あきる野大人も楽しめるレジャースポット
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あきる野大人も楽しめるレジャースポット

雨の日も 風の日も いつも楽しいサマーランド

―今年の彼女は、ビキニだろうか。
少しでも気を抜くとそんな妄想が頭をめぐる。
いかん!俺はいま、責任ある仕事を任されているのだ。
水泳バカの俺にぴったりの仕事、プール監視員も3年目を迎え、
もはやバイト間では中間管理職の域。しっかりしろ、俺。

しかし、彼女は。
どんな水着で来るのかな。
いやいやいや!もう、ほんとにさっきからどうしようもないくらい、
そのことばっかり頭をめぐる。

去年の夏の出会いは衝撃的だった。
不覚にも仕事中に熱中症になっちまった俺に声をかけてくれたのが彼女。
「具合悪いんですか」って、本来なら俺がお客さんに言わなきゃいけないセリフだよ。
でもあの頃の俺は、早く一人前の監視員になりたくて、がむしゃらに仕事してた。
先輩の忠告も聞かず無理ばかりして独りよがりで。ほんとバカだった。

あの日から。
淡い小花模様の水着が俺の目の奥に焼き付いて離れない。
奥ゆかしいワンピース型だった。
「わたし、去年から来てるんですよ、新宿からバスで一本で行けるって知って」
仕事復帰した俺に彼女はそう言って笑った。向日葵が咲いたような笑顔。
名も知らない彼女に俺は1年、片思いしてる。
もし今年も来てくれたら、今年も目の前に現れてくれたら、その時は…その時は―。
ビキニであってほしい。

なーんていってる間に今日も業務開始だ、気合入れろ、俺!
仲間たちと一斉に持ち場へ移動する。今年もいい夏になれよ。いや、するんだよ。
プールサイド。日差しは明るい。
「こんにちは!」ふいに、片時も忘れたことのない声が俺を呼んだ。
振り向く俺はどんな顔をしてたんだろう。仲間には見せられない。
手をふって歩いてくる姿は、ただただ、眩しかった。

INFORMATION

東京都あきる野市が誇るレジャー施設。それが、「東京サマーランド」です。
毎年夏になるとコマーシャルが流れる、この夏の風物詩がオープンしたのは、東京オリンピックの3年後、1967年。その目玉は、「世界最大のプラスチックドーム」と「東洋初の波の出るプール」。1,000種類、1万2,000本の熱帯植物に囲まれた、南国ムード満点のレジャーランドとして話題を呼びました。キャッチコピーは「雨の日も 風の日も いつも楽しいサマーランド」
その後、屋外遊園地の開業を皮切りに、ボウリング場、ゴルフ場、動物園、ドライビングシアターといった、時代のニーズに合わせた施設を次々と展開していきました。当時、日本は一大レジャーブーム。子どもだけでなく、大人も楽しめる複合レジャー施設として、日本中から人が詰めかけました。
その人気は、開業から60年が経った今でも変わらず。園内は今日も、眩しい笑顔で溢れています。
夏の休日を彩る、活気あふれるこの街も、西東京バスのバスは走る。

都会の喧騒から離れて

最近、鼻歌を歌ってない。
出勤中、ふとそんなことを考えた。
歌いたくなるような楽しいことなんてそうは起こらない。
会社と家の往復の中で季節感すら忘れている。

いつものように職場へ歩く。
手の中のスマホは“今日やるべきこと”をうるさく告げる。
クーラーのきいた場所に早くいきたい。
灼熱のアスファルトを見つめながら黙々と歩く。
セミの声も聞こえない。

「あっ…!」
一瞬誰かとぶつかりそうになって私は顔を上げた。
「すみません!」
長身の、よく日に焼けた青年が頭を下げた。
そのほんの一瞬。
夏の香りがした。
懐かしく胸を焦がす季節。
プールサイド。明るい日差し。吹き上げる水しぶき。滑り落ちるボート、すいかの形をしたアイスキャンディー。どれも私のお気に入りだった、夏のすべて。
そう、今は夏なのだ。

彼は笑顔で立ち去った。
私はそのまま立ち止まっていた。
そして、くるりと踵を返し、足早に駅に戻る。
確か新宿からバスが出ていたはず。
飛び乗ったらスマホで今日の予定変更を打ちまくらなきゃ。人生最大のエスケープ。
走り出したら止められない、それが私だったはず。
きっと出会える、きっと誰かに。

いつの間にか歌っていた。お気に入りだったあの歌を。
そう、今は夏。
思い出した、私はこの季節が、大好きなんだ。

INFORMATION

東京都心から西へ1時間ほど。「東京サマーランド」の脇を流れるのが、多摩川の支流の中でも最大といわれる川、「秋川」です。
あきる野市と、その隣の檜原村にまたがる、全長およそ20kmの区間は「秋川渓谷」と呼ばれ、東京とは思えないほどの大自然と、澄んだ空気が満ちています。
山肌と深い谷によって造られた景観が美しい、首都圏に最も近い国立公園。新緑や紅葉、都心ではなかなか味わえない雪景色など、四季折々に表情を変え、いつ訪れても新鮮な気持ちにさせてくれます。その雄大な自然に抱かれながら、ハイキングや登山、キャンプなど、様々なアウトドアが目白押し。
また、夏の秋川渓谷は、多くの釣人でも賑わいます。そのお目当ては、6月に解禁された鮎釣り。清流で育った鮎は、身もしまっていて美味しいと評判で、釣りをしない人でも、市内の飲食店に行けば、その味を楽しむことができます。
都会の喧騒から離れて、自然に帰れるこの街も、西東京バスのバスは走る。

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