今月ご乗船していただいているのは、谷村新司さんです。
70年代に「アリス」でデビューされ、ソロ活動、楽曲提供を通じて、「いい日旅立ち」や「昴」など、
日本のスタンダードナンバーを多数発表され、現在は上海音楽学院で教鞭もとられています。

旅についての本なども出版されている谷村さんは、国内外を問わず、たくさんの旅のご経験をお持ちです。
今日は、オーストリアのウィーンを旅された時のお話をおうかがいしていきます。

ー ウィーンの人達の、文化に対する気持ちとか深さを改めて僕らは感じました ー



干場「谷村さんが、オーストリアのウィーンを旅された時のお話をおうかがいしていきたいのですが、いつ頃行かれたんですか?」

谷村「1990年ですね。ちょうどその前年の88年、89年と、ヨーロッパでオーケストラとセッションするというアルバムを作っていたんですよ。88年がロンドンシンフォニーと、89年がパリのオペラ座ですね」

干場「じゃあ、錚々たる所ですね」

谷村「それで、90年にウィーンでやるとなって、その時にウィーンのオーケストラがレコーディンコンサートをする為に、特別チームを作ってくれたんですよ。オーケストラの人達とレコーディングして、それがすごくいい出来だったんですよ。そして、彼らが日本でツアーをやってくれと言われて、それで、日本で全国ツアーを9カ所くらいやったんですよね。オーケストラを呼んで、飛行機2台に分けないと駄目なんですよ。来るバイオリンがストラディバリウスとかですからね(笑)」

干場「ストラディバリウスとなると、1億円くらいしますよね(笑)」

谷村「もっと高いですね(笑)。台風の最中ですけど、土砂降りの中1万人が来てくれてるんですよ。そしたら、オーケストラの連中がテンション上がっちゃって「新司の故郷だから、気合い入れてやろうぜ!」と、クラシックの連中が"イエーーーー!"とか言い始めてね(笑)」

干場「ロックミュージシャンというわけじゃないのに(笑)」

谷村「彼らが、ポップスのスピリットをすごく感じてくれる様になって。そうすると今度は、彼らが凱旋コンサートをウィーンでやろうと言ったんですよ。ウィーンのコンツェルトハウスという、クラシックの殿堂があるんですけど、そこでやったんですよ」

干場「それは、すごいですね!」

谷村「客席は、みんなフォーマルなんですよ。ベートーベンの彫像があったり、すごいところなんですよ。ウィーンの連中はクラシックなんだけど、ポップスのスピリットを伝えるというテーマを体現しようとしてくれたんですよ。すごい地味なオーボエのやつが、タキシードを着て、サングラスかけてるんですよ(笑)。それは、意味を取り違えてるかもしれないけど、盛り上げようとしてくれるのが分かったんですよ。最後はスタンディングオベーションでしたね。その売り上げを、ウィーンの美術館の修復費用に寄付したんですよ。素敵だと思ったのが、その事にすごく喜んでくれて、オフィシャルの記者会見をセッティングしましたと、それがホーフブルク宮殿のマリーアントワネットの間というのを空けてくれたんですよ(笑)」

干場「マリーアントワネットのいた所ですか?それは、すごいですね」

谷村「そこを記者会見場にして、僕らも「えーー!」と思いましたよ(笑)。そういう事をしてくれた事に、ウィーンとしての感謝をこういう形で表したいと言って下さって、ウィーンの人達の文化に対する、気持ちとか深さを改めて僕らは感じました」

干場「ウィーンを舞台にした映画に、名作「第三の男」がありますが、谷村さんはこの作品はとてもお好きとおうかがいしました」

谷村「ラストのシーンがウィーンの外人墓地なんですよ。僕はここに行きたい!と思って。映画を観て、行きたいと思うと、後先考えずに行っちゃうんですよ(笑)」

干場「前にお話うかがった時に、ギターを持ったきっかけが、映画だったと聞きましたね」

谷村「当時の文化というと、映画が一番なんですよ、インターネットも無い時代ですからね」

干場「目と耳で入ってきますよね」

谷村「イタリア映画の「ひまわり」を観て、ひまわり畑を観たいと思って、マラガまで行ったりね」

干場「映画と音楽が、かなりリンクされているんですね」

谷村「それと旅が、僕の場合は全部くっついてくるんですよ」

干場「なるほど。映画を観てあそこに行ってみたいなと、旅をして、その空気を吸って音楽を作って、人生が集約されていますね」

谷村「今思うと、ずっと無茶してますね(笑)」



「船の中は、クリーニングサービスはあるのでしょうか?小学校入学前の子供を連れていく事は可能でしょうか?また、その場合の料金設定はどうなっているのでしょうか?」

クルーズ船の中では、クリーニングサービスも手軽にご利用が出来ます。
また、セルフランドリーもありますので、簡単な肌着や下着は洗っていただく事が出来ます。

クルーズというと、大人の旅というイメージですが、実はお子様連れにも安心・安全な旅が出来ます。
船の中のアクティビティは、たくさん揃っているので、お子様連れの場合は、
子供向けのプログラムが用意されているものを、お選びになられるのがオススメです。

料金は船会社によってマチマチ。
船会社によっては、夏休みの間はキッズフリーというシステムがあり、
18歳以下のお子様が同じ部屋に入る場合は、料金が無料の場合や、ファミリー割引が適応してるグループもあります。

夏休みを利用して、そういうシステムを活用してただくのもオススメですよ。