バス旅の魅力を“音”で感じる番組「バス旅スト」。“バス旅スト”とは、普段住み慣れた街から遠く離れたあの場所へ、バスに揺られて自由気ままな旅をする人のことです。

12月31日のオンエアでは、南海バスと江ノ電バスが共同運行している「サザンクロス号」で行く大阪・京都発～藤沢・鎌倉の旅の後編をお届けしました。

前回、稲村ヶ崎海岸や新江ノ島水族館を訪れたバス旅。今回は、いよいよ江ノ島へ向かいます。

本土と2本の橋で結ばれている江ノ島。歩行者・自転車専用の橋を「江ノ島弁天橋」、車両専用の橋を「江ノ島大橋」と言い、多くの観光客が行き交います。頭上を飛ぶトンビの鳴き声に旅情をそそられながら、のんびりと江ノ島に入っていきましょう。

江の島弁財天仲見世通りのお店を楽しむ前に、まずは昼食を、とやって来たのは「文佐食堂」。こちらの食堂は綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずという豪華キャストが四姉妹役で共演した『海街diary』で「海猫食堂」のロケに使われました。映画ではアジフライ定食が人気メニューということになっていましたが、残念ながら実際にはメニューにありません。「文佐食堂」では、しらす丼やサザエ丼、煮魚定食など、江ノ島ならではの海の幸を楽しめるメニューがオススメです。

海の幸で腹ごしらえした後は、弁財天仲見世通りで散歩しましょう。緩やかな坂道になっており、旅館やお土産屋さんがたくさんひしめき合っています。そんな中、常に行列ができるほど人気を集めているのが「あさひ本店」です。観光客のお目当ては「丸焼きたこせんべい」。長い時は、2時間待つこともあるとか。食べ歩き用のメニューには、たこ以外にえびもあります。

材料に使うたこの大きさは全長22cm、幅7cm。このサイズのたこを1枚のせんべいに2、3匹使い、鉄板のプレス機で1トンもの圧力をかけ、一気に丸焼きします。焼き上がる時の「プシュー」という蒸気の音は迫力満点です。焼き上がったせんべいから漂う香ばしい磯の香りをかぎながら、大判のせんべいを2枚重ねて、パリッとした食感を楽しむのが通な食べ方です。元日は朝5時からの営業だそう。江ノ島神社に初詣した後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

そして女夫饅頭が有名な紀の国屋本店。1789年創業という和菓子の老舗で、つぶあん、こしあん共に機械には頼らず職人さんが練り上げています。しっとりしていてとても上品な味が特徴。ちなみに「夫婦」ではなく「女夫」なのは、弁財天は女性の神様のためだそうです。

江ノ島の聖地巡礼で最後に訪れたのは、デートの定番スポット「恋人の丘」です。2人の絆が解けないようにとカップルの願いが込められた南京錠がズラリと並んだ丘には、天女と龍の恋伝説にちなんだ「龍恋の鐘」が設置されています。相模湾の海原を眺めながら、2人の息を合わせて鐘を鳴らしましょう。

【今回のバス旅で利用したのは？】
サザンクロス号

【バス旅の乗り方＆乗り換え方法】
＜復路のご紹介＞

?江ノ島→藤沢
◆乗車電車・・・江ノ電 藤沢行き
◆のりば・・・・「江ノ島」※最新ダイヤ
◆おりば・・・・「藤沢」

?藤沢→大阪
◆乗車バス・・・「サザンクロス号」堺・大阪・京都⇔小田原・藤沢・鎌倉
◆のりば・・・・「藤沢駅南口」
◆おりば・・・・「南海なんば高速バスターミナル」

※上記情報は2017年12月現在のものです。また、曜日・日程等により異なる場合があります。最新情報（ダイヤ、乗り場等）は各バス会社のWEBページをご確認ください。

●「サザンクロス号」・・・南海バス／江ノ電バス
●江ノ電・・・江ノ島電鉄株式会社

【オンエア楽曲一覧】
「さすらい」奥田民生
「So Much in Love」TIMOTHY B.SCHMIT
「本気でオンリーユー」竹内まりや

【高速バスはアプリで買える！　スマホアプリ“バスもり！”とは】
http://www.busmori.jp/Concierge/lp/