香るこの街を、関東自動車のバスは走る。

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