バス旅スト presented by ウェルネット バスもり!教授とバス旅ストたちによるバス旅大好き番組です

TOKYO FM / JFN38 STATIONS EVERY SUNDAY 12:00-12:25 TS ONE EVERY FRIDAY 19:30-20:00
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甲信越

避暑地、軽井沢で生まれるバスロマンス

バス旅の魅力を“音”で感じる番組「バス旅スト」。“バス旅スト”とは、普段住み慣れた街から遠く離れたあの場所へ、バスに揺られて自由気ままな旅をする人のことです。

7月29日のオンエアでは、西武観光バスと千曲バスが共同運行する高速バス「軽井沢線」で行く、軽井沢の旅をお届けしました。
異国情緒あふれる避暑地、軽井沢誕生の背景
今回は、西武観光バスと千曲バスが共同運行する高速バス「軽井沢線」に乗って、池袋駅東口を出発し、軽井沢駅前へ向かいます。「軽井沢線」は1日7便の運行で、おおよそ3時間で軽井沢に到着します。

軽井沢は標高1,000mの高原の町として、古くから、国内外たくさんの人たちに愛される避暑地です。朝9時10分に池袋を出発して、軽井沢駅前に12時頃到着。そこから西武観光バスの路線バス「鬼押出し園行き」に乗り継ぎ、最初に旧軽井沢を訪れました。

「旧軽井沢」のバス停から降りてすぐの「旧軽井沢銀座通り」は、旧軽ロータリーから江戸時代初期創業の老舗旅館「つるや」まで続く、おおよそ500mの商店街。「旧軽銀座」の愛称でもおなじみです。
江戸時代、軽井沢は中山道の宿場町として栄えました。そして、明治時代に入ると避暑地として発展を遂げていきました。当時、軽井沢を訪れたアレキサンダー・クロフト・ショーというカナダ人の宣教師が、軽井沢の自然や気候を気に入り、その魅力を知り合いに広めたことから、外国からたくさんの人が訪れるようになったと言われています。その功績から宣教師のショーは「軽井沢の父」と呼ばれ、この地の歴史に名を刻んでいます。
現在も通りに建つクラシックな西洋風の建物は、軽井沢の歴史の面影を表しています。異国情緒あふれる軽井沢や避暑地・軽井沢が誕生した背景には、宣教師の存在があったのです。
現在の通りには、モカソフトで有名なミカド珈琲、蜂蜜屋、ベーカリーなど目を引く商店がたくさん並び、多くの人たちでにぎわっています。
ジョン・レノンも愛した万平ホテル
次に訪れたのは、つるや旅館の近くにある喫茶シブレット。軽井沢で創業100年以上続く製氷店で、浅間山麓の湧水を碓氷峠の池で凍らせ、そこから切り出した「天然氷」を使ったかき氷を提供しています。現在、天然氷は、秩父、日光、軽井沢でしか作られていません。プレミアムな氷でつくられたかき氷を、ボリューム満点で味わえます。「旧軽銀座」を散歩したら、ここで一休みして、涼をとりましょう。
旧軽銀座のメインストリート以外にも、軽井沢には散歩を楽しめる脇道がたくさん。「テニスコート通り」には、「軽井沢会テニスコート」があります。1957年(昭和32年)の夏に天皇皇后両陛下が出会われた場として有名です。
さらに進むと、「オーディトリアム通り」へ出ます。オーディトリアムは「音楽堂」という意味。明治時代、このあたりに建てられた軽井沢ユニオン・チャーチのことを、当時住んでいた外国人たちがオーディトリアムと呼んだことが、名前の由来になっています。
そして、中村橋という小さな橋を渡ったあたりから、背の高い木がまっすぐ並び、森のトンネルをくぐるような道に変わります。木立の合間に別荘が見え隠れする様や小鳥のさえずりにそよぐ風。森林に囲まれた中で、自然の音に耳を傾け、涼しい森の空気に身を浸す。ここはまさに避暑地・軽井沢を肌で感じられるスポットです。

木立の中に溶け込むようにして佇んでいるのは、日本の西洋式ホテルの草分け「万平ホテル」です。江戸時代に開業した旅籠「亀屋」が前身で、外国人の避暑客をもてなすために、軽井沢初の洋風ホテルに改装したという歴史があります。ホテルのフロントロビーに入ると、大きな2つのステンドグラスがあることに気が付きます。このステンドグラスは軽井沢の歴史を表したもので、ひとつは、江戸時代に中山道を参勤交代する様子、もうひとつは昭和初期の頃、クラシックカーにゴルフバックを積み、レジャーに出かける様子を表しています。他にもホテル各所にステンドグラスが飾られており、フロント脇にある階段の天上には、「亀屋」にちなんだ亀のステンドグラスがあります。これらは、国会議事堂のステンドグラスも手掛けている宇野澤辰雄が制作したものです。

1970年代にはジョン・レノンがひと夏を過ごすのに、万平ホテルを何度か訪れています。館内の喫茶「カフェテラス」のメニューにあるロイヤルミルクティーは、当時ここに足繁く通っていたジョン・レノンがレシピを伝授したという逸話が残っています。また、信州産のリンゴを使ったアップルパイも人気メニュー。ギッシリと詰まったリンゴの適度な酸味と、サックリしたパイ生地の食感は絶妙です。
【今回のバス旅で利用したのは?】
軽井沢線
【バス旅の乗り方&乗り換え方法】
?池袋 → 軽井沢
◆のりば・・・・「池袋駅東口」
◆おりば・・・・「軽井沢駅前」

?軽井沢駅 → 旧軽井沢銀座通り
◆乗車バス・・・西武観光バス 草津温泉行き(旧軽井沢・星野温泉トンボの湯・鬼押出し園経由)
◆のりば・・・・「軽井沢駅 ?のりば」
◆おりば・・・・「旧軽井沢」

★このバス旅の続きは次週をお待ちください★

※上記情報は2018年7月現在のものです。また、曜日・日程等により異なる場合があります。最新情報(ダイヤ、乗り場等)は各バス会社のWEBページをご確認ください。

●高速バス「軽井沢線」・・・西武観光バス千曲バス

●西武観光バス 草津温泉行き・・・西武観光バス
【オンエア楽曲一覧】
「夏の日の恋」パーシー・フェイス・オーケストラ
「大空で抱きしめて」宇多田ヒカル
「おとなの掟」Doughnuts Hole
【高速バスはアプリで買える! スマホアプリ“バスもり!”とは】
http://www.busmori.jp/Concierge/lp/
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