今月は世界的に名高いレストラン「NOBU」
そして「MATSUHISA」のオーナーである、松久信幸さんにご乗船していただいています。

NOBUさんは、世界各国に20店舗以上のレストランを展開されており、
「クリスタル・セレニティ」、「クリスタル・シンフォニー」という客船の中で
『レストラン&すしバー』を手がけていらっしゃいます。
3回目の今日は"海の上を移動するレストラン"のお話をうかがっていきます。



ー そういう意味では便利になったり、そこでコミュニケーションがとれるんですよ ー


干場「海の上のレストラン、陸の上とは勝手が全然違うじゃないですか、どういうところに気を付けているんですか?」

松久「陸の上では食材を仕入れるという事は、毎日出来ますけど、船の上だと3〜4日海の上を走る事もあります。最初のうちは暗中模索でした、うちのシェフたちは港に着いた時にはまず魚屋を見付ける、新鮮な食材を入れるという事から始めました」

干場「魚屋さん探しからですか(笑)?」

松久「そういうところから、今は馴染みの魚屋さんがいますよ。彼らも船が着くという情報は知っているので、待っててくれたりするんですよ」

干場「それはいい関係ですね」

松久「うちのレストランは、31店舗世界にありますので、その国にもお店があったりすると、シェフ達に連絡を取っておいて、取りにいくという連携が出来るんですよ」

干場「連携プレーですね、それって世界が厨房じゃないですか」

松久「そういう意味では便利になったり、そこでコミュニケーションがとれるんですよ。南アフリカのケープタウンにもお店があって。先日、僕に電話がかかってきて、お店に連絡をして、食材を用意してくれという事だったんですね。最初はそんな事も考えてもみなかったんですけど、やっていくうちにそういうlことが出来る様になったんですよ」

干場「そうすると、ケープタウンの旬のお魚が、船の上で食べれるというわけですね」

松久「港に着いて、新鮮な食材を仕入れるという事が一番大変じゃないかと思いますよ」

ー 我々は日本食をやっているという意味で、お客さんに対しては出来る限りの事を
                                してあげなさいと言っています ー


干場「街のレストランとは違って、2週間のクルーズの中、同じゲストが何度もやってくるという事もあると思うんですよね。そういう場合、飽きさせないメニューの秘訣もあるんですか?」

松久「船の中はうちの「シルクロード」もありますし、イタリアンレストランもあります、日によってバーベキューの日などもあるんですよ。船の中というのは1日4時間〜5時間おきにはどこかでレストランが開いているというコンセプトなんですね。

干場「お客様もいろいろと選択が出来るんですね」

松久「毎日、うちのお店に来られるお客さんばかりではなくて、例えばお客さんがお腹の調子が悪いからおうどんとか雑炊を作ってあげたりとか、外に出られる時はおにぎりを作ってあげたり。我々は日本食をやっているという意味で、お客さんに対しては出来る限りの事をしてあげなさいと言っています」

干場「急におうどんとかも作ってくれるんですね。すばらしい、もうオーダーですね」

松久「我々の仕事というのは、人に喜びを与えるというのはオーバーな言い方かもしれないですけど、自分が食べたい物を食べられる瞬間というのは喜びに変わるんですよ。だから、出来る限り、お客様に喜んでもらえる料理を作ろうぜというのが船のコンセプトなんですよね」

干場「素晴らしい、NOBUさんの船の中のレストランに行きたくなりました」

松久「ぜひぜひ、来て下さい」



◆海外旅行での言葉の壁は....

干場「クルーズって、ちょっと敷居が高そうと思われがちなんですが、このコーナーではクルーズ初心者向けの"いろは"を久美子さんに教えてもらっています。「英会話に自信がない....」という方もたくさんいらっしゃると思うんですが、クルーズの旅をする時にそれは問題ないんでしょうか?」

保木「みなさん、陸の旅で海外へいらっしゃる時も、言葉が通じないのはすごく不安じゃないですか。なんとなく心配だし、病気になったらどうしようとか、外国の客船の場合は基本的に全部英語ですよね」

干場「ええ、そうですね」

保木「ただ、とてもフレンドリーなスタッフが海外のお客様、英語の喋れないお客様にも慣れてらっしゃるので、対応がすごく優しいんですよ」

干場「そうなんですね」

"それも旅の楽しみの一つと思うくらいの感じで挑戦するのもいいですね"


保木「お部屋のお掃除の方も一緒ですし、お料理が違ってもレストランのスタッフの方は毎日変わらないので、顔見知りになると笑顔で片言の日本語を話そうとか、こちらも知ってる単語を並べるとけっこう通じるものですよ」

干場「ボディランゲージを通して、伝えるという事もありますよね」

保木「それも旅の楽しみの一つと思うくらいの感じで挑戦するのもいいですね。そうすると、色々な国の方が乗っていますので、船旅がもっと楽しめる気がします」

干場「最初は不安に思われる方もたくさんいらっしゃいますよね」

保木「そうですね、絶対に日本がいいという方は日本語対応をしてくれる船があるんですよ。「アクティビティホステス」が乗っていたり、反対に陸のホテルよりも、私は楽じゃないかと思いますよ」

干場「顔見知りになって、友達にもなれますからね」

保木「事前に下調べをしておくとか、そういう事で解消されると思いますね」

干場「そういう事なので、みなさん全然不安には思わずに、クルーズにチャレンジしていただければと思いますね」