<上川あや×延江浩×柴田玲>
TOKYO FMの特別番組を通して知り合った3人。映画の見どころや、本作のテーマのひとつでもある“トランスセクシュアル”についてお話いただきました。
上川:自分が自分らしく暮らすためには、社会の変化が必要でした。偏見を無くすにも、性別の変更を認める法律を作るにも声を上げなきゃ始まらないと思い議員になりました。男性だった過去を公にしたことで嫌なこともたくさんあったけど、たくさんのすてきな人に出会い世の中捨てたもんじゃないなと思いました。(笑)
物語に関しては一見突飛なストーリーという風に一般の方は思われるのかなと思ったんですけど、私や当人にとっては身近にある実際の話にすごく近い。身近な人物を思い浮かべながら観たので心に迫るものがありました。演じているフェリシティ・ハフマンも本当に性を越えていく当事者なのではないかなと思わせるような迫力があって非常に感動しました。
トランスセクシュアルの人が周りにいないのではなく、差別を怖れて近くにいても気が付かれないようにしているだけ。自分が自分らしくあることをキーワードに、遠い物語ではなく身近にもあるのだということを感じ取っていただければと思います。
延江:女性である前に人間であるということをベースに描かれている作品。
エレガントで知性があり、教養豊か。しかしユーモアもあり、人間っておもしろいんだなと思いました。
トランスセクシュアルについては、上川さんのエピソードを聞いて初めて男女の記載欄に丸をすることに対して苦痛であるという人がいたということを知った。自分の価値観をきちんと持つことが素晴らしいということを感じました。
柴田:遅いか早いかはわからないですが私がトランスセクシュアルという言葉を知ったのは5年前の上川さんへの取材の時。何度か上川さんにはお会いしているのですが、今までで一番輝いている上川さんを見て、社会が少しずつ変わってきているのかなと感じました。 |