今月ご乗船いただいているのは、キャスターの草野仁さんです。

草野さんは東京大学を卒業後、NHKに入社し、アナウンサーの道へ。
NHKを退社後は、「世界ふしぎ発見!」「ザ・ワイド」といったテレビ番組でもご活躍。
バラエティ番組などにも登場され、鍛え抜かれた肉体とユーモア溢れる語り口で、老若男女から人気を集めていらっしゃいます。
旅の経験が豊富な草野仁さんに、お話を伺いました。

ー これほどアメリカ人のあいだに評価されているスポーツマンっていうのは
日本人の中では彼が最高だと思いますね ー


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干場「今週はどちらに行かれたお話を聞かせていただけるのでしょうか?」

草野「多くの方が行かれているニューヨークです、仕事絡みが多いんですけど、スポーツアナウンサーをしていた当時全米オープンテニスの取材中継。のちには、ニューヨークヤンキースに入った松井秀喜選手を追いかけて、取材をしたり、個人的に激励に行ったり、ニューヨークは印象の強い街です」

干場「スタジアムとかに行くとすごい熱気なんですか?」

草野「松井選手の取材を始めて驚いたのは、アメリカ人のあいだに浸透してる松井選手の選手としての素晴らしさ。これが深く根付いているんです」

干場「というと?」

草野「例えば、サインボールを求めて並んでる列に50がらみのおばさまがいらっしゃいました。
『なんで松井選手のサインボールが欲しいんですか?』と聞くと、『あんな素晴らしい人は、今までいなかった』と。
どうしてかというと、彼がプレー中に手首を骨折したことがありましたよね?」

干場「はい」

草野「彼は骨折した時に、チームに対しても謝罪したし、ファンの皆さんに向かって『心配をかけて申し訳ない』と、謝罪したと。
『あんなに素晴らしい選手はいないよ』と、そのおばさまが力説してサインボールを求めてるんです」

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干場「なるほど」

草野「アメリカ人の野球ファンのひとりひとりの胸の中に、プレーヤーとして優秀な成績を残してるだけじゃなくて、人間として素晴らしいという印象を抱かれているというのは日本人として嬉しかったですね」

干場「確かにそうですね」

草野「会場に行ってポスターを見ましたら、3人の大リーガーがいるんですけれども、中央に松井秀喜の顔が、両サイドにジーターとアレックス・ロドリゲスの顔がある。
『これはどうして松井なんですか?』と監督に聞いたら、『子供のために、一番影響を与えてくれるのは松井だよ』と、そういうお話をしておられました」

干場「はい」

草野「ということは、ファンだけじゃなく、いろんな人たちのあいだに”松井は人間的に素晴らしい選手である”ということが深く浸透している。
これは想像以上のものがありました」

干場「それだけ日本人が評価されているというのは嬉しいですね」

草野「これほどアメリカ人のあいだに評価されているスポーツマンっていうのは、日本人の中では彼が最高だと思いますね」

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「船内の時差はどこで知れるのでしょうか?」

くぼこまき:クルーズ旅行は数カ国をまたいで渡っていくことが多いので、時差はすごく気になると思うんです。
それは、時差が変わる前日に配られる船内新聞で知ることができるんです。
例えば、寝る前に時計を1時間戻してください、進めてくださいといった指示が書いてあります。
自分の時計はそれで修正するんですけど、客室内にあるテレビ、これにいつも時間の表示がされているんですが、こういったところも一斉に時間が変更されます。

困った時の駆け込み場となります、レセプション付近にも時計がありますし。船内、各所に液晶モニターがあったりして、船の情報が表示されたりするんですけど。そこにも時計表示があったりしますが、それらの時計も一斉に変更されますのでそこに表示されている時間は正確です。
船内ではイベントがいろいろありますので、夕食の時間、ショーの時間なんかも決められていますので。自分の中の時間がずれてしまっていると、全部ずれちゃうんですね。

クルーズのいいところでもあるんですけど、飛行機に比べて移動がゆっくりです。時差がゆっくり変わっていきますので、時差ボケが少ないんですね。
だんだんこの時間に合わさっているので、”眠くて、眠くてしょうがない”とか、そういうことが少ないです。
だからこそ、時間を合わせたりするのを忘れたりするんですね。なので、常に正確な時間に気をつけていただけるようにした方がいいと思います。

今月ご乗船いただいているのは、キャスターの草野仁さんです。

草野さんは東京大学を卒業後、NHKに入社し、アナウンサーの道へ。
NHKを退社後は、「世界ふしぎ発見!」「ザ・ワイド」といったテレビ番組でもご活躍。
バラエティ番組などにも登場され、鍛え抜かれた肉体とユーモア溢れる語り口で、老若男女から人気を集めていらっしゃいます。
旅の経験が豊富な草野仁さんに、お話を伺いました。

ー 闘牛を巡ってそういう違いがあるのは意外な感じがしましたね ー


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干場「今週はどちらに行かれたお話を聞かせていただけますか?」

草野「ポルトガルへ行った時のお話をさせていただければと思っています。27年くらい前、番組関連の取材に行くということになりまして。リスボンの市内をまわっていると、3〜40年前の日本の雰囲気に似てるなと思ったんです」

干場「はい」

草野「建造物が古くて、歴史のあるものが多くて。住宅地も昔に作られたものに居住しておられる、それで、いろんなところに洗濯物の洗い場がありまして」

干場「洗い場ですか?」

草野「水がよく出てるということだと思うんですけど。そこに行くと、主婦の方々が集まっていろんなお話をしながら洗濯をなさっていると。
日本の田舎で見た風景でもありましたね」

干場「日本の原風景ですね」

草野「面白いなと思ったのは、郵便配達のおじさんがいるんですけど3階、4階まである高い建物ですと、下から名前を呼ぶんですよ。
そうすると、窓からカゴを吊るして下ろして、これに届け物の小包を入れて引き上げて自分のところに持っていくという(笑)」

干場「なるほど(笑)」

草野「そんな感じで、ユーモラスな風景がありまして。3〜40年前の、のどかな古い時代の日本の姿と似てるなという印象を持ちまして、親しみを覚えました」

干場「ポルトガルのお隣はスペインじゃないですか?文化的にはいかがでしたか?」

草野「非常に面白いのが、いずれも国民の皆さんが楽しみしているものに闘牛というものがあるんですね。ポルトガルに行くと闘牛はあるんですけど、スペインとは違うんですね」

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干場「はい」

草野「シュバリエという騎士に、刀で突かれて興奮させられるんですね。そこはいいんですけど。
そこでシュヴァリエはいなくなって、代わりに5人組のフォルカドという、ピエロみたいな帽子を被った男の子たちが出てきて、口上を言いながらだんだん刺激されて興奮した牛に向かって近づいていくんですね」

干場「はい」

草野「牛も興奮して突っ込んでくると、5人組が縦一列になって牛がきた時にジャンプして、背中にしがみついて悪戦苦闘して、牛を引き倒したら彼らの勝ちなんです。観衆の前で牛を殺したりしないんですね。ポルトガルの闘牛はゆるくて」

干場「優しいんですね」

草野「いろいろ聞きましたら、女王様が”牛を殺してはいけない”ということで、いつの間にか、そういう形に変わったということなんですね。スペインとポルトガルのあいだに、闘牛を巡ってそういう違いがあるのは意外な感じがしましたね」

干場「違いがあるんですね」

草野「スペインの方が、いろんな意味で昔から強力で、ポルトガルは押されてイベリア半島の端っこに定着したという、そういう感じがありまして」

干場「歴史的背景がそこに出てるんですね」

草野「ポルトガルの人たちは、スペインに押されてしまうというか、そういうことを皆さんがおっしゃっていましたね」

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「記念日クルーズについて」

くぼこまき:クルーズ中に、お誕生日ですとか、結婚記念日などのアニバーサリーをお祝いすることができるんです。
レセプションにコンシェルジュという方がいるので、事前に相談するとお部屋にお花を届けてくれたり、そんなサービスを手配してくださったりします。

レストランでサプライズのお祝いをしてくれたりします。
私も、自分の娘の誕生日をクルーズ船内で迎える時がありまして、コンシェルジュにお願いしてお誕生日のディナーの時にスペシャルスイーツのプレートを作って持ってきてもらったんですね。クルーたちが、行列してプレートを持ってきてくれまして。我々のテーブルをぐるりとクルーが取り囲んで、ハッピーバースデーの歌を歌ってくれたり。

周りの方たちもすごく温かくお祝いをしてくださいまして、娘も貴重な体験ができて、今でも思い出に残っているんじゃないかなと思います。
クルーズでは、事前にお願いするといろいろなサービスをしてくれたりするんですね。

今月ご乗船いただくのは、キャスターの草野仁さんです。

草野さんは東京大学を卒業後、NHKに入社し、アナウンサーの道へ。
NHKを退社後は、「世界ふしぎ発見!」「ザ・ワイド」といったテレビ番組でもご活躍。
バラエティ番組などにも登場され、鍛え抜かれた肉体とユーモア溢れる語り口で、老若男女から人気を集めていらっしゃいます。

4月は、旅の経験が豊富な草野仁さんに、お話を伺いました。


ー気の緩みが出たのか時計を見たら2時を回っていたんですね ー


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干場「草野さん、今週はどこへ行かれたお話を聞かせていただけますでしょうか?」

草野「今日お話しますのは、エジプトへ行った時のお話をしたいと思っています。31年も前の話なんですけど、『世界ふしぎ発見!』の収録を、三大ピラミッドをバックにしてやろうじゃないかという構想が持ち上がりまして、結果、全員がエジプトへ行くことになりました」

干場「おお!」

草野「レギュラーの黒柳さんにしても、坂東さんにしても、忙しい方ばかりで。
私も朝の番組をデイリーで担当してたので、金曜日の仕事が終わってカイロに集結という命令がくだりまして。私と坂東さんは、22時間かかりました(笑)。黒柳さんはユニセフ親善大使として、アフリカモザンビークに行ってらっしゃいました。そこからパリに戻って、カイロに来ると。
とりあえず、全員がカイロに入ったんです。日程としては2泊3日、中学の修学旅行みたいな感じで(笑)」

干場「弾丸ですね!」

草野「初日集まったら、すぐに市内に出て観光の村というのがありまして、そこを吉村作治先生の案内でみんなで回ると。そこで基礎知識を入れて、2日目、三大ピラミッドをバックにして収録ということになりました」

干場「なるほど!」

草野「お昼前から始まって順調に過ぎまして、なんとなく安心してしまったんですね。
そして、レストランでお昼を食べましょうということで食べていたら、気の緩みが出たのか時計を見たら2時を回っていたんですね」

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干場「はい」

草野「実は午後4時に閉館する、カイロ博物館の中の取材をしないといけないというのが残ってまして。
片道1時間くらいかかりますから、慌てて飛び出して、2台のバスに分かれて出たんです」

干場「はい」

草野「カイロの市内に近付いたところで車がストップになったんですよ。
コーディネーターの方に調べて行ってもらいましたら、カイロ市内で就任したばかりの、ムバラク大統領が演説をするので、カイロへの車の流入をストップかけているんだという話になったんですよ」

干場「ええ!」

草野「このまま待っているわけにはいかない、とにかく車を降りて歩いた方がいいという判断をしまして。
カイロ市内を、2キロ近くあったと思うんですけど……ちょっと想像してみてください?
たまねぎ頭の黒柳さんが、着物姿で、草履を履いて、小走りで2キロをトコトコ走っているんですよ、いま想像しただけでもおかしいんですよね(笑)」

干場「最高ですね(笑)」

草野「博物館に着いたのが3時40分くらい、閉館までもうすぐでした。吉村先生の顔を利用してお願いしまして、”撮影だけさせてください!”ということで。ギリギリ撮影を、4時直前くらいまでに済ませることができました。
”よかった〜”と胸をなでおろした次の瞬間に、博物館の警備を担当している警備兵が銃をかまえてやってきまして、”みんな、外へ出ろ”ということで(笑)。悪銭苦闘の末に、ギリギリ収録を終えることができたという、ちょっと冷や汗ものの珍道中が思い出に残っています」

干場「それは、すごい経験ですね」


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「クルーズ事情について」

くぼこまき:
4月になりましたね、入学式や入社式でフォーマルな装いをする機会も多いんじゃないでしょうか。
船内にも「フォーマルデー」と呼ばれる日が週に2回ほどあります。
夜、ディナーの時にドレスコードが指定されていまして。その日には、いつもよりオシャレな格好をしてレストランにお出かけいただくのがルールになっています。客船のグレードによって違いはありますが、目安としては男女とも結婚式の二次会に出席するぐらいの格好で大丈夫です。

外国船に乗船された場合は特になんですけど、お着物をぜひ着てみていただければと思います。
私も娘に着物風のドレスを着せたりもするんですけど、クルーが集まってきて、スマートフォンで写真を撮ったりする時もありまして(笑)。ものすごく注目されますね。
ただ、着付けの方っていうのは外国船にいないので。ご自分でお勉強なさったりとか、お友達同士でご乗船されている場合は、着付けができる方がいたら着付けていただくですとか。これを機に、日本の伝統的なお着物を着れるようになってみるっていうのも素敵かもしれません。
私は荷物の関係もありましてワンピースを着ることが多いですね。ちょっと、襟元にキラキラとしたものがついてるものを着たりですとか。普段アクセサリーとか身に付けないんですけど、クルーズの時は目一杯着けてみたりですとか。
あと、結婚した時にもらった婚約指輪なんかも、つける機会がなかったりするので、こういう時にダイヤモンドを着けてみたりする時もありますね。