今月は、4週にわたって、銀座三越で行われた公開収録の模様をお届けしています。

ゲストにお迎えしたのは、デビュー30周年を迎えた、アーティストの石井竜也さんです。


ー 僕は、逃げ出すような旅をした時の方が人は大きくなると思うんですよ ー



干場「石井竜也さんは、クルーズもされたことがあるんですか?」

石井「2、3回ファンクラブで企画しまして、中でコンサートをやったり、ディスコタイムをやったり…」

干場「それは。どこに行かれたんですか?」

石井「1日旅で、小笠原諸島の突端まで行って戻って来る、丸一日回りました。いろんなところに船で行ってみたいというのは、すごい贅沢だと思いますね。クルーズは一生に一回くらい、いいと思いますね」

干場「フリータイムがあったら、どこに行きたいですか?」

石井「地中海のクルーズはしてみたいですね。街がとにかく綺麗で、地中海をポルトガルの先っちょの方から回る旅は行ってみたいです。船の旅って、移動を楽しむ感じですよね」

干場「毎回、ゲストの方にお聞きしているのですが、旅とは石井さんの人生において、どんなインスピレーションを与えてくれるものでしょうか?」

石井「旅って、好奇心に駆られていく旅っていうのはあるよね。”あそこに行きたい”という、目的に向かっていく旅があるよね。もう一つは現実逃避。”窮屈な日本にいられない、どこでもいいから行ってみたい”という、逃げ出すような気持ちで行く旅と、2つあると思うんですよ。僕は、逃げ出すような旅をした時の方が人は大きくなると思うんですよ」

干場「それはなぜですか?」

石井「人間は、窮屈なところに、ずっとはいられないんですよ。服でも、自分のサイズに合ってない服をずっと着てたら、肩も凝るし、背中も痛くなってくる。やっぱり、ちょうどいい服があると思うんですよ。仕事でも家庭でもそうだけど、窮屈な所にいるのは難しいよね」

干場「ちょうどいい場所を求めていくと?」

石井「ちょうどいい場所を求めるために、それこそ、世界地図に向かってダーツやって、そこに行っちゃうみたいな。そういうのが、時々はあってもいいのかなと思いますね」



「クルーズ最新情報」

保木「12月10日、日本の客船の『飛鳥II』が、100日間のワールドクルーズに横浜港から出航するんですよ。今回は、なかなか行かない南極に行くんですよね。お客様もたくさん乗っていますし、横浜を出て、ニュージーランドから南米に移って、それから南極に下りていきます。そして、リオのカーニバルに向けて、ブラジルに寄るんですよ。

『飛鳥II』が、100日間のワールドクルーズに、横浜から出るので、お近くにいらっしゃる方などは、出航の場面を見られるので行かれたらいかがかなと思います。

いわゆる船旅なので、テープを投げたりっていうのがあるんですよ。もし、横浜に行かれるお時間があれば、赤レンガ倉庫をぶらぶらしながら、出航する船の景色をみるといいと思います」

今月は、4週にわたって、銀座三越で行われた公開収録の模様をお届けしています。

ゲストにお迎えしたのは、デビュー30周年を迎えた、アーティストの石井竜也さんです。


ー 入った時に、何とも言えないエネルギーを感じましたね ー



石井「僕はハワイ島、ビッグ・アイランドの方が好きなんですよね。住んでいるアーティストが多くて、ギャラリーも多いんですよ。アーティスト一人一人が作品を置いているギャラリーの街があって」

干場「そういう街があったんですね」

石井「そういう所にいくと、自分のクリエイティビティが触発されるような気がして、”こういうのがステージにあったら面白いだろうな〜”とか、”こういうデザインの洋服着てみたいな”とか、思うんですよね」

干場「常にアートから影響を受けることが、すごく多いんですね」

石井「ビッグ・アイランド自体が自然の塊みたいな場所なので、土地自体にエネルギーがあるんです。だって、火山島でしょ?島が生きてるんですよ。言い伝えとか、そこに住んでいる日系人に話を聞くと、まだ400年前くらい前の話をしてるわけですよ」

干場「なるほど」

石井「僕はブルーモスクを見たくて、イスタンブールに行ったんですね。カッパドキアというところがあって、祈願石で有名なところなんですよ。そこは普通の家が、岩をくり抜いた家で、そこに住んでいるんですよ。昔は、”この世の果て”と言われていた場所なんです。
夕陽を高い所まで登って観るんですけど、どういう風景かというと、カッパドキアって、実は平原だったんですよね。平原が水の侵食によって凹んでいるから、座って地平線を見ると平野みたいに見えるんですよね。
あと、ホテルに泊まったんですけど、ほとんどが砂岩なんですよ。天井からポロポロと砂が落ちるんですよね。お風呂に入ったらジャリっとしていて、『気持ちいいな〜』とか思いながら(笑)。

干場「気持ちいいんですか(笑)」

石井「ベッドも何もかも、全部石なんですよ。全部くり抜いて、彫刻のようにして作っている。カッパドキアには、キリスト教信者達が隠れて、祈りを捧げていた教会が穴として残っているんですけど。そういうところに入ると、教会の荘厳さとかというよりも、悲しさを感じるんですよ。おそらく、弾圧されながらそこまで逃げて行って、安住の地を見つけたと思うんですよね。そこで命を絶っていったわけですから…。
入った時に、何とも言えないエネルギーを感じましたね。場所としては、地球の風景じゃないような雰囲気で。行ったことない人は、面白いと思いますよ」


「クルーズにシーズンはあるのでしょうか?」

保木「船は移動するので、季節のいいところを周遊するので、いつもベストシーズンですね。夏の間、5月の末から10月の初めくらいは、地中海、エーゲ海、北欧もいいですね。北半球が夏の時のアラスカはとってもオススメです。

お客様には、2つパターンがあるんですね。
1つは船で選ぶ方、いつも同じ船に乗られるリピートされる方ですね。勝手がわかっているので、居心地がそれはそれでいいですね。寄港地よりも、船の旅を楽しむ方がいらっしゃいますね。
もしくは、いろんな船に乗ってみたいと思って船旅をされている方。今、新造船で新しい船がいっぱい出てますからね。

あとは、行きたい地域や行きたい場所ですね。船会社によっては、2017年までスケジュールは出てますから、そこで見るのがいいと思います」

今月は、4週にわたって、銀座三越で行われた公開収録の模様をお届けしています。

ゲストにお迎えしたのは、デビュー30周年を迎えた、アーティストの石井竜也さんです。

第2回目の旅先は「ハンガリー・ブタペスト」です。


ー 自分では思いもよらないものを買ってたりする時があるんですよ ー



石井「ハンガリーには2回くらい行ってるんですけど、91年頃に行ったときは自由主義国家になったばかりで、戦車も残っていましたし、子供が薬莢の使い果たしたやつを綺麗にして花瓶のようにして売ってたりとか…そういう感じでしたね」

干場「そういう状態だったんですね。なぜ、ブタペストに行こうと思ったんですか?」

石井「僕が大好きな、アントニ・ガウディという建築家がいるんですけど、そのガウディの師匠と言われてる方がいらっしゃるんですよね。その人の作ったものが見たいと思って行ったんですよ。
美術館に行くと、屋根がなくて、信じられないような名作が、雨ざらしで置いてあるんですよ。屋根が抜け落ちちゃって、びっくりしちゃいました」

干場「それはすごい光景ですね」

石井「ビニールだけ被せたりしてあって。中世のハンガリーは、けっこうすごいアーティストがいっぱい出てるんですよ。宗教絵画も優れた絵画がいっぱいありましたから。
しかも、あそこはいろんな文化が入り交じってるんですよ」

干場「そうだったんですね」

石井「ブダペストというのは、”ブダ”という街と”ペスト”という街で、ブダにはアラブ人が中心に住んでいて、ペストにはヨーロッパ人が中心に住んでいたんですね。それが、ブダペストになったとき、ペストの王女様がエリーゼ島という、小さい島に幽閉されていたんですね。
アラブ人が撤退するまで幽閉されていた…という、悲しい歴史があるんですね」

干場「そういう所に行って、レストランを回ったりするんですか?」

石井「レストランより、僕はギャラリーを回りますね。当時のブダペストは戦争が終わったばかりで、ギャラリーと言っても小さなもので、若いアーティスト達の作品がいっぱい並んでいました。
僕は若いアーティストの作品しか買わないんですよ。これからの無名のアーティストの”これはいいな!”という作品を買ってくるんですよ。家はそういう絵であふれていますね。あとは彫刻とかね」

干場「彫刻も買っちゃうんですか!」

石井「大きなものは買えないので、手で持てる範囲のものを買って、今でもそれは癖になっていますね。どこかに行くと、若いアーティストを応援している小さいギャラリーを訪ねるんです」

干場「何か感じるものがあるんですか?」

石井「アートって、『しょっぱいのが好き』とか『甘いものが好き』というのと同じように、その人その人の、”これっていいな〜”っていう形だったり色があるじゃないですか。それに忠実になれるっていう、自分では思いもよらないものを買ってたりする時があるんですよ」

干場「その時の気分によっても変わるっていう事なんでしょうか?」

石井「そうですね。年齢もあるでしょうし、趣味も変わっていくじゃないですか。選ぶものも変わっていって、面白いもんだな〜って(笑)。
人のアートを選ぶことで、自分のアートを知るっていうか…。若いアーティストたちの作品だから、ものすごいエネルギーがあるんですよ。ずっと描いてると、それに慣れてくるようなところがあるじゃないですか。
アーティストにもそういうところがあって、慣れないようにするために、慣れてないやつのパッションだけで、情熱だけて描いているような……そういうのが好きですね」


「クルーズ旅行参加者が3世代に拡大!」

保木「10月15日に、朝日新聞のデジタルウェブマガジンで発表されているPR特集の中に、「クルーズ旅行の参加者、シニア層から子供、孫にも拡大」と書かれています。これは阪急交通社の調べなんですよ。

クルーズというと、”敷居が高くて、値段も高くて…”というイメージが強いと思うんですよ。阪急交通社が実際に、8月に『ダイヤモンドプリンセス』日本発着のチャータークルーズを実施した時に、行く前と行ったあとのお客様にアンケート調査をされたんですね。
行く前は、”揺れるんじゃないか”とか、”船の中でどうやって過ごしたらいいのか”とか、不安に思っていた方が多いみたいんなんですけど。下りてからのアンケートでは、”こんなに身近なバカンスだと思わなかった”という感想があって…。

3世代で参加されている方も多くて、”ファミリーで楽しめる、こんなに気軽な旅だと思わなかった” ”コストパフォーマンスがすごくいい”という意見に変わっているんです。それが、すごく面白いなと思って。
63%の方が移動の利便性をあげてらっしゃるんですね。小さいお子様を連れての旅って、大変じゃないですか。でも、船の中はお部屋がありますから、おじいちゃん、おばあちゃんも疲れたら、お孫さんと一緒にお休みいただけて、ご夫婦は楽しんでという事もできますから。行く前と行った後では、イメージが変わったというアンケートですね。
ぜひぜひ、来年も『ダイヤモンドプリンセス』、日本の発着をやりますので、今から考えてはいかがでしょうか」

今月は、4週にわたって、銀座三越で行われた公開収録の模様をお届けします。

ゲストにお迎えしたのは、デビュー30周年を迎えられた、アーティストの石井竜也さんです。

第1回目の旅先は、「イタリア・フィレンツェ」です。


ー それは食べるというより、拷問じゃないかって(笑) ー



干場「石井竜也さんは、いろんな所に行かれていますよね?」

石井「僕は『浪漫飛行』のイメージが強いので、旅好きとか、いろいろな所に行ってるイメージがあるみたいですね。確かに行ってるは行ってるんですけどね。イタリアとか…」

干場「イタリアは、どこに行かれるんですか?」

石井「だいたいフィレンツェが多いんですよ。アーティスティックな所というか、街が京都っぽいんですよね。1個1個が近いんですよ、あまり道幅も広くないので、歩いてぶらぶらできる。そこらじゅうに、とんでもない人達の家があったりするんですよね」

干場「僕もイタリアには行ってるんですけど、フィレンツェはいいですよね」

石井「食べ物も美味しいですしね。イタリアに行くと、パスタが美味しいんですよ。トスカーナ地方に行くと、そこらへんにある、おじいちゃんとおばあちゃんが2人でやってる小さいレストラン、そういう所は本当に美味しい。手打ちパスタで、日本のうどんみたいなもんですよね。これは美味しいですね〜」

干場「名もないレストランじゃなくても、美味しいんですよね」

石井「イタリア料理って、日本人の口に合いますしね」

干場「他に行かれた場所はどこですか?」

石井「僕はポンペイに行ったんですよ。あそこに行くと、おじいちゃんのガイドがつくんです。見るものすべてが面白いので、僕は見たいとなると、けっこう時間をかける方なんですよ。ところが、そのおじいちゃんは次から次へと行かせたいわけですよ(笑)。最後は僕の肩を引っ張って、『こっちだ!』と言って、奴隷のように引きずり回されて(笑)。要するに、いろんなところを見る決まりがあるんでしょうね」

干場「そういうことなんですね(笑)」

石井「それで、子供達が10人くらいついてくるんですよね。”そんなに東洋人が珍しいのかな〜”とか思いながら、”なんだろう?”と思っていると…、観終わって、おじいちゃんにガイド料を渡すんですよね。すると、次に子供がくるんですよ。おじいちゃんが、『俺の助手なんで』って(笑)。10人にお金を渡して」

干場「全員にですか(笑)」

石井「ポンペイは行きたい場所だったんですよね」

干場「約2000年前、ヴェスヴィオ火山が噴火して、街が全部なくなっちゃったんですよね」

石井「雰囲気的には、桜島に似ていますよ。ポンペイの中で一番びっくりしたのは、ポンペイの人っていうのは、食文化がものすごい発達してるんですよ。あのへんはオリーブなど、いろんな新鮮なものがとれた場所なんですよね。お肉も美味しいし、裕福な家庭は、次から次へと30品目くらい出るらしいんですよ。全部食べられないから、一回ずつ、お腹いっぱいになったらその場で吐くんですって」

干場「ええ〜!」

石井「だから、床が全部斜めになっているんですよ。そこまでして食べていたんですって。それは食べるというより、拷問じゃないかって(笑)」


「船上の変わった趣向のパーティやイベント」

保木「パーティやイベントって、すごく華やかなイメージがありますよね。プラス、欧米の方達って特別な日を楽しむのが上手なんですね。先日のハロウィンなんかも、スタッフの方達が仮装して歩くし、参加したお客様は、しょうがないからバスローブを着て出たり、めちゃくちゃになっちゃうんですね(笑)。

12月31日、ニューイヤーズイブは大パーティーになっちゃうんですよ。ニューヨークの、マンハッタンあたりのパーティーを、ニュースなどでご覧になったことありますよね?あの感じが船の中になっちゃうんですよ。船って移動してるじゃないですか。その場所の、12月31日の24時を楽しむ、という感じで。それはそれで、不思議な感じですね。

風船だらけだったり、ダンスパーティーがあったり。また、ノリがいいんですよね。知らない人同士で肩組んだり、それが船の上の楽しみですね」