今月、ワールド・クルーズにご乗船していただいているのは
おもちゃコレクターとして、世界的に有名な北原照久さんにご乗船していただいています。

北原さんの膨大なコレクションは国内に限らず、海外でも何度も展示をされています。
最終日となる今日は、北原さんにクルーズについてお話をお伺いしていきます。


ー ぱっと顔を上げた時に、海や夕焼けが見えた時、何とも言えないんですよね ー


干場「本日はクルーズについてお話を伺っていきたいと思います」

北原「それね、僕は得意中の得意ですよ(笑)船の旅って大好き、"超"が付くぐらいね。

干場「今まで、どんなクルーズの旅をされてきましたか?」

北原「横浜から大阪、横浜から小樽、横浜から九州とか、あとは瀬戸内海クルーズに行った事もありますね」

干場「日本全国各地を回られているんですね」

北原「何が好きかというと、船旅は自分の時間を持てますよね。それから、深呼吸の回数が増えるんですよ。船に乗ると深呼吸したくなる、深呼吸は酸素が体中に取り込まれて、良いんですよね。あとは、常に遠くを見るようになりますね、普段僕らは本を読んだり、パソコンを見たり、あまり空とか遠くを見ないんですよ。船に乗ると遠くを見たくなるんですよ」

干場「確かに、解放的な気分になりますからね」

北原「あとは乗ったら、陸に着くまで絶対に下りれないわけじゃないですか、だから、諦めがつくんですよ(笑)」

干場「確かにね、どうせ降りられないなら楽しもうと、なりますよね」

北原「船の中に図書館があるじゃないですか。僕はああいうところで、本を読むのが大好き、ぱっと顔を上げた時に、海や夕焼けが見えた時、何とも言えないんですよね。そこで見える景色、そういう時に幸せを感じるんですよね」

干場「北原さんの人生において、旅とはどんなインスピレーションを与えてくれるのでしょうか?」

北原「人生は旅だと思うんですよね。保木久美子さんのフェイスブックで、ルイ・ヴィトンの旅の真髄というのを載せていたんですよ。それを見た時に、僕はすごく感動しましたね。これ、みなさんにお知らせしたいんですよ」

旅とは何だろう、旅とは移動ではない、休息でもない、
旅は過程、旅は発見、旅とは自分を見付け、自分を知る為の道のり。
旅は私たちを内面へと導く、旅の地図にある世界だけではなく、
私たちを取り巻く世界を見せてくれる。
人は旅を作るのか、旅が人を作るのか、旅、それは人生、
人生という旅はあなたをどこに誘うのか?


干場「これは、すごく良い言葉ですね」

北原「旅って、本当にそうなんですよ。移動でも休息でもない、発見もあるし過程で色んな楽しみがありますよね。旅に行って、大変な事、苦しい事があっても、それが後々、身になり色んな考え方や成長をさせてるわけじゃないですか。自分というのはどういう存在なんだろうと、旅へ来ると思うじゃないですか?本当に旅は人生だと思うし、僕たちは生きてる事は旅なんですよ」

「船の中での朝ご飯や夜ご飯は、どういう物が出るのでしょうか?
それ以外でお腹が空くと、何か買って食べたり出来ますか?
お風呂は部屋にあるのでしょうか?」


旅に出て、ご飯は重要な要素の一つですね。

クルーズ船では朝食が充実しています、何箇所かで食べる事が出来ますし、
色々な選択が出来る様になっているんです。

日本の船の場合は、日本食もを召し上がる事も出来るんですよ。
外国の船はビュッフェスタイルもあれば、ダイニングルームで一皿ずつというところも、
お部屋でルームサービスをとることも可能!
自分の好みに合わせて、選べる事が出来ます。

保木久美子さんがおすすめするのは、お部屋のベランダで朝食!

「船の上の朝食って大好きなんですよ。ベランダでルームサービスをとって食べるんですけど、一日航海の日は、ベランダでゆっくり朝食を食べます。同じオレンジジュースなんだけけど、とっても美味しく感じますね」

注意したいのはビュッフェスタイルは、うまくコントロールしながら食べてくださいね。
全部食べてたら、大変な事になっちゃいます(笑)。

夜ご飯の場合は、大きな船であればレストランが4つか5つあり、選択肢があります。
それ以外にもピザやハンバーガー、カジュアルなレストランもあるんですね。

ラグジュアリー船になると、メインダイニングは一つでも、
スペシャリティレストランと言って、イタリアンであったりステーキハウス、和食を選ぶ事も出来て、ルームサービスのご用意もあります!

さらに、おうどんを用意されてる船もあるんだとか?
最近では中国の方も多く、中華料理や飲茶を食べれるんです。
船の上では、世界各国のお料理が楽しめる事が出来ます。

ちなみに、お風呂ですが....もちろん、あります!

今月、ワールド・クルーズにご乗船していただいているのは
おもちゃコレクターとして、世界的に有名な北原照久さんにご乗船していただいています。

北原さんの膨大なコレクションは国内に限らず、海外でも何度も展示をされています。
第4週目のご登場となる今日は、北原さんにイギリスでのお話をお伺いしていきます。


ー 文化のあるところに繁栄があるんじゃないのかなと思いますね ー


干場「1998年にとあるブランドのイメージキャラクターになられたという事で、イギリスに行かれたそうですが、初めてのイギリス訪問でしたか?」

北原「その時が初めてだったんですけど、楽しかったですね〜。ほんとに感動しました。僕、ビートルズが大好きじゃないですか、うちの博物館は27年目ですが、BGMはずっとビートルズですよ。河口湖も箱根もそうかも知れない(笑)」

干場「もう、全部ビートルズですね(笑)」

北原「ずーっとビートルズが大好きなんですよ。そのビートルズが誕生した国ですから、嬉しいじゃないですか」

干場「感慨深いものがありますよね」

北原「古いものを上手に活用しながら、そこに新しいものを生み出していく、イギリスはそういう感じがするんですよね」

干場「音楽にしてもそうですし、おもちゃにしてもそうかもしれないですよね。イギリスで印象的だったものとの出会いはありますか?」

北原「大英博物館やロイヤルアルバートミュージアムに行ったり。僕、ミュージアムは大好きですから、そういう所に行って、いつか僕もこういう博物館が出来たらいいなとか、蝋人形館に行ったり、来てる人達が楽しそうにしているのを見て、博物館とか美術館とかって良いよねって思いますよね。やはり文化のあるところに繁栄があるんじゃないのかなと思いますね」

干場「イギリスといえば、ビートルズ、ポール・マッカートニー、ミック・ジャガーといった、セレブリティとも交流をお持ちの北原さんですが、ポール・マッカートニーはおもちゃコレクターとしても有名なんですか?」

北原「そうなんですよ、すっごく嬉しかったのはイギリス大使館と何か関係のある人から電話があって。今週の土曜日空いてないですか?と聞かれて、ちょうど予定が入っていたんですよ。「何ですか?」と聞いたら、「ポール・マッカートニーが食事をするので、あなたを招待したい」という事だったんですよ。先にそれを言ってくださいと(笑)、もう何を差し置いても行きますみたいな。それでお会いしたんですね」

干場「そうですか、何の話をしたんですか?」

北原「おもちゃ好きですよね?と、話して、キャラクターのおもちゃが大好きなんですよ。キャラクターというのは、ディズニー関係。それで僕は二つ持っていたもので、それをプレゼントしたら、すっごい喜んでくれましたね」

干場「みなさん、けっこうおもちゃ好きですね」

北原「僕、おもちゃって、おもちゃの恩返しじゃないかなと思う事があるんですよ。僕は物を大事にするじゃないですか、そのもの達が恩返しをしてくれているんじゃないかと思うんですよ」

干場「はいはい、そうですね〜」

北原「グラハム・ナッシュもおもちゃのコレクターなんです、それで日本に来た時に横浜に来てくれて、大感激してくれたんですよ」

干場「う〜ん、素晴らしいですね」 

北原「あなたの写真で見たより、全然すごい。僕も嬉しくて、トイズクラブのTシャツをプレゼントしたんですよ。そしたら、コンサートに来ないかと言われて、自分の招待する席があるからおいでおいでと言われたんですよ

干場「なるほど〜、すごいですね」

北原「それで始まりました、ステージが暗転になるじゃないですか。その時にスポットがビュ!っと当たったわけですよ。そしたらトイズクラブのTシャツ着てるんですよ!それで後半の方で、たまたま別れ際に何が好きかと聞かれたんですよ。それで僕は1969年ウッドストックで歌った「アワ・ハウス」という曲が大好きですと言ったんですよ(笑)」

「今週木曜日、リスナーのみなさんをお招きして横浜港に停泊中の豪華客船、
「飛鳥供廚料テ盡学とディナーにご招待しました!」



先日行われた、船内見学はたくさんの方にご参加いただきました。

素晴らしく天気も良く、夜景がとても綺麗!
そして参加したリスナーの方、みなさんの"声"をお聞きしました!


「素晴らしかったですね、主人が定年したら、絶対に乗ってみたいと思います」

「今日は下見に来たつもりでいますから、ぜひ実現したら良いなと思います」

「全てのお部屋に、色々見せていただいたのですが、すごく素敵で老後に何日も休みがとれるようになったら行きたいなと思いました」

「飛鳥2という船は、写真では見ていたんですが、船内のインテリアが素敵で、夢のような時間を過ごさせていただきました」

「スイートの客室のバルコニーがとても気持ちよかったです。横浜のみなとみらいの夜景が綺麗で、夕暮れを見て、その後に夜景も見てという感じで素晴らしかったです」

 

今月、ワールド・クルーズにご乗船していただいているのは
おもちゃコレクターとして、世界的に有名な北原照久さんにご乗船していただいています。

北原さんの膨大なコレクションは国内に限らず、海外でも何度も展示をされています。
3週目は香港でのお話を中心に伺っていきます。


ー コレクションを通して、人と出会うって本当に幸せな事 ー


干場「北原さんは2009年には香港でも「おもちゃ展」を開催されていますが、ものすごい数の動員数だったんですね?」

北原「すごかったんですよ。想像を絶する人数で2週間で30万人。どれだけ来るんだというくらい来てくれました。もっとびっくりしたのは、記者会見ですね。日本ですと記者会見はないんです。香港では、ずっと一日取材が入っていて、テレビ、雑誌、ラジオ順番に来てましたね」

干場「香港のイケメン俳優のルイス・クーさんも登場されたんですよね?」

北原「ルイス・クーという方は、ジャッキー・チェンと並び称されるくらいの大スターなんですよ。素敵な俳優さんで、その方がおもちゃコレクターなんです。香港でコレクションをする前に、横浜、箱根の博物館を訪ねてくれて、本当にイケメンの俳優さんで「感動した」と、言ってくださいました」

干場「わざわざ?それはすごいですね」

北原「さらに、本にしてくれて、僕のだけで20ページ以上。やっぱりコレクションを通して、人と出会うって本当に幸せな事だし、国籍も社会的地位も、年齢も関係ない、気持ちの繋がりが出来ましたね」

干場「北原さんは50歳を過ぎてからサーフィン、ゴルフ、ギターを始めたという事ですが、すごいアクティブですよね」

北原「考えてみたら、僕は37歳でおもちゃの博物館を始めたんですよ。会社を作って、全員で3人ですからね。本当に人脈も無いし、ノウハウも無い、お金も無かったわけですからね、あったのはコレクションとやる気と情熱なんです。そこからスタートしてるから、37歳から47歳までは完全に無休なんですよ」

干場「完全に無休ですか!?本当に気力とやる気と情熱でやられてきたんですね」

北原「3650日、一日も休んでないし、もっとすごいのは病気をしてないんですよ。好きな事を仕事にして、それで本当にわくわくしながら毎日過ごしていて、コレクションするのも嬉しいし、人に見せるのも嬉しい、本当に趣味が仕事になったんですよね」

干場「楽しい事をやってるわけですもんね」

北原「忙しいから〜が出来ないというのは、僕のポリシーじゃないんですよ。忙しいから遊べないとか、かっこよくないですよね。よく願い事をする時に何かを断つと言うじゃないですか。僕はスキーも映画も海も、10年間全く行かなかったんです。それで、50歳になって、たまたま時間が出来た時に、これは面白いなと思って、51歳からエレキを始めたんですよ」

干場「51歳からエレキギターですか!?」

北原「元々ウクレレはやってて、これ出来るじゃないみたいな感じで、それで、56歳からサーフィンとゴルフを始めたんですよ(笑)」

「カジノのあるクルーズツアーが気になります。また、クルーズ挙式などもあるのでしょうか?」

クルーズ船の中には、チャペルがある船もあるんです。
船上で結婚式をあげて、サインはその船のキャプテンがしてくれます。

船の上でのキャプテンは、いわば"市長さん"の様なもの、一番偉い人なんですね。
他には牧師さんが乗っている船もありますので、船上で式をあげたいという方は
旅行代理店さんと詳しく相談される事をおすすめします。

また、イタリアなどでは、クルーズの途中に船からウェディングドレスでリムジンに乗り込み、
寄港地の古い教会で挙式をあげるという事も出来るんです。

式をあげて、そのままご家族みなさんと旅行をしながら、新婚旅行をする方もいらっしゃるんですよ。
一緒に旅をする事によって、両家のご家族が仲良くなれますね。

カジノのあるクルーズツアーは、外国製の場合はカジノは入っています。
港に停泊している間はカジノはクローズ、港を約3マイル離れるとカジノはオープンします。
クルーズツアーでは色々な楽しみ方が出来るんですね。

今月、ワールド・クルーズにご乗船していただいているのは
おもちゃコレクターとして、世界的に有名な北原照久さんにご乗船していただいています。

北原さんの膨大なコレクションは国内に限らず、海外でも何度も展示をされています。
第二回目の本日は海外でのコレクション展示のお話を伺っていきます。

ー おもちゃでもそうだけど、全て日本製ってすごいなと僕は思いますね ー


干場「北原さんのおもちゃのコレクションは、横浜のブリキのおもちゃ博物館を初めとして日本では6ヶ所で常設展示をされていますが、アメリカでも何度も展示をされているんですよね?」

北原「初めにやったのはサン・フランシスコで、今までに3回やってますね」

干場「また、何故サン・フランシスコだったのですか?」

北原「サン・フランシスコにある、クロニクル社という出版社が僕のコレクションの本「ティン・トイ・ドリームス」を出版してくれたんですよ。ティンはブリキという意味ですね。それを結構見てくれた方がいて、そのコレクションをサンフランシスコでやらないかという話が来たんです。そんな事は生まれて初めてでしたから、自分のコレクションが海外で出来ると思ったら、嬉しかったですね」

干場「ちなみに、どんなブリキのおもちゃだったんですか?」

北原「日本製のブリキのおもちゃだけだったんですね。第一次世界大戦以降はおもちゃの生産国は日本なんですよ。それまでが欧米で、日本は人件費が安い、当時は円が360円と安かったですからね」

干場「ということは、アメリカの子供たちが遊んでいたブリキのおもちゃは、日本製だったんですか?」

北原「メイド・イン・ジャパンが多いですね。それくらい日本人の物作りは極めていますよね。これはおもちゃでもそうだけど、全て日本製ってすごいなと僕は思いますね」

干場「確かに、現在でも評価されていますもんね」

北原「僕はフロリダのディズニーワールドで、3年契約でおもちゃコレクション展をやったんですよ。「トイ・ストーリー」のジョン・ラセター監督が「ティン・トイ・ストーリー・メイド・イン・ジャパン 北原コレクション」というタイトルを付けてくださって、日本製のおもちゃを持っていって、結局6年間やったんですよね」

干場「フロリダでも展示を行ったんですね」

北原「すごく嬉しくて、ジョン・ラセター監督が何故タイトルを付けてくれたのかというと、「トイ・ストーリー」という映画が出来る更に15年くらい前、今からだと20年以上前ですね。ちょうど横浜の博物館が出来た頃に、ジョン・ラセター監督が来てくれてるんですよ」

干場「わざわざ日本まで来られたんですね」

北原「展示を見ながら「おもちゃが生きてるみたいだ」と、言ってくれたんです」

干場「まさか、それがインスピレーションになったんですか?」

北原「それがきっかけの一つになったと、後から言ってくれたんですよ(笑)」

干場「映画の「トイ・ストーリー」なんて爆発的なヒットですよ。あれの元を辿っていくと、北原さんに当たるって事ですよね(笑)」

北原「僕は、本当に好きでコレクションしていて、確かにおもちゃが生きてる様な感じはしますよ。倉庫にしまってるおもちゃを、イベントで表に出したりするじゃないですか、そうするとおもちゃが喜んでいるように感じるんですよ。物にも作った人の気持ちもある、だからおもちゃにも気持ちはあると、僕は感じますね」



「国から国へと移動する船。船上での時刻の変化というのは一体どうなっているのでしょうか?」

日本では、海外のように、サマータイムやウィンタータイムのような時計を変える習慣がありません。
それぞれの国には様々なタイムゾーンがあります。

保木さんが経験された中では、ロサンゼルスから南下し、メキシコへ行く際には
毎日、時間が1時間ずつ早まったそう。
戻る時には時間が元に戻   されていき、「得したり、損しちゃったりという感じ(笑)」と、保木さん。

国が変わった時には、止まっている場所の国の時間に合わせたり、
船内には毎日届くニュースレターがあり、時間が変わる日にはお知らせをしてくれるんです。
それに合わせて、時計を合わせる事も可能なんですね。

例えば、時計の時刻を合わせ忘れていると、"出航の時間が過ぎちゃった!"という事も、
あるかもしれないので、お気をつけ下さい。

そんな時に便利なのが「SEIKO ASTRON」

GPS衛星からのシグナルをキャッチし、経度・緯度・高度情報と時刻情報を素早く取得し、
現在地の時刻を表示してくれるんです。

今月、ワールド・クルーズにご乗船していただくのは
おもちゃのコレクションをはじめとする、数々の活動をする北原照久さんです。

大学時代から海外へ留学をされていて、旅の経験が豊富な北原さん、
第一回目の今日は大学時代に留学されていた、オーストリアについてのお話を中心にお聞きしていきます。


ー 物と人との関係、それを作った人、それを使っている人、それを見ている僕、とてもみんながハッピーに感じたんです ー

干場「北原さんは大学時代、スキー留学でオーストリアのインスブルックという街に行かれたという事ですが、ウィンタースポーツで有名な街なんですか?」

北原「冬季オリンピックを2回やってるんですよ。僕のうちはスポーツ用品店で、特にスキー専門店なんですよね」

干場「そうなんですか!」

北原「スキーとアイスホッケー専門のお店で、父の代からやってるんです。ちょうど僕が生まれた頃にお店を開いて、子供の頃からスキーはやっていたんですよ。それで、僕の学生時代は学園紛争が一番激しく、授業も無くて、「おまえはどうせ店を継ぐんだから、スキーの勉強をしてこい」と、うちの父は理解があったんですよ」

干場「寛大ですね、素晴らしい」

干場「それで、インスブルックに行って、僕の人生が変わったんですよ。もちろんスキーの勉強に行ったんですけど、向こうの方の暮らしぶりを楽しむんです。僕がホームステイした家には、暖炉に銅の鍋が5個くらい並んでるんですよ。それで料理を作ってくれて、必ず「これは、ひいおばあちゃんの代から使っているのよ、良いお鍋でしょ」と、言うんですよ。そうすると、魔法のお鍋みたいに美味しいんですよね(笑)」

干場「素晴らしいですね〜」

北原「それを見た時に、物と人との関係、それを作った人、それを使っている人、それを見ている僕、とてもみんながハッピーに感じたんです。こうやって好きな物に囲まれて生活するのはすごくいいなと思ったのが19歳の時。それで僕は日本へ帰って来て、20歳から物を集めはじめたわけなんですよ」

干場「はい、そうですよね」

北原「それはやはり、外国に旅をして、それがきっかけで今の人生があるんだなという感じがするんですよね」

干場「では、今の北原さんを形成している一番最初の取っ掛かりというのはオーストリアのインスブルックという街の体験だったんですね」

北原「そうですね、それは本当に、僕にとって大きな転機でしたね」

干場「大学時代に行かれたオーストリアで、物を大切にする事に開眼されたそうなんですが、具体的なきっかけはそういう事だったんですね」

北原「そうですね、向こうでは古い物を長く使うという事が自慢なんですよ。日本はどちらかというと使い捨て文化、当時は何でも新しい物が良いと言われていた時代なんですよね」

干場「確かに、当時の年代はそうかもしれないですよね」

北原「向こうの方というのは、「この机はおじいちゃんの代から使っている」とか「このラジオは真空管だけど、今でも鳴るんだよ」とか、そこから流れて来る音楽とか言葉、すごく良いんですよ。それで、僕はラジオコレクターになったんですよ」

干場「ラジオもコレクションされているんですか!?」

北原「それで僕はイベントとかもやった事がありますからね」

干場「一体、何をコレクションされているんですか(笑)?」

北原「よくブリキのおもちゃコレクターって言われるんですけど、ブリキのおもちゃって僕のコレクションの2割くらいなんですよ」

干場「あとの8割は一体何なんですか?」

北原「一番多いのは広告のコレクションですね、明治、大正、昭和のポスター、看板、引き札、マッチのラベルだとか、そういうものですね。6軒の博物館があって、その他に420坪の倉庫の中にコレクションがあるんですよ」

干場「いや、すごい量ですね!」

北原「僕は20歳からコレクションして、42年間集めっぱなしなんですよ。熱しやすく冷めにくいんですよね(笑)」


「目的地に着くと、どのくらいその街を見れるのでしょうか?
また、船の中は飲み物のドリンクバーなどはあるのでしょうか?」


船が寄港地に到着するのが、朝の8から9時のあいだ、次の寄港地にもよりますが、
大体夕方〜遅い所では23時くらいの出航になるので、十分寄港地の観光を楽しんでいただけるんです。

さらに、観光バスも用意されているんですよ。
例えばローマだと、港からローマまでが1時間ちょっと、8時半に出れば10時に到着します。
10時から夕方18時くらいまで観光して、バスに戻って7時半、お食事して出航という流れ。

一度乗ってしまうと、船の中に閉じ込められるみたいな
イメージがありますが、そんな事はありません。

10時間の観光ともなれば、けっこう楽しめますね。
教会や世界遺産などは近くにあるので歩いて回っていただく事も出来ますし、
バスでもOK!無駄が無く、一つの街を見れるんですよ。

一日では回りきれない見所は、1泊、2泊と停泊してくれて、船をホテル代わりに使えます。

バーはありますが、オールインクルーシブの船の場合はどこでも飲めるんですよ。
朝からシャンペンも飲めちゃうんですよね。