広島日本有数の「水の都」
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ON AIR REPORT

広島日本有数の「水の都」

川の流れに寄り添う街

出張で訪れたこの街をぶらぶらと歩いてみる。
夕食までのちょうどいい腹ごなしだ。

あてもなく歩いているだけなのに、
さっきから、やけに何度も橋を渡る。
不思議に思い、周辺地図を開いてみる。
なるほど、合点がいった。
どうやらこの街は、いくつもの川にまたがる、水の都らしい。

再び歩き始めると、目の前にはまた橋。
今度は大通りから一本脇へ、川沿いの道に入ってみる。
市街地からそれほど離れていないのに、このあたりはずいぶんと静かだ。
日が傾くにつれて、人影がまばらになっていく。
ここらで一息入れよう、ベンチに腰掛け、川の流れに目を落とす。

向こう岸に沈んでいく夕日を眺めていると、
トレーニング中らしき学生が目の前を横切った。
その後ろ姿に、がむしゃらになってボールを追いかけた、昔の自分が重なった。

INFORMATION

西日本を代表する都市・広島。この街が日本でも有数の「水の都」だということは、あまり知られていないのではないでしょうか。
街の南側に広がる瀬戸内海と、そこに流れ込む6本の川。広島の市街地の中心部は、その川の中州に形成されています。その中州を遠くから見ると、まるで「広い島」のように見えたことが、「広島」という街の名前の由来の一つになったといわれています。
市内を流れる川の存在は、街の成り立ちだけではなく、人々の生活にも密接に関わっています。
「水の都リバーウォーク」と呼ばれる川沿いの歩道は、連日、散歩やウォーキングをする人で賑わい、恋人たちにとっては定番のデートスポットとなっています。
歩き疲れたら、川沿いのカフェで一休み。聴こえてくるのは、中洲の広場で開催されるコンサートの音色です。気分を変えて遊覧船に乗り込めば、今度は川から眺める、普段とは違った景色を楽しむことができます。
川の流れに寄り添う、水の都と呼ばれるこの街も、中国バスのバスは走る。

広島県民のソウルフード

観光に夢中になって、お昼ごはんを食べるのを忘れていた。
街一番の繁華街を歩いていると、
どこからともなく漂ってきた甘いソースの匂いに、私の鼻が反応した。

鼻を頼りに歩いて行くと、一軒の店の前に長い行列ができていた。
匂いに誘われたのは、どうやら私だけではないようだ。
店先に置かれていたのは、「お好み焼き」と書かれた看板。
老舗だろうか。ずいぶんと年季が入っている。

行列は、どんなガイドブックよりもあてになる。
迷わず最後尾に並び、辺りを見渡すと、そこにもあそこにも、
街の至るところに「お好み焼き」の文字が並んでいた。

そういえば、子どものころ近所にあったお好み焼き屋さん。
あのおばちゃん、今でも元気でいるかな。

懐かしい思い出に浸っていると、後ろに並んでいた男性に声をかけられた。
「前、進んでますよ」
慌てて間を詰めると、もう扉の前まで来ていた。

INFORMATION

広島県民のソウルフードといえば、「お好み焼き」。
その元となったのは、「一銭洋食」という大正時代の子どものおやつでした。小麦粉の生地にネギなどを乗せ、鉄板の上で焼いたもので、当時、駄菓子屋などで売られていたそうです。戦後には、大人にも好んで食べられるようになり、その手軽さとボリューム、ソースの癖になる味わいから、庶民の間で爆発的に広まりました。
その味は世代を超えて受け継がれ、現在も広島市内には街の至るところにお好み焼き店が建ち並んでいます。
その中でも特に有名なのが、広島のお好み焼き文化の生みの親と言われる老舗店「みっちゃん」。実はこの店、創業当時は「美笠屋」という名前で営業していました。多くの知り合いが足を運んでくれる一方で、たくさん並ぶお好み焼き店の中から見つけることができないという声を耳にします。
そこで、ひと目で自分の店だと分かるようにと、店の名前を店主のあだ名であった「みっちゃん」へと変更しました。このアイデアは他の店にも続々と採用され、その名残から「○○ちゃん」という名前のお好み焼店が今でも多く残っています。 お好み焼きの香ばしい匂いが漂うこの街も、中国バスのバスは走る。

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