取材日記

TOKYO FMが誇る報道スポーツチームが総力を挙げて取材します。
ラジオならではのハートフルなスポーツ報道をお送りします。

メダル獲得目標を団長が語る!

ソチオリンピックも、開催までのカウントダウンも一ケタに突入!
開催まであと9日となりました!

競技会場は内装が仕上げられ、
オリンピック公園への玄関口となる鉄道の駅も完成が間近!
そして、モーグル会場ではジャンプ台が設置されました。
この前のシーズンは雪不足だったソチですが、
会場の整備を担当しているスタッフは、
「今シーズンは十分な雪が降った。問題ない!」
と話しているそうです。

開幕が近づくにつれて、「メダル獲得予想」トーク、
メダルがどれくらいとれるかという話も出てきました。

このメダル獲得数について、
日本選手団の橋本聖子団長が会見でコメントしました。

「私はやはり団長として選手の力を信じて、
 全力で目標に向かっていけるようなサポート態勢をする
 というのが私の務めでありますので、
 それができれば、長野のオリンピックの獲得数を超えるということは
 間違いないだろうという確信のもとで、
 邁進しようというふうに思っております」

ちなみに、橋本さんは、ご存知のように、
スピードスケート選手でオリンピック出場経験をもち、
前回のバンクーバーオリンピックで初の女性団長になりました。
今回も団長を務める橋本さん、とても熱いです!!

日本の獲得メダルは、
1998年の長野での金5個を含む10個が
冬のオリンピックでは最高。
この更新に向けて日本選手団の活躍に期待です!
ソチの日本選手は、メダルに十分手が届くという実力者ばかり。
ということは、10個以上のメダル、夢物語ではないのでは!?

ところで、このソチのオリンピックメダルはどういうものか、というと…
まず、直径は10センチ!
長野オリンピックでは直径8センチだったので、
大きくなって豪華度UPな感じがしますね!
ちなみに、厚さは1センチ。
そして、ソチのメダルは、ロシアの様々な民族の伝統的な模様と、
透明な素材を組み合わせた斬新なデザインです。カッコイイですよね!
7競技で史上最も多い98種目で争われるため、
およそ1300個が製造されたそうです。

さらに、今回のソチ・オリンピックでは、
なんと「隕石入りメダル」を贈るプランがあるんです!!
去年2月15日にロシア国内に隕石が落ちてから1年ということで、
2月15日の競技で金メダルを獲得した選手には、
隕石を真ん中に入れたメダルを特別に贈る、とのこと!
普通の金メダルに加えて、隕石入りメダルの「おまけ」つき!? ですね。
果たして、このメダルは誰の手に!
ソチで注目したいところが、また一つ増えましたね!!

ソチオリンピックまで、あと9日です!

■鈴木
  • 19:45

ワクワクソチ!

今日は、オリンピック期間中、およそ1ヶ月間に渡り
現地・ソチから情報をお届けするということで、
わたくし柴田、堀内さんと一緒に
生放送でコーナーを担当させて頂きました。

ソチ準備は・・・まだゼロ段階の柴田ですが、
早くもソチ入りしたメディア仲間の先陣隊によりますと・・・
うん〜やはりソチは厳戒態勢のようですね。
私たちメディアの宿泊ホテルから、
活動拠点となる国際放送センター(IBC)までには、
3度ものセキュリティチェックを受けないと
ならないそうなんです。

水筒や魔法瓶も持って入ることは出来ず、
水も毎日2リットルまで・・・と様々な制約が設けられています。

物価が高めで基本的な食事は、1食2000円弱もするそう!

そしてオリンピックと言えば・・・ピンバッチ!
各国、各メディアがこぞって、オリジナルピンバッチを
交換し合うという風習があります。
挨拶代わりにピンバッチ交換!
名刺代わりにピンバッチ交換!

ちなみにTOKYO FMのピンバッチは・・・
「侍」デザインです。

■柴田幸子
  • 22:03

オリンピックブレザーで登場!

ソチオリンピックの日本選手団の結団式と壮行会が
20日開かれ、選手たちおよそ130人が出席しました。

結団式の会場のステージには、
日本代表選手がずらっと並びました!
そして、史上最年長41歳で、選手団の主将を務める、
スキージャンプの葛西紀明選手が、
力強く決意表明しましたよ!

 「一人一人が不撓不屈の精神で取り組んできた
  トレーニングと、ソチにかける熱い想いを
  チームジャパンとして集結し、一意専心、
  競技に取り組みます」

大相撲の昇進口上のような四字熟語が並びました。


結団式で選手たちは、日の丸が胸にデザインされた、
グレーの公式スーツに身を包みました。
やはり、このスーツを着ると、
「オリンピックを迎える実感が高まる!」という言葉が
多くの選手から聞こえてきました!

キャプテンの葛西選手は、その後の記者会見で
こう語りました。

 「この会場にきて、このオリンピックブレザーを着て、
  初めて『オリンピックだ』という身が引きしまる想いがしました。
  選手全員で、ソチオリンピックでは
  メダルをたくさんとれるようにがんばっていきたいと
  思っています」


今回、選手団で旗手を務めるのは小笠原歩選手。
2度のオリンピックに出場したあと、結婚・出産を経験して、
再び夢の舞台に立ちます。
オリンピックへの想い、そして旗手としての意気込みについて
こう話してくれました。

 「ホントにオリンピックにこうして戻れたことを
  非常に嬉しく思っていますし、
  自分が選んだ道は間違いではなかったということを
  自分自身で証明できたことにすごく誇りを感じています。
  開会式では思いっきり旗を振ります。
  自分自身もがんばりますし、
  選手団のためにもできることがあれば
  力を尽くしたいと思っています」


結団式のあとには、
一般のファンおよそ1800人も参加して壮行会が行われました。
選手たちからは
「いよいよ」、「興奮してきた」、「ワクワクする!」といった
気持ちが高まっている、そう感じる言葉がこぼれました。

そうした中、スピードスケートの加藤条治選手は
このように語りました。

 「ようやくこうやって日本選手団として集まることができて、
  かなりオリンピックに対する意識が高まりました。
  もうここまできたら金メダルしか狙っていないので、
  いま自分ができることをしっかりやって
  突き進んでいきたいと思います」

こういう前向きな言葉を聞いていると、ワクワクしてきますよね。

ソチの日本選手総数は110人前後となりそうで、
冬のオリンピックで初めて女子の数が
男子を上回る見通しとのこと。

多くの日本人選手の活躍に期待です!!!

■鈴木晶久
  • 23:45

いよいよ!!

いよいよ開会式が来週に迫ってきましたよ!
軒並み壮行会を終えた選手たちですが、既に日本を発ち、
海外で調整をしてから現地・ソチに入る、という流れの方が
多いようですね。

先週壮行会を行ったスキー・ジャンプ男子代表で
7度目のオリンピックに挑戦する葛西紀明選手。
この週末のワールドカップでも表彰台に上がり、
本当に絶好調ですよね!
ご自身でご自身のことを「レジェンド葛西」と呼んでいるあたり
7度目の貫禄を感じます(笑)

そしてスキー・ジャンプ女子代表の高梨沙羅選手は、
同じく代表の伊藤有希選手、山田優梨菜選手とともに、
ヨーロッパ遠征に出発。
オリンピックの本番までに、6戦をこなすそうです!
もう1人のサラちゃん・・・宿敵!
アメリカのサラ・ヘンドリクソン選手が怪我・リハビリからの復帰で
快調な飛躍を見せていることにも、
「憧れの選手が復帰してくるのはモチベーションが上がる!
同じ試合に出られるのは幸せ!」と喜びの表情を見せました。

オリンピック開幕にむけ、着々と準備を進めているのは
選手たちだけではありません!

JOC、日本オリンピック委員会と味の素は、
スポーツ選手を食でサポートする「ビクトリープロジェクト」を
展開しているのですが、
その一環としてソチオリンピックでは、栄養補助食品や調味料、
スープ類を選手に提供するスペースを、
選手村に設置することが発表されました。

先日開かれたこのプロジェクトの説明会では、
これまでの取り組みも紹介されたんですね。

例えば、昨年の夏からサポートしている
フィギュアスケートの羽生結弦選手は、
食が細くて風邪をひきやすかったそうなのです。
(確かに・・・羽生選手の線の細さは女性も顔負け!)

そこで、食欲が出る汁物などのレシピをお母様に提案!
そのおかげで、今シーズンは体調を崩すことが
少なくなったんですって!

また、ボブスレー男子代表のために考案された
スタミナたっぷりの「ボブ丼」もお披露目されました。

疲労回復に効果的な豚肉を使ったスタミナ料理。
炒めて味付けした豚肉とたまねぎをご飯にかけ、
さらに温泉卵をのせて万能ねぎをかけて出来上がり。
15分くらいで手軽に出来るものなんだそうです。

なぜこの「ボブ丼」が誕生したのかと言いますと・・・
ソリを押して素早く乗り込み滑走するボブスレー競技。
選手に求められるのは、スタート時にそりを押し出す「瞬発力」と
加速するための「体重」。
そう・・・体重を増やすために「食べること」も、
自分に課せられた「仕事」だと、選手たちは口を揃えて言うんです。
それくらい、ボブスレーの選手たちは「食」への意識が高いと
いえるんですね。

昨年6月に陸上競技からボブスレー競技に転向してきた、
ソリを押す「ブレーカー」の宮崎久選手は、
ボブスレーを始めてから半年で、
およそ10キロ体重が増えたそうです。

ソチでもこの「ボブ丼」でスタミナつけて、
頑張ってほしいですよね!

■柴田幸子
  • 23:20

女子ジャンプ・最後の一枠を狙った渡瀬あゆみ選手!

今回は、女子ジャンプ競技でソチ五輪代表選考で
高梨選手、伊藤選手に続く最後の一枠を狙っていた、
渡瀬あゆみ選手、29歳をご紹介します!!

渡瀬選手は、
お父さんが女子ジャンプ日本代表のチーフコーチも務めた渡瀬 弥太郎さん、
お兄さんは、ソチオリンピック代表に選ばれた渡瀬雄太選手という
スキー一家に生まれました。

渡瀬選手自身、小学生でジャンプをはじめ、
競技の認知度が高くないころから活動をつづけてきた、
女子ジャンプ界の第一人者です。
そんな渡瀬選手にとって、オリンピックはまさに夢の舞台。

ですが、女子ジャンプが今回のソチから正式種目に採用され、
夢の舞台が現実のものとなりつつあった矢先の2012年に、
渡瀬選手は、コーチをしていたお父さんとともに
所属先企業の契約を打ち切られてしまいました。

とはいえ、代表チームの合宿や海外遠征に参加しなければ、
オリンピックへの夢は遠のくばかり・・・
そこで渡瀬選手はオリンピック出場への夢をつなぐために
貯金を切り崩しながら、競技をつづけてきたそうです。

ただその後、調剤薬局大手の
アインファーマシーズ・スキー部への所属が決まり、
なんとか支援体制が整ったなかで
オリンピックシーズンの戦いに臨むことが出来ました。

紆余曲折を経ながら、競技をつづけてきた渡瀬選手ですが、
今月12日行われたワールドカップ札幌大会第2戦で、
今シーズン最高の12位に入りました。
これで夢の代表入りなるか!?と期待されましたが
続いて行われたワールドカップ蔵王大会では
第1戦が22位、第2戦が38位という結果に・・・

結局、3枠目の代表は
17歳の山田優梨菜選手に決まり、
渡瀬選手はオリンピックへの切符を手にすることは出来ませんでした。

今回は残念な結果になってしまいましたが、
実は私、渡瀬選手と同学年ということもあり
渡瀬選手には是非今後も夢を追い続けて欲しいと思っています!!

これまで幾度となく逆境を乗り越え、
「あきらめない姿勢」を示し続けてきた
渡瀬選手の今後の活躍に期待しましょう!!

■中村亜裕美
  • 17:27
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