ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー! EVERY SUNDAY 16:00-16:55

パーソナリティ ももいろクローバーZ ハピクロ・ナビゲーター 清野茂樹

今週のハピクロ

2019.07.28
知花くららさんが選ぶ「日本語の表現が美しい音楽」
ハピクロは好奇心を刺激する“知識”と、日曜夕方を彩る“音楽”をあわせ持った家族で楽しめる『知識+音楽のハイブリッドプログラム』!
より、音楽が色濃くなって、家族でドライブに行きたくなるような1時間をお届けいたします。

今週のゲストは、女優の知花くららさんです。
本日は短歌で日本語の美しさを学びつつ、知花さんに「日本語の表現が美しい音楽」をご紹介していただきました。


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短歌とは、五・七・五・七・七の三十一音の形式で表現される文芸のこと。

かなこ:知花さんはいつ短歌と出会ったんですか?

知花:短歌を始めたのが30歳のときで、元々、与謝野晶子っていう昔の歌人の歌が好きで読んでたんですけど、現代歌人の歌を読むようになってから私たちが普段使っている言葉でも短歌が作れるというのを知って、それから始めました。

れに:元々、お好きだったんですね。

かなこ:短歌のどんなところが魅力的ですか?

知花:短歌って普段会話にしないような、次の日には忘れてしまうような心の動きみたいなものを歌にするんですね。
例えば、何かを見て感じたちょっとした違和感とか、涙が出そうなほどなんか胸がキュンとするなって言う瞬間とか、そういうものを詠んで言葉にしていいんです。その瞬間、感じていた自分をフリーズドライできる感じなんですね。

れに:自分を記録する感じなんですね。

知花:そうですね。いつものように日常を過ごしてると3日後には忘れてたりするような感情が、歌を作ってるとそこに日記みたいな感じで残ってるわけですね。
私ってこんな風に感じてたんだなぁとか、あのときこんな恋をしてたなぁとか。そういうのを思い出したりします。

清野:あとで読み返すと楽しいということなんですね。

れに:「はじまりは、恋」という知花さんの歌集は、知花さんのその時々の感情が詰まっている一冊になっているんですね。

知花:詰まってますね。これは私が短歌を始めた6年前からの歌をほぼ全てを収録してあるんですけど、その瞬間の私が閉じ込められているので、結構赤裸々かもしれません。


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知花くららさんが選ぶ「日本語の表現が美しい音楽」

1曲目は、美空ひばりさんの「愛燦燦」。



知花:やっぱり、歌詞が美しいってすごいですよね。行間を読むというか、3番サビの最後で“過去達”、“未来達”という表現をされているんですけど、これは短歌でも使ったりする手法で擬人化と呼ばれるものなんですね。
この歌詞がとても優しくて、一人の女性の人生を想像させるような、深い闇さえも感じるような……。色々あったんだろうなっていうのを感じさせてくれる良い歌詞だなって毎回思いますね。

清野:確かに、擬人化するとちょっと印象が違いますね。

かなこ:誰もが知ってる曲だと思うんですけど、それこそ私達世代とか、もっと下の子達は曲を知らない可能性もあるじゃないですか。
若い人こそ知って欲しいし、改めてこうやって歌詞に注目しながらじっくり聴きたい曲だなって思います。

れに:大事なワードだったり、世代は違っていても皆が共通して思うことだったりがたくさん詰まっているって素敵だね。

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2曲目は、HYの「366日」。

清野:この曲を選ばれた理由は何でしょう?

知花:曲が美しいのは言うまでもないんですけど、1サビの最後で歌詞がリフレインする場所があるんですね。
これは、短歌でもよく使うんですね。リフレインっていう効果がすごく大きくて、繰り返すことで強調にもなるし、どうにも伝えられないやるせなさみたいなのを表現するときに使うんですけど。苦しい恋だったんだろうなぁっていうのがひしひしと伝わってくる、歌詞が大好きですね。

かなこ:日本語ならではの伝え方ってたくさんあるじゃないですか。
ちょっとストレートに伝えないというか、そこがすごいグッときますね。日本語ってやっぱりいいなぁって思います。

知花:そうですね。奥ゆかしい言語ですよね。

清野:改めて、日本語についても考えてしまいますね。高城さんも大好きな楽曲ということで。

れに:大好きです!

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最後にご紹介していただいたのは、山口百恵さんの「絶体絶命」です。


知花:日本語が美しい曲という風にご紹介させていただいてるんですけど、ただただ山口百恵さんが大好きすぎて!
聴いていると心がとろけそうになるんです。

かなこ:曲が流れている間、ずっと清野さんと盛り上がってましたよね!

れに:大興奮でしたね!(笑)

かなこ:本当に山口百恵さんの曲がお好きなんですね。

知花:いいんですよ〜。年齢の割に感じるこの色気というか。

清野:だって、この楽曲を歌っているときの山口百恵さんは、今のももクロの二人より若いんですよ。

れに:色気ありますね〜!

知花:実際にご本人が経験したかどうかは置いておいても、すごく大人っぽくて憧れの存在なんです。

かなこ:だけど、経験したんじゃないかと思わせるぐらいの歌声ですよね。なぜこの曲を選んだんですか?

知花:この曲って、ちょっと男気のある女性が「私なのか彼女なのか選んでよ。はっきりしてよ」と詰め寄るような場面が1サビの最後にあるんですけど、“やってられないわ”という歌詞が、2番にもう一度登場するんです。
でも、2番と1番ではシチュエーションが変わっていて。結果が出てるんですね。

かなこ・れに:えぇーーっ!

知花:彼女にとっての答えが出た2番では、女性の心持ちが全然違う表現がされていて、自分が身を引くっていう、男勝りな女性像がそこに見えるんです。

かなこ:同じ歌詞でも違って聴こえますね。

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れに:その話を聴いた上で、フルで聴きたくなった!

かなこ:歌の素敵なところは、聴く人の状況によっても聴こえ方が違ってきたりするじゃないですか。そういうところはすごいですよね。

知花:そういうところは短歌とすごく似ていて。あまり多くを語らないけれど、行間を聞いている人が想像するっていうところが魅力ですよね。


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MomocloMania2019 –ROAD TO 2020- 史上最大のプレ開会式
【DAY1】2019年8月3日(土)
【DAY2】2019年8月4日(日)
両日共通:open 14:30 / start 17:00 / (20:30終演予定)
【会場】埼玉県・メットライフドーム


「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」
【日程】2019年8月3日(土)・4日(日)、10日(土)・11日(日・祝)・12日(月・祝)
※ももいろクローバーZは8月11日(日・祝) GRASS STAGEにて10:30から出演
【時間】開場8:00 開演10:30 終演19:30(予定) ※雨天決行(荒天の場合は中止)
【会場】茨城県・国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)


<佐々木彩夏 初座長決定!>大江戸娯楽活劇・歌謡ショーの2本立て!
【公演日程】2019年8月17日(土) 〜 8月26日(月)
【会場】明治座
【主演】佐々木彩夏
【出演】ももいろクローバーZ(百田夏菜子、玉井詩織、高城れに)、松崎しげる 他


「氣志團万博2019」
【日程】2019年9月14日(土)・9月15日(日)
※ももいろクローバーZは9月15日(日)に出演
【時間】9:00開場 / 10:30開演(20:40終演予定)
【会場】千葉県・袖ケ浦海浜公園


「イナズマロック フェス 2019」
【日程】2019年9月21日(土)・22日(日)
※ももいろクローバーZは9月22日(日)の雷神ステージに出演
【時間】開場 昼12:00/開演 14:00/終演 20:00/(各日とも予定)※雨天決行(荒天の場合は中止)
【会場】滋賀県草津市 烏丸半島芝生広場 (滋賀県琵琶湖博物館西隣 多目的広場)



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