今月ご乗船いただいているのは、日本、そして世界で走る楽しさを普及している、マラソンランナーの谷川真理さんです。

第4回目の旅先は、「イタリア・フィレンツェ」についてお話を伺いました。


ー 常に今を大事に生きる ー



干場「フィレンツェもマラソン大会で参加されたんですか?」

谷川「そうですね、100キロマラソンですよ(笑)」

干場「100キロですか!?」

谷川「もう、”一回で十分だ”と思いました、長すぎでした(笑)。ヨーロッパの100キロマラソンのチャンピオンシップと言って、100キロマラソンのスペシャリストの人がきていたんですよ。
私は、走り始めて10年の節目ということで、番組のドキュメンタリーで行ったんですね」

干場「フィレンツェの田畑風景を走っていくんですか?」

谷川「ファエンツァというところをご存知ですか?フィレンツェでスタートして、980メートルくらいの山越えをして、ファエンツァという陶器の街、そこがゴールだったんですよ」

干場「ちなみにいつごろ行かれたんですか?」

谷川「9月くらいじゃないかな?わりと暑い時期でしたね。スタート地点で34度くらいでした」

干場「夏のフィレンツェはめちゃくちゃ暑いですからね」

谷川「だから温度差がすごいあったんですよ。980メートルの山に行って、また下山してくる感じだったので」

干場「高低差もありますもんね」

谷川「昼間の3時スタートで、私は今日中にゴールしたいと思ったんですね。
夜の9時くらいから暗くなるんですけど、カメラがついていたのでライトをつけていただいて、その中で走っていて。
途中、70キロくらいで女子でトップになっちゃったんですよ」

干場「うわ、すごい!」

谷川「”こんなところでトップになっちゃって、いいのかな?”って思ったんですけど、やっぱり甘くないですね。
80キロくらいから、1人抜かれ、2人抜かれ、結局9番だったのかな」

干場「9番でもすごいですよね」

谷川「一応、その日中のゴールで夜11時53分でゴールしたの。8時間50分くらいですね」

干場「8時間50分もずっと走ってるんですか!」

谷川「本当にくたびれました(笑)。ゴールしてトイレに行ったら血尿がすごくて、それだけ体が酷使されていたんですね。
次の日も、トレヴィの泉のちょっとした階段も降りられず、階段は全部おんぶして回ったという…そんなこともありました(笑)」

干場「それはまた過酷な思い出ですね(笑)。ご飯とかはどうするんですか?」

谷川「内臓も疲れていたんですけど、”終わった!”という開放感の嬉しさのあまりパスタは食べてましたね(笑)。
イタリアはどこに行ってもパスタが美味しい、ハズレが絶対になかったので感動しましたね。
あとはフィレンツェに戻ってきて、フィオレンティーナっていうTボーンステーキを食べましたね」

干場「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナは、めちゃめちゃ美味しいですからね!」

谷川「私は、骨の際を食べたいんですよ。
だから、食べやすいところはみんなに渡して一番骨の際だけを落として。そこをいただいてました(笑)」

干場「谷川さんの人生において、旅とはどんなインスピレーションを与えてくれるものでしょうか?」

谷川「今まで見たことなかったものが新しく見える、要は新しい出会いがある」

干場「それは人であり?」

谷川「人であり、食であり、景観であり…匂いだし、五感だし」

干場「やっぱり、いろんなところで走りたいイメージもあるんですか?」

谷川「それはあるかもしれない。だんだん、足も膝も悪くなってきたりしているので。そうすると自転車とか、バイクもいいなって。
自転車だともっと遠くに行けるというところで、自転車も挑戦してみたいかなと思ったりもするんですよね」

干場「谷川さんの、2017年の抱負を聞かせていただきたいです」

谷川「”常に今を大事に生きる”ですね」

「素敵なクルーズ情報」

保木「最近は寒いので、どうしても気持ちは常夏の島っていうイメージを持ちますよね。
今日お知らせしたいのは、ハワイ4島、クルーズとゴルフの旅です。
ジェットアンドスポーツという所がやっていて、この会社はゴルフに特化している旅行代理店なんですよ。
例えば、マスターズの観戦ツアーとかもやってるんですけど、ハワイ4島クルーズも長いことやっているんです。
いつも添乗員がついていて、きめ細かな対応をされているので安心ですね。4島全部でゴルフって、なかなか出来ないじゃないですか。
2月25日〜3月6日までの10日間と、次が5月13日〜5月22日までの10日間ですね。
飛行機代、船、ゴルフ5ラウンドついて、89万8000円ですね。
ご興味のある方は、『ジェットアンドスポーツ』で検索してみてください。お問い合わせしていただくと、優しく対応していただけると思いますよ」

今月ご乗船いただいているのは、日本、そして世界で走る楽しさを普及している、マラソンランナーの谷川真理さんです。

第3回目の旅先は、「ベルギー・ブリュッセル」についてお話を伺いました。


ー 感激の美味しさで、2人分くらい一気に食べちゃいました(笑) ー



干場「1994年の世界ハーフマラソンでは、見事準優勝、激しいデッドヒートが繰り広げられましたが谷川さんの印象にも強く残っているんですか?」

谷川「すごく残っていますね。グラン=プラスがゴール地点だったんですけど、私、3番くらいを走っていたんですよ。グラン=プラスの周りって、わりと石畳なんですよね」

干場「石畳って、走りにくくないんですか?」

谷川「走りにくいんですよ。向こうの方は人工マットみたいなものを敷いててくれたんですよ”もうちょっと頑張ったら、優勝できちゃうかな?”と思って、頑張って走ってたら。1人の選手が、石畳のそれにつまづいちゃったんですよ」

干場「確かに段差がありますもんね」

谷川「人工マットを敷いていたら、下の路面状況が分からないじゃないですか。
彼女はそこでつまづいてしまい、私はさっと抜け出たんですよ。トップはいけなかったんですけど、2番を死守できたという、そういう思い出のある大会でしたね」

干場「どういう風な光景が見えてくるんですか?」

谷川「歴史ある建物の中を縫って走るっていう所でしたよね。一番はグラン=プラスのあのへんは、ベルギーワッフルが有名ですよね。
どこに行っても、ワッフルの甘い香りがそこら中にするんです、私、びっくりしちゃって(笑)」

干場「それは甘い香りで幸せじゃないんですか?」

谷川「レースを控えてるので、体重を増やしたくないので。甘いものをずっと控えてるんですよ」

干場「逆に酷だったりするんですか?」

谷川「そうなんです、食べられないんですよ(笑)。選手村で、世界各国から5人の選手が来るわけなんですけど。
そこの食事でコース料理が毎回1人ずつ出てくるんですよ。最後に必ずドルチェが出てきて、私はレース前だから食べられないんですよ」

干場「それはカロリーオーバーを気にして?」

谷川「そうですね、ずっと我慢していて。
なので、私的にはワッフルの香りを嗅ぐと、その時に我慢していた思いを思い出し…でも、走り終わって準優勝できたので、そのワッフルが本当に美味しかったんです。
感激の美味しさで、2人分くらい一気に食べちゃいました(笑)」

干場「走ることで、様々な土地を旅されている谷川さんですが、旅先で”走り続けてよかったな”と実感されることもあるんですか?」

谷川「だとしたら、いろいろな風景が見られたり、そこならではの風景を楽しむことができるっていうことなのかな。
あと、運動した後の食事って美味しくなりますよね。走っていて、体を動かすっていうことは五感が研ぎ澄まされるのではないかなと思いますね」

干場「感受性が、普通の人の10倍くらい働いているのかもしれませんね」

谷川「たぶん外にいると、そういうのを感じるんじゃないでしょうかね」


「香港発着のプレミアム船・ゲンティンドリーム」

保木「去年の11月に、香港発着のプレミアム船が就航したんですね。
ドリームクルーズがやっている、ゲンティンドリームという船で15万1300トン、長さが335メートルということは、東京タワーを横にした感じですね。
幅が40メートルあって、お客様の数も3352名、クルーの数だって2000人以上乗っているんですよ。
”それで驚いてはいけない”っていう感じなんですよ。レストランだけで35箇所以上あるんですね。

実は、私がすっごい興味を持ったのが、4人乗りの潜水艦を2隻搭載してるんですよ。
非日常の、さらに非日常ですよね。
料金的には4人乗りで割高かなと思うんですけど、試す価値はあるかなと思いますね。
週末の気分転換に、香港まで行ってホテルにチェックインせずに、このゲンティンドリームに乗られるのも、ちょっとしたアイデアかと思いますね」

今月ご乗船いただいているのは、日本、そして世界で走る楽しさを普及している、マラソンランナーの谷川真理さんです。

第2回目の旅先は、「オーストラリア・ゴールドコースト」についてお話を伺いました。


ー 海は雄大なので体が浄化されるんですよ ー



干場「ゴールドコーストマラソンにも、これまでに何度も出場されているんですか?」

谷川「そうですね、ここ6年くらいは続けて行かせてもらっています」

干場「1992年には、みごと優勝されていると思うんですけど、途中トイレに寄ってロスタイムありながらも優勝ってありえないですよね」

谷川「この時はバルセロナオリンピックの補欠に選んでいただいてまして、正選手に上がれなかったら、ゴールドコーストマラソンを走るということになっていたんですよ。
それで、正選手に上がれなかったのでゴールドコーストを走ることになりました。そこそこ、練習を頑張ってやっていたんですよ」

干場「なるほど」

谷川「でもね、ビーチ沿いの見通しのいい直線の長いところを走るんですけど。
折り返しの時に、12キロくらいでトイレに行きたくなっちゃって、”どうすんの!?”って思って(笑)。
”後続のランナーとどれくらい離れてるかな?”と思ってチェックしたら、4分くらい離れていたんですよ」

干場「その時は1番だったんですね」

谷川「そうですね。そこから”トイレだ!”と思って。その時は、たまたまNHK BSで生中継だったんですよ。
中継車が付いてて、”どのタイミングで、どうやって抜ければいいんだろう?”と思って。公園にトイレポイントがあったので、隣の男性ランナーに『トイレか?』と聞いて行きました(笑)」

干場「そうだったんですね(笑)」

谷川「戻ってくると、全員待機されていたので”抜かれなかったんだ”と思って。
それで気持ちよく走らせていただきましたけどね(笑)」

干場「すごいですね!」

谷川「あの時は”どうしようかな?”と思って、もしくは何かが起きてしまったら、それで優勝しても違う記事で大きく書かれても…(笑)。それを引きずって選手生活を続けないといけないかと思うと良かったなと」

干場「トイレに寄っても勝てるっていう実力はかっこいいですし、伝説ですよね」

谷川「ラッキーでしたね」

干場「大好きな場所って、どちらにあるんですか?」

谷川「ビーチの朝とか…空がだんだん赤くなってくるところとか、朝焼けだったり。空の移り変わりを見るのが好きなのかな?ただビーチに行って、そこにいることがいいですね」

干場「本当に地球のパワーをもらってる感じがしますね」

谷川「”太陽のエネルギーを全部私にください!”っていうのは、あるかもしれません」

干場「すごい一言ですね(笑)」

谷川「ビーチを裸足で走り、そういう自然を利用するというか…ビーチを裸足で走るってなかなかないじゃないですか。それで、泳ぎます」

干場「だって、冬ですよね?」

谷川「わりと冷たいです。体を温めるためにも着込んで走り、汗が出るので、わっと脱いでいきなり泳ぐんです」

干場「すごいですね〜(笑)」

谷川「そうすると、海は雄大なので体が浄化されるんですよ。たくさん走ってきて、海で体を冷やす。そうすると疲労の抜け方が違いますね。
たとえば、ホノルルマラソンを走って、ちょっと泳ぎます。それをやった時と、やってない時の疲労の抜け方が全然違いますね」

「クルーズでのドレスコード、小学生はどのような格好をすれば良いのでしょうか?」

保木「私が経験した中で、小学生の男の子、女の子が乗っている場合、襟のついたポロシャツで大丈夫だと思います。
小学生なので半ズボンでも構いませんけど、長ズボンなどがいいですね。
靴はデッキシューズを履かれているかな、クルーズに行くために黒い革の靴を新調される必要はないと思います。
子供らしく、きちんとした印象があれば問題ないと思いますね。

メインダイニングの、長い時間のお食事に座っているのが大変という方は、ベビーシッターのいるアクティビティールームがあります。
子供達は子供達で、ホットドッグを食べたり、ピザを食べてゲームしていた方が楽しいということもあるので。
船によりますね、女の子はワンピースなどを着たり、昼間はビーチサンダルにポロシャツと短パンでもいいですね」

今月ご乗船いただくのは、日本、そして世界で走る楽しさを普及している、マラソンランナーの谷川真理さんです。

第1回目の旅先は、「ニューメキシコ州・アルバカーキ」についてお話を伺いました。


ー とても前向きになって、そこから人生楽しくなりました ー



干場「谷川さんは現役マラソンランナーということで、走る喜びを全国に普及してると思うんですけど、お正月もトレーニングは欠かさないんですか?」

谷川「ちょっと走ったりしますよね。
その方がお節料理がより美味しく食べられたり、お酒がより美味しく飲めたりしますので、まあまあ走ったりしますね(笑)」

干場「なるほど(笑)。アルバカーキは、オリンピックを目指していた頃に行かれたんですか?」

谷川「そうなんですよ。そもそも、1991年の東京国際女子マラソンで優勝して。
そこでロシアの選手のコーディネートをしてる人がアメリカ人だったんですけど、その人がアルバカーキというところは『高地トレーニングもしっかりできて、とても良い所だからおいでよ』と言われたんですよ。日本人として初めて、そこで合宿をしたんですよ」

干場「今まで、その場所でやらなかったのは知らなかったということですか?」

谷川「そうですね。砂漠というか…とはいえ、ロサンゼルスから飛行機で90分くらいのところなんですよ。
日本の皆さんは、コロラド州のボルダーの方で有森さんとかは練習されていて。
私はアルバカーキで、ロシアの選手やケニアの選手はトレーニングをしていましたね」

干場「どんな気候なんですか?」

谷川「乾燥していて、滞在してるところの標高が1600メートルくらい、ちょっと上がると2000メートル。要は高地トレーニングですね。
日本で2000メートル級のところは冬場は雪になっちゃうんですよ、平坦がほとんどなくて、アルバカーキは砂漠なので平坦なんですよ」

干場「なるほど!」

谷川「サンピアピークという山があるんですけど、その裏側には森みたいなところがあります。山の反対側と太陽の当たり方によって緑の多さが違いますね」

干場「アルバカーキで印象に残っている光景ってありますか?」

谷川「一番は地平線に沈む太陽ですよね。あれは本当に感動しますね」

干場「太陽は大きいんですか?」

谷川「そんなに大きくはないんですけど、平原に沈んでいく太陽を見て、空がどんどん色が変わっていくのが美しくて。
その時に、私は怪我をしてしまって、大事なオリンピックの選考会を控えていたんだけど治らなくて。
地平線に沈む太陽を見ながら”人間の一生なんて宇宙規模で考えればあっという間の出来事なんだから、オリンピックなんか行けなくてもいいじゃない”みたいに開き直っちゃって(笑)」

干場「地平線に沈む太陽を見ながら、悟っちゃったんですね(笑)」

谷川「とても前向きになって、そこから人生楽しくなりました(笑)」

「2017年おすすめのクルーズ」

保木「私が勝手におすすめするのは、セレブリティ・ミレニアムというプレミアム船なんですけど。
これが、この春から日本発着を始めるんですね。
日本の桜の花って、綺麗じゃないですか?南から北にいくと、開花の時期も違うんですよね。
お部屋にもよるんですけど、日本一周9日間の横浜発着で11万円〜なんです。
下船できるので、綺麗なところをいっぱい降りるんですよね。

セレブリティ・ミレニアムを見てきたんですけど、改装されてとっても綺麗になって船内も十分楽しんでいただけると思います。
すごく人気なので、早めに旅行代理店さんにご連絡されるといいと思います。
荷物は宅急便なので、港まで送られると手ぶらで行けるんですよ」